「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20120730

2012-07-30 | 矮小布団圧縮袋

○奈良西大寺のshamanipponライブも29日に無事終幕を迎えたようでおつかれさまです。この土日も出勤でなかなか書く時間がない毎日ですが、ぼちぼち更新しております。

(奈良市内のお散歩つづき)奈良といえば奈良時代など古代のイメージかもしれないが、実は不思議な建築物があちこちにあることでも知られている。今回やっぱり来たのは、ちょうど2年前に、(まだこの「別室」では「近代化遺産シリーズ」は始めていなかったが…)リラックマと一緒に通ったことがある、JR奈良駅旧駅舎[昭和9年(1934)改築]。2003年まで現役のJR駅だったものが、現在は「奈良市総合観光案内所」として利用されている。
 奈良はさすが、古代の古墳から仏像から社寺建築から何から、古いものを大切にするノウハウと精神はプロフェッショナルだ(爆)と思う。改築にせよ遺構を必ず調査してから進める。そんな古い場所なら、昭和初期の建築なんて平城京跡から比べたらついこないだでしょ?たいして昔のものじゃないんじゃないの?なんて扱いじゃなかろうか?などと心配するのは素人の浅はかさ。ここはそんなみみっちいことは言わない。遺構を必ず調査してから進めている。奈良の人はちゃんと大切にして「あった場所から北へ18m移動して」移築保存したのだ。特徴的なデザインですからね。こういうのが古都の心意気ってもんじゃなかろうか。(比べてどうだ?直方駅は?そういうのを大切にする心がないから、だから福岡は、どんなに歴史が古くたって「古都」にはなれないんだな。と個人的には感じるのである)

  
内部の天井付近の意匠とか。
キイロイトリ「コンナ トコロニ マタモヤ フクヘイ ハッケン♪」
 →働き者の「せんとくん」サービス中ww

 
現役のJR奈良線は高架になっていて、いかにもな都市の駅前風景。それにしても暑い。

本日のBGM:
映画「女吸血鬼」(新東宝、1959)(日本映画専門チャンネル  7/30 19:00~)
 音楽:井内久(モダンだが不協和音で不安をあおる音楽w) 
 お嬢さん池内淳子のかわいらしさはもとより、歴史的には岸田森より先に天知茂が大暴れ(笑)な、(youtubeでどっか予告編かなんか見て以来、見たかった)聞きしに勝る吸血鬼映画(だが狼男とかジキル&ハイドみたいなのが?混じってたりするんで、よくわからないww)。
 もう絶対、時代劇専門チャンネル・日本映画専門チャンネル・チャンネルNECO・ファミリー劇場その他の関係者に、絶対連動企画並みにマニアがいるとしか思えない→天知茂という人はそういう意味で何か凄いというか、新東宝でも時代劇でも江戸川乱歩美女シリーズでもこんな「とんでもない」ような様相(洋装?仮装?)を時々見せつつ、すこぶる「大真面目」に演じてインパクトを残してくれるので、油断がならなくて楽しいw(他の当時の新東宝の、今知られざる配役陣の多くが結構棒なので、それにひきかえ、ってところもあるか)。
 だいたい「画家」と称して絶対怪しい黒ハット黒サングラス黒スーツ紳士てのはないだろう(笑)かと思うと突然「ひらひらオスカル白ブラウスに黒マントにサングラス」(※すみません、モノクロ映画なので、色わかりません^^)で忽然と現れ女性を奪取、憎々しく高笑いしながら「天草の血の呪いの恐ろしさを知れ!」(いきなり昭和30年代の島原とか出てくるし!)とかの決め台詞(時代劇ですかっww)を決めちゃうのも、空中飛んじゃったりするのも、カリガリ博士一歩手前みたいな表現主義もどき館と怪奇セット(地下室なのに底なし沼??)とフリークス的な要素だのも、なんか全体として変てこなんだけど、ただならないノリと勢いを感じるのだ。※「土ワイの明智先生シリーズで時々特撮変身ヒーロー物なテイストがあっても違和感が全然なかった理由」がよくわかったぞ(「こまけえところはいいんだよ!」ってやつか・笑)。
 これと今週は「東海道四谷怪談」(新東宝、1959)とか、納涼・中川信夫怪奇映画特集やってるようです(世間は「夏休み」だったのか、って、忙しくて忘れてたよ)。あまりにも暑すぎるからか。わくわく。(20120730)

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