ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

タビちゃんも長い旅路へ

2007-10-11 | ペット・動植物
昨日、外飼いにしていたクロ猫のタビちゃんが、ピッピに続いて旅立っていきました。

家の前で真夜中に交通事故に遭っていたのです。
黒いので夜目にはよく見えなかったのでしょう。

それでも朝まで7時間以上がんばってくれ、私たちは最後に30分ほど一緒にいることができました。虫の息でしたが、意識はしっかりしていたようです。私たちが気付く前に近所の人が動物愛護協会(SPCA)に通報してくれていたので迎えの車が来て、ピッピが使っていたタオルや段ボールと一緒に行ってしまいました。

夕方SPCAから連絡が入り、アゴの骨を折っており、もう食べることができず安楽死させたとのことでした。
(←フレンチドアからのぞいたらご飯の合図。朝昼晩と決まって食べに来ました。)

どんなに辛く痛かったことでしょう。
朝までがんばってくれて本当に本当に本当に感謝しています。
ピッピのことで頭がいっぱいでとうとう家に上げてきちんと飼ってあげられなかったことを心から悔いています。庭に離れができたら、タビちゃんの入れる部屋を造るつもりでしたが、もう間に合わなくなってしまいました。残念で残念で涙が止まりません。

タビちゃんがどうしてうちを選んでくれたのかわかりませんが、家の下に住み着いてかれこれ1年。庭に出るたびにどこからともなく現れて、なでたり、話したり、心を通わせていました。
本当に賢く、きれいで、礼儀正しく、思いやりがあり、優しいタビちゃんでした。
(いつもみんなでデッキでゴロゴロ→)


外での冬越しはさぞや辛かったと思います。そのがんばりに感謝しながら、
「次の冬は大丈夫よ!」
と思っていたのでこの急な旅立ちは、身を切るような辛さです。

どうか天国でママに再会して、もう2度とお腹を空かすことなく、寂しくも、寒くもなく、いつまでもいつまでも心穏やかに過ごしてね。私は後悔でいっぱいですが、タビちゃんがくれた時間を大切にします。

タビちゃんがピッピを見送ってくれたように、今はチャッチャがいっぱい鳴いてタビちゃんを探しています。

(←本当に「1匹ぼっち」になってしまったチャッチャ。一緒にがんばろうね!)

ありがとう、タビちゃん!