ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

トンガリロ・ウェリントン・ヘイスティングス行:テクイティ

2015-01-14 | 旅行
ハミルトンのメイビスを出た後は、一路南下


市内を通る国道3号線と平行する農業道路のようなバイパス39号線
どちらも時速100kmなので、交通量の少ない農村を抜けていきます。


いつも停まるオトロハンガを通過して、今回はここで一息。

テクイティ
人口4,200人


いきなり酒屋の写真


地方に来ると他の店に比して酒屋の立派さが目立つんですよね~


酒屋とほぼ同じぐらいの大きさに見えた、たった1軒のスーパー

ここで買ったイチゴは甘甘でした


壁画が多いのも地方な感じ



こんな店がとても

エスニックに見えます。


お約束の

華洋折衷


新しそうなインド料理の店もありました。



地方に行くとテイクアウェイは
中華&インドの二強
(※もっと地方になるとタイ料理オンリーだったりしますが)


この辺が出てくると、フィッシュ&チップスだけのキウイの店は
淘汰されてしまうよう


アジア人は器用なので揚げ物もハンバーガーも朝飯前
さらにキウイがやらない
ご飯がある
という強みでチャーハン、カレー、寿司とメニューの多様化が加速


それを狭いキッチンで夫婦2人でこなしてしまうとなると、
人を雇ってフィッシュ&チップスだけ売っている店は
太刀打ちできなくなってしまいます。


揚げ物もアジア人の店なら、春巻きやサモサもあり、
魚やポテトが揚げられるんだったら、
肉だって
カニカマだって
チョコレートバーだって(←マジであります、このメニュー
なんでも、かんでも揚げられちゃう~


しかも、コスパがいい分、
安い


しかし、過疎化激しいこのエリア。
減っていく人口相手の商売って、やはり厳しいことでしょう。


テクイティ駅

今は団体客の需要があった場合しか(あるのか?)使われていません。


そもそも旅客は1日1本のノーザンエクスプローラーのみ。

駅舎が改装中だったこともあり、駅名が外してありました


20世紀初頭には栄えたんであろう

駅前ビル
屋根の造りにかつての栄光がしのばれます。


こーんなマオリ好みの色になっているビルも

築100年はいってるかも。


通過駅となった今も駅前のガーデンは花盛り

ペチュニアにカタバミが一輪混じってました。


マオリの里らしく

マオリの自治体組織マオリウォーデンがあるー
(※閉まってましたが
この辺は南下するに連れてマオリ色が濃厚に。


不動産屋があったので、チェケラー
不動産価格はNZ経済の血圧のようなもの。
その数値で健康もしくは不健康状態が一目瞭然。


「ここなら1軒20万ドル(2000万円弱)ぐらい?」

かなりドンピシャ
これで21万5,000ドル
まぁ、ここから交渉開始なので20万は切るでしょう。
オークランドの平均価格76万ドルの約4分の1の超低血圧


値引きして

早々に20万ドル以下のものも


こんな造りならオークランドではミリオン級。

場所が場所なら200万いっちゃいますからねぇ
やはりオークランドの4分の1の47万5,000ドル


これはちょっと離れたピオピオの物件
(※ピオピオの話はコチラでも)

建物面積:110平米
部屋数:2-3部屋
敷地面積:809平米
CV(自治体の評価額):13万5,000ドル


それを11万9000ドルで売ろうっていうんですから、CV割れ
オークランドではCVへのプレミアム100%とか!という世界なのに。
値切ればあっさり10万割りそう。
持ってけ、ドロボー


まぁ、ピオピオ自体、テクイティよりさらに淋しい人口400人の場所

買い手がいないんでしょうね。
厳しくも正直な市場原理
過疎という現実の「見える化」ですな


スケボー禁止
禁煙
自転車乗り入れ禁止



って、ここはトイレなんですけど~

自転車で入ってくる人がいるから、書いてあるのか?


100% テクイティ

100%という名の家電屋のテクイティ支店なんですが、
なんだかウケる~


(つづく)

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