うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

思ひ出・・・

2010年08月21日 | 日記
「思い出の味」、「懐かしい味」、というのは誰にでもあると思います。

もちろん家庭で味わった料理もそうですが、「お店」で食べた思い出の味は
懐かしくて、故郷に帰るとついつい足を運びたくなるものです・・・。

今回そんな懐かしの店に行ってまいりました。


 


長浜の駅前通りにあるこの地味な店、「茶しん」といいます。
ここの名物は「ホワイト餃子」、厚い皮にくるまれた、饅頭のような餃子を「カリッと」揚げ焼きしたものです。


高校生の頃は、店はガラガラ・・・
いつでも食べられたのに、今や休日ともなれば並ばなくてはなりません。
しかも昼過ぎには完売してしまします。

ここは6つ上の兄も大好き。
「茶しん いこーやぁ」と珍しくぴったり意見があったのでした。




こちらがその「ホワイト餃子」。

うーん美味しい(涙、涙)。
高校時代の思い出がよみがえってくるよう・・・。

オーダーしてから30分近く待たされ、「どーなってんねん!」と思っていたのも吹っ飛びました。

小汚い店、滑る床、そして熱すぎる餃子(猫舌にはムリ!)
すべてがあの日のままではありませんか!


餃子以外もご紹介しましょう。



こちら名前を「イタリアン焼きそば」と言います。
なんともインチキ臭いネーミングであります。

焼きそばにミートソースがのっかているという、B級グルメを地で行っているようなメニュー。






「中華そば」

なんとこの店には【ラーメン】と【中華そば】の2つのメニューがあるのです。
こちらは「あっさり」、淡い味です。

ラーメン激戦区の東京へ持って行ったら、コテンパンにされる商品でしょうが
「思い出」と「350円」のびっくりプライスに迷わず☆3つ進呈します。



「あぁ、やっぱ地元はえーなぁ・・・。」

遠く離れて約20年、硬い餃子を頬張りながら【自分のルーツ】を実感したのでありました。




長浜のまち

2010年08月18日 | 日記

実家の隣町「長浜市」。 (最近、市町村合併で私の実家も長浜市となったが)

豊臣秀吉がはじめて構えた「長浜城」の城下町であるこの町は
全国的に見ても貴重な「町おこし」に大成功した町だ。

琵琶湖を望む、風光明媚なこの町、私が高校生のころは様々な経済活動が国道バイパス沿いに移り
駅前はかなりさびれた 「シャッター通り」 寸前だったのである。


 はじめはこの一角だけだった。


それが今から約15年ほど前、古い商家や蔵の建物を活かした「再生活動」がスタートした。

ガラス細工の工房を中心とした町おこしは、その後どんどんその輪が広がり
今では観光客がどっさり訪れる、一大観光地にまで成長してしまったのである。


 東西南北にどんどん広がっていった


ガラス細工のみならず、地元の食材を販売する店、おしゃれなレストラン、バー、カフェなどなど・・・。
私が住んでいた頃には考えられなかったようなおしゃれな街並みが広がっている。


しかもほとんどが既存の建物を利用したものばかり。
まさしく 「町の再生」 である。


 昔の商家をそのまま利用


 こんな街並みが延々と広がります


じっくり見て歩くと一日くらいかかるでしょうか。
しかも、「いかにも観光地!」といった趣ではなく、日常生活がいい感じに織り交ざっているのがいいところです。

かなり優秀な外部コンサルタントが入っているものと思われます。
そして「建築条例」をはじめとした、各種法的な仕組みを町がしっかり整備してバックアップしているのがわかります。



  

こんな路地も魅力的、パリでいうところの「パサージュ」のような雰囲気があります。





ステンドグラスの体験工房。このような体験型の店が多く存在します。





昼ビールスポットもありますよ・・・。






このような「一休みスポット」も点在。


最近ではガラス工芸のみならず、染色、陶芸などの様々なアーティストが拠点を構えだしているようです。
ニューヨークのソーホーみたいになったりして。

今後の展開が楽しみな、マイホームタウンのご紹介でした。


帰省

2010年08月17日 | 日記
実家に家族で帰省しておりました。


  中庭


このブログにも何度か登場している滋賀の実家、やはり落ち着きます。

実家は商店街で個人商店を経営しているため、敷地は細長い「うなぎの寝床」。
通りから奥まった所に「中庭」を設けた造りなのですが
この「中庭」がなかなか良い雰囲気であります。



  


この中庭を囲むように、「茶の間」と「水回り」がL字型に囲むプラン。
もう30年以上前の建物ですが、自分の実家ながら面白いプランだと思います。



  流し



庭の奥にはこんな地下水が流れる「流し」があり、一年中豊富な地下水がわき出ています。
この水がなかなか旨い、しかもひんやりと冷たいのです。

実家に住んでいるときは何とも思いませんでしたが、なかなか贅沢なものです。



  目隠し


夏といえば「すいか割り」。
もちろん今年もやりました。



  とりゃあー!


静かな、夏の時間でした・・・。


 

暑さの副産物

2010年08月12日 | ガーデニング
  今朝のお庭 



毎日「お暑うございます」。

今年の暑さは尋常ではない、しかも雨が降らない・・・。
この前ちゃんと降ったのは7月の「野馬追い祭り」のころだから、7月23日。
ということは、もう2週間以上まともに雨が降っていません。


でも、この尋常ではない暑さのおかげで、芝生はかなりのコンディションであります。
毎日、こまめにスプリンクラーをまわしている甲斐もあって、青さ、密度ともに素晴らしい状態です。





この密度、もはや人工芝と間違えそう・・・。
イメージ的には「フロリダあたりの豪邸の芝生」ってな感じです。(見たことないけど)




芝生を植えて3シーズン目。
様々な苦難を乗り越えてここまで来ました。(かなり大げさ・・・)

今日は自信を持って言えます。

「うちの芝生が一番青いっ!」

書評 ~ 裸でも生きる

2010年08月09日 | 日記
本日は書評です。
今週のチョイスは 

「裸でも生きる」~25歳女性企業家の号泣戦記   山口 絵理子 著

アジア最貧国のバングラデシュで製造したバッグを、日本で販売する「マザーハウス」代表山口氏の著書。

マザーハウスの商品はネットでしか見たことありませんが、どれもとても魅力的な商品です。
近いうち大ブレイクして、しっかりマーケットに根付く、そんな予感がしてます。





凄い人である。
以前【情熱大陸】で取り上げられた時に「スゴイ!」と思ったが、今回さらにその思いが強まった・・・。

小学校の時イジメにあい、6年間「一度も給食を食べない」というつらい時期を過ごす。
その反動で中学校では非行に走り、その後「柔道」の道へ。

強豪校の誘いを断り工業高校の男子柔道部へ入部!
埼玉県一の【男子】強豪校で唯一の女子部員として、ボロボロになるまで柔道に打ち込む。

念願の埼玉県優勝を果たしたあと、偏差値40から受験勉強を始め、
わずか数カ月で慶応大学に合格!

国際機関で働くという念願をかなえ、在学中にワシントンの国際機関で
インターンとしてODAに携わる。

でもそこで彼女が見たのは、国際援助を実際に行う【現場】と【現地】とのギャップ。
現地の実情などお構いなしに、ただ「お金だけが流れていく」という現実・・・。


「現場を見なくては始まらない」との思いで訪れたバングラデシュで彼女が見たのは
人間の最低ラインの衛生状態をはるかに下回る【スラム】の壮絶な光景だった・・・。



この国のために何ができるのか?

その結論が、現地で生産したバッグを日本で販売し、
その利益を現地に還元、雇用を拡大していくというもの。
単なる施しではなく、現地の人々に自信と誇りをつかんでもらう、という目標だ。

その道程は決して平坦ではない。
度重なる「裏切り」、政情不安からくる「恐怖」と「腐敗」。


これだけ書くと何か「豪胆な」人を想像しそうだが、小柄ないたって普通の女性だ。
しかも「泣き虫」。
いろんな逆境に出会う度、「泣いて、泣いて、また泣いて・・・」

それでも彼女は歩き続けるのである・・・。
ここが本当に凄いところ。


ココロに勇気が湧いてきます!
この夏オススメの一冊ですよ。



コブクロの「DOOR」という曲に、こんな一節が出てきます。


【夢見ること】が全てじゃなく、【叶えようとすること】が全て・・・


まさしくこんな感じの人だなぁ・・と思いました。
自分より8つも下の人がこんなに頑張っている・・・  自分も見習って頑張ろう。