「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20200908

2020-09-08 | 矮小布団圧縮袋

〇「ハレマシタネ」植え込みのところにいるキイロイトリ。今日も朝から夕方まで作業と会議。
 「新潟空港に緊急着陸」などという見出しのニュースで今年の1月に見て以来ずっとごぶさただった空港の景色をみた。おろされて逆切れしてうちの地元で暴れたりしないでほしいもんだ。
 BGM:フルート協奏曲 海の嵐 / ヴィヴァルディ (名曲アルバム、BSP 8/28 5:55~)

 今、留守録していた鬼平犯科帳'82「梅雨の湯豆腐」(BS11 9/8 16;59~)を見ていた。池波正太郎の短編「梅雨の湯豆腐」のエピソードを鬼平の話の中に組み込んだみたいなストーリー(脚本・下飯坂菊馬)だったが、この浪人・宮沢要役が最晩年の岸田森さんである。よくサンバルカン嵐山長官が最後といわれるけれども、ゲスト出演のこれはすごい。相手を斬った後に何ともいえないあのやるせない表情で、鬼平を見て死地を悟ったかのごとく吸い込まれるように刀を構えるのが素晴らしいのです。これでまだ43歳ですよ(!)と気づくと、あまりにも若くして亡くなったんだなあと愕然とする。子ども心に「かっこいいのにどこか怖い」ポスターからしてトラウマな存在の人だった上に訃報も凄まじくショックだったけれど、映像を見る機会のそのたびに、出現すると画面の空気が一気に変わってしまうようなあの独特のインパクトに打たれる。(20200907)
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20160530

2016-05-30 | 矮小布団圧縮袋

〇週明けで朝から再び業務開始。
 (写真:小城市の羊羹資料館前からキイロイトリがお届け中)

 本日のBGM:
・Mother / John Lennon
 映画「Nowhere Boy / ひとりぼっちのあいつ」(2009、英・加、IMAGICA BS 5/30 21:00~)
 ジョン・レノンの伝記的「青春映画」である。自分は中学生の頃やたら小説というかノベライズ版のビートルズの伝記とかノンフィクションとか読みまくったので、この有名な複雑な事情の生い立ちの話も知っている。ポールのお母さんが亡くなった話もわかるが、ジョンのこれは屈折するだろうな。大変ですよ。
 それに1970年頃、たぶんBSN新潟放送あたりでMotherをBGMにしてる局CMみたいなのが夕方テレビで流れていたのを幼児期に見ているような気がする、というのは以前にも書いたことがある。何か子供心にも悲しくなる曲だったという記憶だ(ちょうどその頃、世間は解散の頃で騒ぎだったんだろうし)
 主人公役がキックアスの人だった。元の顔はあんまり似ているって感じでもないのに、なんとなくジョンに似てくる気がしてくるというか上手な人なんだろう。不良っぽく荒っぽい感じもしつつ繊細な感じというのがよく出ているように思う。

それが終わると、ラジオのつよしくんのどんなもんヤが始まるまで(ブンブブーンはたぶん寝てしまうのでタイマー録画だ)待機している間
・怪奇大作戦 ミステリー・ファイル #1血の玉(ファミリー劇場、5/30 23:00~)
 で、ゲストがジョン・レノンつながりというわけでもないが安田先輩である(爆)
 これをNHKのBSプレミアムで2013年に最初に見た時はあまり良く知らなかったのだが、確かに放送時に、番組について検索した時、ネット上が「安田さんだ!」となんとなく騒然としていたのは覚えている。その意味は、後でわかった。なるほど、みんなが騒いでいたのは、そういうことだったのか。
 昔の怪奇大作戦の「死神の子守唄」だと、妹の病を治すための兄(草野大悟さん)の人体実験、てな話がありましたが。こっちは親子なんですな。それにしても気持ち悪い。
 …と、見ているうちに、来ましたよマッド・サイエンティストがww
 犯罪的科学者、って言っても「氷の死刑台」の西沢利明さんみたいなのは冷酷で一貫してるから、視聴者は「時代劇の悪役」ぽい「悪い奴だ」、と切り離して見ていられますでしょ(怪人の方がよほどかわいそう)。「白い顔」のおやじの方だって、随分身勝手さ極まりねえな、と思ったし。
 松戸の役の方は(3年前の初放送の時、ファンの人はそういう視線で見ていたのね、というのが、今見るとよくわかる)演者がそういう人だと知っていて見ると、何か本当に娘可愛くてしょうがないお父さんって感じがしてくることもあって、さらにかわいそうなんだけれども。却ってその分、「多分普通の人だったであろう人が、絶望的な自分勝手さでもって、多分自分もおののきながら陥ってる」感じの悪魔的所業が、やっぱり非常に怖いわけで。(20160530)
 
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20130416

2013-04-16 | 矮小布団圧縮袋

○先日の映画「ヒッチコック」でジェームズ・ダーシーのアンソニー・パーキンスそっくりさんの話でふと偶然書いたばかりだった西沢利明さんが、なんと亡くなられていたという。突然ネットで知って、正直驚く。コム長官の時はさすがに毎回見てはいないが、むしろ「刑事コロンボ」の悪役の声とか、土日のテレビ洋画劇場とか洋物のドラマなどの吹替でたくさんお世話になっているはず(だからアメリカ人の大人の男優は、西沢さんみたいな声の日本語でしゃべっているんだ、と子供の頃から思い込んでいるのだ)。ただ見目の美しい人、というのではなくて、かっこいい声で演技派の話し方語り方に説得力があって、その上に登場すれば特徴的な美形でもあるのに、しかも時代劇なんかだとえらい悪代官な上に(アランドロンもまっつぁおな)華麗にグレイトな御最期を毎回ラストでお遂げになる(へんな敬語ww)となれば、昔から、逆に親しみすら覚えるほど心に残ってしまっているのも無理はない。その「悪いやつ」がなんか却って楽しそうな感じなのが、さすが役者なのだろう。
 色や金の欲まみれで見るからにぎらぎら脂ぎっている感じの悪役とは真逆の、かといって麿などとは気軽に呼びにくい位の、教授とか博士とか風のリアルにノーブルな品格+姿勢の崩れない、すらっとスマートなスタイル+かっこいい声、って条件が揃っているのに、これがまた凄く憎ったらしいくらい悪いエリート知能犯とか、という感じの悪役だった気がする。三浦涼介くんを褒めてたのを数年前にも読んだことがある、その氏のブログも文学的かつ演劇的な趣味の香りに満ちてたんだが。
 「江戸の牙」で同僚の同心の西田健と京本政樹を非情にも暗殺し、配下の奉行所同心数十名でもって荒野で待ち構えて天知茂たち牙4人を迎え撃つ大殺陣、という有名な回「見習同心・純 暁に死す」の、あの冷酷非道な首領格が西沢氏でしたからね。怪奇大作戦の「氷の死刑台」の時も悪かったなあw。…ということで、また一人、立て続けに名優とその「声」が去るのが惜しまれる。

本日のBGM:
 宇宙刑事ギャバン /串田アキラ
 (作詞:山川啓介 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:馬飼野康二 )
 若さ、若さってなんだ。昨年のコム長官の「THE MOVIE」あたりが最後の映画ご出演になるのか。かつこの歌って宙明&馬飼野だったのね。そういえば堂本光一が十八番?らしくてKinKiのコンサートで歌ってたこともあったっけ。

※写真:警固公園の新緑
 今朝からボストンマラソンの爆破事件や、イラン東部の地震や、愛知の刃物男事件やら、今日は一日中ニュース速報が騒然としている。何が起こっているのか。(20130416)


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