Mars&Jupiter

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カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフのシンフォニア 変ホ長調(Grave Eb9)を聴く

2017-10-01 10:04:59 | 古典~現代音楽ドイツ編
今回取り上げるのは、1739年生まれのディッタースドルフが、
1782年頃作曲したシンフォニア 変ホ長調(Grave Eb9)である。
今回聴いたCDはアルバロ・カッスート指揮、
リスボン・メトロポリタン管弦楽団の演奏による。
第一楽章アダージョ-アレグロは、弦楽器でゆったりと始まり、
それに金管楽器や木管楽器も加わり、徐々に盛り上がりをみせたあと、
主部のアレグロに入り、力強い主題が奏でられていく。
もう一つ生き生きとした主題が現れ、提示部が繰り返される。
そのあとは展開部を経て、最後は力強く終わる。
第二楽章アダージョ・ノン・モルトは、
弦楽器により緩やかに旋律が奏でられて始まる。
流れるような主題をもとに優雅に展開していき、最後穏やかに終わる。
第三楽章メヌエットは、軽快にメヌエット主題が奏でられて始まる。
金管楽器も加わり、力強さも加わり、盛り上がる。
短いトリオでは独奏ヴァイオリンが活躍し、
再びメヌエット主題が繰り返されて終わる。
第四楽章フィナーレは、弦楽器による軽やかな旋律で始まる。
フーガ風の壮大な感じに金管楽器も加わり、盛り上がっていく。
モーツアルトの交響曲第41番の終楽章を想起させる感じである。
主題は中間で展開されて、盛り上がったところで最後力強く終わる。
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