ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

草月展

2007-10-05 | 映画・文化
友人から招待状が届き、今年も草月展に行ってきました。
今年の会場はなんと、教会@@ 
去年は緑あふれる植物園だったので、どんな感じかワクワク・・・・


入り口からしてジャーン!
鋭角的かつ無機質な教会の建物とまったく対照的な、強くしなやかな竹、ときました。スゴい高さで、これによじ登って作っているところを想像すると、
いけばな=花嫁修業
などとステレオタイプに考えていたら、ばっさり斬られそう><;
ヤラレマシタ・・・



これは外からのガラス越しの写真です@@
外の初夏の明るさと中のしめやかな暗さをつなぐ、目にも眩しい鮮やかな花器、そしてまた竹・・・
まるでゲームに誘われるよう。







友人作。
相変わらず色のセンスが抜群で、硬柔の使い分け、素材のバランスがなんとも言えずエレガント。

意外性のあるカボチャの丸い重量感とワイヤの硬質な軽さが絶妙でお見事!脱帽です!





作品と外の眺めを一体化させた、なんとも開放的にして奥行きのある作品。写真が上手だったら外の緑もキレイに撮れたはずなのに。残念TT







初夏の
「明るさ」
「清涼感」
「透明感」
が豪華なカサブランカとフィッシュネットで演出された作品。外の広い空間と青空を完全に取り込んでいて、印象に残りました。この場所に置かれなかったら、まったく違うものになっていたでしょう。



個人的に一番印象に残った構図。

個々の作品は別物でも、一緒になった時の逆光のシルエットが美しく繊細で、しばらく足が止まりました。

いけばなは本当に植物を用いたアートなんですね。今回は柔らかな逆光の角度と、外の明るさに輝く角度と、両方堪能できる作品がかなりありました。

教会というガラスやタイルを多様した硬質な空間を彩る、しなやかで艶やかな植物たち。まだまだギアがローに入ったままの私ですが、元気をおすそ分けしてもらえました。タイムリーなお誘いに感謝。
ご案内が激遅ですが、明日までなのでご興味ある方はぜひ。

【草月80】創流80周年 
日時:10月6日(土) 10:00-3:00
(実演:11:00と1:30)
場所:Holy Trinity Cathedral
(Parnell Rd とSt. Stephens Aveの交差点)
入場料:10ドル

「いけばなねぇ・・・」(夫)
「お花ぁ?」(善)
とやや渋々だった2人も(温は友人宅にお泊りで不在)、

 「感動した!」(夫)
おいおい、キミは小泉元総理かい?
 「ボク、←コレ好き!」(善)
と、かなりエンジョイして、相当じっくり見てました。

「家のこういうのがあったらさ、生活が豊かになるよねぇ。」(夫)
と。つまり、こういうのがないうちは豊かでないと・・・・
スルドいっすね´ー`ゞ

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