パピとママ映画のblog

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タチャ 神の手 ★★★

2015年02月03日 | アクション映画ータ行
日本でも高い人気を誇るK-POPグループBIGBANGのT.O.Pが、若き天才いかさま師を快演するギャンブルドラマ。常識では考えられないギャンブルの才能を誇るものの、大損してしまった青年がさまざまな賭博師と対決しながら再起していく。メガホンを取るのは、『サニー 永遠の仲間たち』などのカン・ヒョンチョル。共演には、『青い塩』などのシン・セギョン、『ベルリンファイル』などのクァク・ドウォンなどの実力派が結集する。緊張感たっぷりの勝負シーンはもちろん、T.O.Pが見せる華麗な札さばきや肉体美にも注目。

あらすじ:ソウルの賭博場で、すご腕のいかさま師「タチャ」として名をとどろかせるテギル(T.O.P)。ある賭博場を訪れた彼は、そこで初恋の相手だったミナ(シン・セギョン)と思わぬ再会を果たしたことから集中力を欠き、大負けした上に巨額の借金を背負ってしまう。失意に暮れる中、テギルは同じいかさま師であった叔父の相棒グァンリョル(ユ・ヘジン)と遭遇。彼の指導のもと再び腕を磨いた彼は、闇金業者のドンシク(クァク・ドウォン)や伝説的タチャであるアグィ(キム・ユンソク)との戦いに臨むが……。

<感想>「戦火の中へ」や「同窓生」などで俳優としても活躍しているT.O.Pの主演作です。シネコンで上映しているのですが、ファンの人たちだけ見たいで3,4人の観客だけ。これでは、今週で打ちきりかも。
子供の頃メンコの達人だったテギルは、人並み外れた花札の手さばきと天性の勝負強さを見せていたが、初恋のミナと出会って大負けしてしまう。ヒロイン役のミナにはシン・セギョンが花を添えていました。

故郷を出た彼は、ソウルで賭博場に勤めてボスに認められ、金持ちの女社長の愛人になりながら、順風満帆。だが、女社長をボスがハメようとしていることを教えたことで、勤め先の賭博場は壊滅。さらに凶悪な闇金業者のドンシク(クァク・ドウォン)のいかさまに引っかかり、全財産を失い、大怪我をしてしまう。この時には、端正な顔立ちのT.O.Pの歪んだ痛々しい顔と、上半身の肉体美を拝むことができラッキーでした。

どん底に堕ちたテギルは場末の賭場で凄腕のタチャ(いかさま師)と知り合う。それが、叔父の相棒グァンリョル(ユ・ヘジン)で、即、弟子入りを志願し、師弟コンビを組む中でテギルは勝負の極意を身に付けていく。

そんな時、初恋のミナがドンシクの手下に捕まっていることを知ったテギルは、命がけの勝負に出て彼女を取り返すものの、ドンシクの怒りをかってしまい、師匠のグァンリョルを失うことに。悪を憎むテギルは、ドンシクに最後の勝負を挑む。

ドンシクの仕向けた、伝説的タチャであるアグィ(キム・ユンソク)との大勝負に、テギルは勝つことができるのだろうか。「ファイ 悪魔に育てられた少年」「哀しき獣」に出演していた大物俳優のキム・ユンソクが、伝説のイカサマ師アグィを演じている。やっぱ、貫録あります。

それが問題なんですね、殆ど勝負の勝ち負けは、いかさま博打で、どっちがそのペテンを見破って勝つのかが勝負。花札のルールを知らないと見ていてつまんないですよね。その花札が何枚揃っての勝ち負けなんか、覚えていらんないし。でも、いかさまを見破られて乱暴されるT.O.Pを見るのは辛いですよね。
韓国映画の中でも結構グロイシーンを見ますが、こちらでは手首から斬り落とされたり、悲惨なシーンには眼を疑います。それが、ハラハラ、ドキドキなんですから。
最後の切り札は、グァンリョル師匠に教えられた、手札をすばやく口の中へ入れて飲み込んでしまうこと。これを恋人のミナに話してあげるころには、二人は安全な場所にいるってこと。
派手なポロシャツに、花札の柄も派手だから、それにT.O.Pが華麗な札裁きを見せるシーンは、やっぱり華があり見せ場を作ります。殆ど、彼の独断場でワンマンショーといっていいでしょう。
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