パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞、未公開DVD、お気に入り自己所有のビデオ・DVDの感想などネタバレ有りで記録しています。

僕だけがいない街 ★★★

2016年03月23日 | アクション映画ーハ行
三部けいの大ヒット・コミックスを「カイジ 人生逆転ゲーム」「るろうに剣心 伝説の最期編」の藤原竜也主演で実写映画化したミステリー・サスペンス。“リバイバル”という不思議な現象に巻き込まれた青年が、現在と小学校時代を行き来しながら誘拐殺人事件の回避と真犯人の特定に奔走するさまをスリリングに描く。共演は有村架純、及川光博、杉本哲太、石田ゆり子。監督は「ROOKIES -卒業-」「ツナグ」の平川雄一朗。

あらすじ:ピザ屋でアルバイトする売れない漫画家の藤沼悟。彼は、事件や事故に遭遇すると、その原因が発生する直前の時点に時間が巻き戻る不思議な能力を持っていた。しかし自ら“リバイバル”と呼ぶその現象はいつ起こるかも分からず、彼にとっては迷惑な能力でしかなかった。ある日、リバイバルのせいでケガをした悟。他人と距離を置いて生きてきた彼だったが、心配して病院に付き添ってくれたバイト仲間の愛梨と思いがけず距離が縮まっていく。そんな中、悟が再びリバイバルに遭遇した時、一緒にいた母・佐知子が何かに気づく。しかしその直後、佐知子は何者かに殺害されてしまう。するとまたしてもリバイバルが起こり、悟の意識は1988年のまだ小学生だった悟自身の頭の中に飛んでしまう。それは、同級生の雛月加代が被害者となった連続誘拐殺人事件が起こる直前だった。全ての鍵はこの事件にあると確信し、雛月を守ってみせると決意する悟だったが…。

<感想>時間が何度も同じ場面に巻き戻るといえば、トム・クルーズの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、というSFアクション映画とか、同じことを何度も繰り返す恋愛もので、「恋はデジャヴ」があるが、この作品での主人公、悟は短い時間を逆行して繰り返したあげくに、母親が殺されるという。それに、犯人が息子の自分だと疑い警察が追って来る始末。
警察に追いかけられて、転んでしまい、あれよと言う間に18年前の少年時代に戻ってしまう。それに、その時代では子供が次々と殺されていくという連続誘拐殺人事件が起こっていた。その事件と、母親の殺しが何らかの関係があると睨んだ悟は、少年時代と行ったり来たりしながら、犯人を探し見つけるのだ。それに、同級生の加代と母親も助けるというという大胆な発想。

その当時の子供誘拐殺人事件の犯人が、白鳥という青年が犯人だということで、捕まり刑務所に。しかし、悟はどうしても白鳥が犯人だとは思えないのだ。冤罪で捕まった白鳥、本当の犯人は他にいると、独りで探偵みたいに推理をして見つけ出すのだが、その犯人は頭がいいヤツで、子供の悟が自分を真犯人と気付いた時に、車に乗せて橋から川の中へと落としてしまう。
だが、病院で息を吹き返したのは大人の悟。過去に意識が戻り何度も時間帯を繰り返しつつも、未来を変えるという設定なのだが、心配顔の母親がいるのに安心して、まだ犯人が近くにいると嗅ぎ付ける。

実に、人々の必死さの度合いがケタ外れで、現在と小学生時代を行き来して事件を未然に防ぐという主人公のむちゃぶりに感動してしまう。これは、繰り返す不可思議なタイムループのようにも取れる。

主人公の悟が「リバイバル」と呼ぶほんの数秒単位で過去の繰り返しと、やり直しも面白かった。子役の悟役の“中川翼”ちゃんが余りにも演技が上手いのに感心。
主人公の母親が、悟の小学校の頃に離婚をして、母親一人で育て上げた主人公の優しい心に胸が熱くなります。母親は洞察力に優れた元報道人という設定なのだが、悟の同級生の雛月加代が不登校生で、加代の家まで訪ねていく悟。

すると家の裏の小屋で、まるで乱暴されたようなアザだらけの加代を見つける。母親にも話、担任の先生にも話て、児童相談所に加代を引き取ってもらおうとするも、加代の母親は男を家に入れて、娘を暴力で痛めつける。

この加代との関係がこの物語の「リバイバル」という状態で、大人の悟が小学生の時代と行ったり来たりするのだ。犯人が、担任の先生だと分かるも、幼い悟にはどうすることもできない。川に捨てられて助かったのは、大人の中の悟の妄想の「リバイバル」なのだろうか?。

現代では、アルバイトのピザ屋でアイリという彼女と出会う。有村架純が扮しているのだが、バイト代でカメラマンになりたいと頑張っている。二人は恋人同士にはならない。それに悟が、病院に入院している時に加代が見舞いに来ていた。結婚していて、妊娠しているらしくお腹が大きく幸せそうな加代。どうやら、子供時代に母親からDVの被害を受け児童相談所へ引き取ってもらい、養護施設で成長して結婚したらしいのだ。悟の安堵の顔が見れる。

悟の口癖「正義の味方は死なない」といっていたのに彼は殺されてしまう。幼児誘拐殺人鬼の先生は、その後、現代では養子に入り名前を変えて市議会員を務め、それでもまだ幼児誘拐を続けていた。それを悟の母親が目撃して、殺されるという。しかし、悟の「リバイバル」の機転で、母親は救えたが、自分は犯人の先生に殺されてしまうというラストに、時間と殺人事件をお手玉する、主人公の唐突さもご都合主義的でつまらない。
これまで全ての事件を、マンガで描いて編集者に好評を得るのに、もたいない死に方だと思う。

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