うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

道具

2011年07月27日 | 日記



現在、ビジネスバッグとして愛用しているのがこちらのトートバッグである。

「メイド・イン・イングランド」のこのバッグ、数年前に少々ムリして買った。
ずっと欲しかった品でもある。
(と言っても、常識的なお値段の品ではある)

分厚いキャンバス地で出来たこのトート、飾り気も何もない。
しかし非常に堅牢に作られており、その堅実な雰囲気が大好き。

とても大切に使っているので、どんどん愛着も増してくる。


この休日はメンテナンスをしました。

まず自宅で使っているパナソニックのドラム式洗濯機の「ホームクリーニング機能」【ナノ・イー】で
さっと無水クリーニングを実施します。

次に固く絞った布で全体の汚れをふき取った後、
レザークリームで色落ちしたトリミングレザーをワックスがけしていきます。




使うのはこの靴クリーム。
ヨーロッパのこういったメンテナンス品はとても良い雰囲気に仕上がります。




古いブラシで丁寧に塗りながら、布で艶だしします。

約1時間の作業でピカピカの仕上がり。



自分にとって、仕事で使う道具のメンテナンスをする時間は何とも「心休まる時間」。
あれこれ考えながら、仕事への鋭気を養います。

イチローもグローブを磨きながら自分と向き合うって言ってたっけ・・・。



これからも10年、20年とずっと使い続けていくつもりです。

書評 ~ 節約の王道

2011年07月25日 | 書評

今週の書評です。

今週のチョイスは




「節約の王道」 林望 著


古典日本文学者にして、エッセイスト、小説家の「大人気リンボウ先生」の著書である。
自称「大いなるへそ曲がり」 リンボウ先生が自身の節約に対する考え方を述べている。

久しぶりに読んだがリンボウ先生の本は面白い。
独特な世界観、流れるような文章、ウイットに富んだ言い回し、などなど。

リンボウ・ワールドは健在なり。


自身の節約術を衣食住、クルマ、旅行、人付き合い、教育などなど 多岐にわたって紹介していく。

・スーパーマーケットへは献立を決めずに行く。

・現金をおろす時には「3万4千円」  
 1万円札を崩す前の4千円が大いなる節約意識をキープする。

・「御馳走されて当然」、の女とは付き合わない。

・クルマは年収の1か月分の車を買う。

・お金に余裕があったら、「子供に投資せよ」。

・プレゼントはしない、もらわない。


などなど。
どれもこれも「あの、思わずほくそ笑んでしまう」言い回しで紹介していくのである。


そして最後にこう結ぶ。

~「草食男子」「弁当男子」  大いに結構。
  でも、何のために節約するのか・・・。

 若い時代に一番大事なのは、一生通用するような技能を身に着けることです。
 そのための【土壌づくり】のためにどんどんお金を使うこと、節約したお金は自己投資に回すべきです。

 10年、20年先を見越して、自己研鑽に励む。
 「自分のために節約しなさい」と言いたいのです。

 自分の頭上にしっかりと「北極星」=「目標」を見据えておくこと。
 その北極星が見えていないと、自分がどこへ行ってしまうか分からなくなってしまいます・・・。




この人の言っていることは「へそ曲がり」ながらも、しっかりとした価値観に基づいています。
そういうところが好きです。

自分にとっての「北極星」は生涯現役で住宅の仕事にたずさわっていくこと・・・。
敬愛する吉村順三氏のような「魂のこもった設計者」に少しでも近づいていきたい。

「節約の本」を読みながら、読者にそんなことまで考えさせる。
リンボウ先生、流石でございます・・・。

ミートローフ

2011年07月22日 | 日記
時々、都立大学駅の近くの業務用スーパーに行くのだけれど
そこでいつも買ってくるのが「合挽き挽肉1キロ入り」である。

お値段お安く、お味もなかなかグッド。

もちろん一つの料理でこんなに使い切れませんので、いくつかの料理を作り置きします。
ハンバーグ、ボロネーゼソース、などとともに作る定番が「ミートローフ」。

本日はオリジナルレシピをご紹介します。

材料

・合挽き肉 400g
・卵 2個
・ゆでたまご 2個
・玉ねぎ 大1個(みじん切りを炒める)
・コンソメスープ お好みで
・にんじん 中1本
・パン粉 少々
・トマトケチャップ (どっさり)
・塩、こしょう
・料理酒 (なんでもOK、安いもので十分)
・スイートコーン
 

玉ねぎをみじん切りにして炒めさましておく。
にんじんはおろし金ですりおろしておく。
(すりおろし人参がポイント、ただし多すぎるとボロボロくずれます)

そこに肉をはじめ、すべての材料を投入し混ぜます。
ポイントはこねながらパン粉を少しづつ入れること。

好みもあると思いますが、パン粉は少ない方がジューシーに仕上がります。




ウチでは混ぜるのにルクルーゼのスパチュラーを使います。
手を汚さず、いい感じでこねられます。




これは友達からハワイ土産にもらったミックススパイス。
なんとも素敵な、高級なテイストが加わります。

下味はしっかりつけた方が良いです。
ケチャップとコンソメがポイント。




アルミホイルを広げ、キャッチボールで空気を抜いたタネを広げ
半分に切ったゆで卵を並べます。

そしてしっかり整形。
ペタペタと叩くように、しっかりやらないとボロボロ崩れます。






オーブンの皿に並べ 180°で60分。
フォークで2か所ほど穴をあけておくとベター。


 うちの安いオーブンでもOK





今回は肉1キロ分の種をつくったので、半分はハンバーグにして
冷凍保存しておくことにしました。

これがまた美味。
我が家はファミレスではまずハンバーグを食べません。





途中、付け合せのブロッコリーを追加し、さらに加熱。






焼き上がりがこちら。

輪切りにして(簡単に崩れるので、包丁を滑らせながら少しづつ)
ソースをつけて出来上がりです。





ハンバーグより肉感しっかりのこの料理。
大人も子供もおいしく食べられますよ。

お試しあれ。



「渋谷の暑さ」について考える・・・

2011年07月19日 | 日記


日曜日、所用で渋谷に行ったら「暑い!」
渋谷という町は なぜか他の町より暑く感じる。

人の多さか、樹木の少なさか??、部分的にフェーン現象が起こっているのか??
体感温度にして5度くらい熱く感じるのは気のせいかしらん?

そんなわけでさっさと恵比寿までバスで移動。
人の数もぐっと減り、一気に涼しくなりました。

僅か2,3キロの距離なのに摩訶不思議。




ガーデンプレイスでは人口噴霧器で霧を発生していました。
見た目にも涼しげ。

子連れにも関わらず、ビール記念館へ直行!



渋谷が息苦しくなってきたのは加齢のせいか・・・。
誰か科学的にその理由を教えてください。





書評 ~ 「ど真剣に生きる」

2011年07月18日 | 書評
仕事や私生活で迷いが生まれたとき
また、モチベーションがいまいち上がってこないとき・・・

私には「助けてもらう著名人」がいる。

中村天風さんと稲盛和夫さん。
そう、このお二人です。
もちろんお会いするわけにはいきませんので、本を拝見するだけですが。

そんなわけで、今回は久しぶりに稲盛さんに助けていただいた・・・。


今週の書評

「ど真剣に生きる」 稲盛和夫 著



氏の著書はいつも「凄いタイトル」だけれども
今回も凄い 「ど真剣に生きる」・・・。



この本はNHKで放送された番組の内容をもとに再構成されたもの。

失敗ばかりで落ちこぼれだった少年時代から、京セラやKDDIを起こし、今に至るまで
その道のりを振り返りながら紹介していくものだ。

氏の言葉は どれもこれもが心に届いて響く・・・。
久しぶりに読んだのだけれど、80近い方のエネルギーとは思えない。


・「それは人として正しいことか・・・」

 ~稲盛氏は今まで数々の問題にぶつかるたび「人として正しいことか」を判断の基準にしてきたという。
  雑念や私心にとらわれず、心を高め、純粋な精神状態になっていれば、決して誤りがない。

  いかん、ちょっと忘れていた・・・。


・ 振り返って思うのは、困難のどれ一つが欠けても京セラの創業は実現しえなかった。
  また幸運というものがあるのなら、それは逆境から掴み取るもの。

 ~穏やかな環境は自分を高めてくれない。
  今の自分は前向きにこんな考え方できてる?



・「ど真剣」に生きなさい。
  いいかげんではうまくいきません。いいかげんなことで人生うまくいくはずがない。

 ~【体育会系的】な考え方が嫌いな私ですが、稲盛さんの考え方は体育会的なだけではない。
  「気持ち」だけではだめで、真剣に「考え」真剣に「行動する」。
  【道徳的・科学的・体育会】と勝手に名づけています。


氏の本を読むたびに「自分は雑念だらけの人間やなぁ・・・」と反省するばかり。
また明日からスタートの切り直しでございます。