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「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20110703

2011-07-03 | 矮小布団圧縮袋

○急ぎの資料を収集するのに天神の本屋へ買物に出た。ついでに「電車に乗りゃすぐ30分だし」と思って、久留米の石橋美術館の「高島野十郎 里帰り展」を見に行く。図版やweb上の画像じゃなくて、自分が美術館に見に行きたい絵、というと、フリードリヒとかクノップフとか「BGM無しで見る絵」である。生の絵の質感で、もう「既にそこに何かが流れている」感じがするから、何も音楽無しでずっと見ていたい。高島野十郎の絵もそういう感じがして、絵の前でずっとゆっくりと時間がたっていくのを味わえるところで、過ごすのが良い。今回新たに興味を持ったのが、彼が最初若い時は文字通り「さかなクン」みたいな水産学の自然科学者の道もあったかもしれなかったことだ(そして、今日の展示ではあまり「魚の絵」というのはない)。ただ細密だとか「光」の画家だとかいうだけではなくて、雪や雨や空気の乾湿やその気象・気候、静物でも植物でも、その観察と属性の的確にして真摯な把握がある。どちらかというと洋画なはずなのに日本画のようなものも感じられる時があるのは、日本の自然を描いているからだろうか。


 美術館の周囲の庭園も歩いてきた。こういう植物がたくさんあるのと今回の展示とはテーマが近いですな。(バラ園と、滝のある日本庭園と、キイロイトリもむすび丸も久しぶりにお散歩です。梅雨で降ってる時は外に出られなかったからね。少し蒸し暑いけれど、降りそうで降らない曇り空の下、思ったよりお客さんがいます。)

    

 昼食は西鉄の駅内の米Cafeで焼カレーセット。焼カレー文化というのは九州のものなのか。それにしてもドリンクもサラダもスープもバーで取れるので、結果的に大変な量のコースになっていくのが凄い。えらいサービス、というか気のせいか福岡より物価が安い感じがするのだが、さりげなく文化的に豊かなんじゃないだろうか?筑後って。と、来る機会があると、その時ごとに思う。結構短時間の滞在ながら集中的に目的を果たして帰還を急ぐ。


本日のBGM:
 Music Japan (NHK総合 7/3 ) Good Luck My Way (L'Arc~en~Ciel)の前に、味の素スタジアムでDriver's Highを演奏している、ということは明らかに二日目の5月29日の映像である。あのとんでもない豪雨のアリーナの中に凄まじい雨具状態で自分も混じっていたのかと思うと、今見てもその歴史的酔狂さに照れる。(20110703)



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