ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

2020年の3・11

2020-03-11 | 経済・政治・社会
あの暗黒の日から9年。

オークランドは雨でした。
一時は窓が開けられない
ほどの久々の大雨でした。


「ママ、なんかテレビがヘン」
当時13歳だった善が言いだし
テレビの前に行くと、前夜に
夫が観ていたNHKのまま。


赤いテロップが急速に流れ
「地震」「津波」という文字
が何度も何度も流れて行き
見るからに非常事態でした。


クライストチャーチ地震
からわずか2週間ちょっと。


あの悪夢が何倍、何十倍
もの規模で日本で繰り返
れていると思うと頭の中が
真っ白になりました。
(※死者・行方不明者数で
みると100倍以上でした)


犠牲者の方々に哀悼の意を
捧げるとともに、ネットで
目にした双葉町前町長の
「原発が壊れる」


「双葉町に帰るには100年
以上かかると考えていた」


「避難解除よりも、避難して
いる人の生活をどうやって
維持していくか。政治はそれを
真剣に考えなければいけない」


「東京五輪も『もう原発事故は
ないんだよ』という政府のカム
フラージュだと思っている」
という当事者の言葉にも真摯に
耳を傾けたいと思いました。


埼玉のスーパーアリーナへの
全町避難は双葉町の存在さえ
知らなかった海外の私にさえ
衝撃の判断と実行力でした。


町長として町民を守るという
強い意思と行動力。リーダー
とはこういうものなのだなと
改めて思います。


新型コロナで各国、各自治体、
各企業、果ては学校や家庭
でもリーダーの判断と決断が
求められている今年の3・11。


来年の今日、1年前を振り返り
どう思うことか。まずは問題が
完全に過去になっていることを
心から祈っています


大雨の中、善とチーズ工房へ

このバゲットに温かいスープ
で夕食になっちゃいそう(笑)


善は初めてでしたが



かなりご満悦でした

(※1人で2つは多かったけど💦)



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