なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

外国に資源を求める日本

2011年05月18日 | 政治
住友金属鉱山住友商事
世界の3分の1超のを産出する
世界最大の生産国チリの北部
シエラゴルダ銅鉱山でプロジェクトに出資し
開発に参加すると発表しました

今秋に施設工事などに入り、2014年から生産を開始
計画では20年間の操業で
年平均73万トンの銅精鉱(銅含有率30%)を生産し
半分近くを日本に輸出するそうで
日本の輸入総量の約9%に相当するそうです


又、丸紅双日JFE商事日鉄商事の4商社は
豪クイーンズランド州にあるコドリラ石炭鉱区の権益19・7%を
地元資源会社など2社から1億2600万豪ドル(約110億円)で
取得したと発表しました

同鉱区では鉄鋼生産に必要な良質の原料炭を産出し
採掘可能な埋蔵量は約5000万トン

日本や中国、欧州などで需要が増加していて
各社の権益比率は丸紅、双日がそれぞれ7%
JFE商事が3.7%、日鉄商事が2%

2013年から年320万トンの生産を開始するそうです
生産量の2~3割程度を新日本製鉄や
JFEスチールなどの日系鉄鋼メーカー向けに輸入する計画です


三菱商事は子会社を通じて昨年9月から
カナダ・ブリティッシュコロンビア州で
コルドバ地域のシェールガスを中心とした
天然ガス開発プロジェクトに参加

今回対象となる鉱区は
相当規模のシェールガス埋蔵量が見込まれており
将来的には、液化天然ガスとして
日本への輸出可能性についての検討も進める予定だそうです

プロジェクトは、天然ガス供給源の多様化に寄与するとともに
エネルギーセキュリティー上の大きな効果が得られるとされています

資源の無い日本は、企業が頑張って
将来を見通して、外国との共同事業に参加しています

地震は多いのに資源が少ないとは
不幸な日本ですが、その分知恵たくましさでは
世界一ではないでしょうか