ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

サヨナラ台湾小館「壹品」

2009-12-06 | 料理・食べ物・外食
とうとうこの日が来てしまいました。

何度かつぶやいていたように、この時以来、1年半以上ちょこちょこと通っていた台湾料理の「壹品」が今日をもって閉店しました

ニューマーケットの台湾系スーパーの2階で創業して17年。
できた頃はまだまだアジア系レストランが少ない頃だったので、
(20年前に移住してきた中華系タイ人の友人談)
台湾人にとって故郷と変わらぬ味は、どれだけ嬉しかったことでしょう。
もちろん、それ以外の中華系の人にとってもありがたかったと思います。

それぐらい、「壹品」の味は本場のま・ん・ま


「屋根の付いた屋台」と言っていましたが、台湾の夜市を一度でも経験したことがあったら、この雰囲気わかっていただけると思います。

ナマぬる~い夜風を素肌に感じながら、湿気で重たくなった空気と行き交う人を掻き分け掻き分けそぞろ歩く、夜の屋台街。
あっちでつまみ、こっちでかき込みと美味しいものを渡り歩く楽しみ。
そんな思い出が一緒についてくる懐かしい味と雰囲気。


(こ~んな感じで)


閉店は本当の本当に残念ですが、老板娘(ラオパンニャン、女将)が60歳を機に引退することになったそうです。なんとこの老板娘、善(12歳)の友だちのおばあちゃんであることが、通い出してからわかり、さらに!
お互いの家も目と鼻の先でした


こんなことってあるんですね~


ものスゴーーーーく若いおばあちゃんで、とても12歳の孫がいるなんて信じられません。でもご主人の強い勧めで栄光の引退、となったそうな。
事情がわかっていても、やっぱり残念~



今日最後にワタクシが食べたのは「牛肉麺」

台湾麺の両横綱といえば、「牛肉麺」と「ザーサイ細切り肉麺」(搾菜肉絲麺)と、勝手に信じているワタクシ。

19歳のときに初めてこれらを食べ、あまりの美味しさに倒れそうになりました。

←台湾の屋台で初めて食べたのが、この搾菜肉絲麺。
約30年前で、1杯100円ぐらいでした。





イカ好きの夫は「イカ入りあんかけ麺」(沙茶魷魚羹麺)→
「麺にイカ?」
と思われるかもしれませんが、一夜干し風の柔らかいスルメのコクを、とろみを付けたスープがしっかり包み込み、最後の一滴まで飲み干したくなるスープです。


魯肉飯(ルーロウファン)
屋台飯の基本のキ。ラードたっぷりな豚ひき肉のぶっ掛け飯。ラーメンライスのノリで麺と合わせたり、小腹が空いたときに・・・・危険な美味しさ!



他にもココでご紹介している、いつもの前菜をいろいろ頼み、善(12歳)も好物を。

もちろん外せない、ニラ入り水餃子
絶品です。冷凍したものもしこたま買って来ました。


←メニューの品を全品カメラに収め最後にこれも。

「光栄退休」は勇退とでも。
「異郷の地でも平穏でつつがない日々をお過ごし下さい
と優しい言葉で締め括られた店主敬白。


老板娘、
17年間お疲れ様でした






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