Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

阪神JFの展望-その3

2012-12-05 08:58:05 | G1
オッズバランス編。
寸評。

主要ステップのファンタジーS組から。

ただし、阪神JFとの関連性は極めて低いステップでもあることは、まず認識しておきたい。

1着サウンドリアーナ。
好タイムでの勝利だが、内が良い馬場を巧く好位につけて、すんなり抜け出しての勝利。
強い反面、嵌り形だった部分も。
新潟2歳S3着となかなかの走りをしているし、これまでのレース内容としては上位の能力は確かだろう。
あとは折り合いが敗因とされるデイリー杯の惨敗のような気性難がどうかと言うこと。
今回は距離延長。
近年はスローな展開になりやすいレースでもある。
不安がないわけでもないし、それでいて上位人気必至の立場。
軸にはしたくないタイプか。

2着ローブティサージュ。
サウンドリアーナに0.5秒差の完敗も流れや位置取りを考えれば、レース内容は悪くない。
特にこちらは休み明け。
叩き良化の上積み分と距離延長での決め手勝負ならば、逆転も可能なくらいの可能性は感じる。

3着アメージングムーン。
流れに乗って粘りこみの3着。
能力的には厳しそうだし、距離延長も微妙なタイプか。

4着プリンセスジャック。
ゴールデンジャックの久々の仔。
2連勝で迎えて1番人気だったが結果は4着。
ただ、2連勝のときよりも後ろから行った(行かせた?)ことが結果的には災い?
今まで違ってレースで戸惑った部分もあったかもしれない。
それと位置取り的に勝てる位置ではなかった。
付け加えれば、直線で前のローブティサージュがふらつくところでプリンセスジャックは追いづらくなったようにも見えた。
最後は良く伸びているし、ゴール前は福永も一杯には追っていなかったように見える。
負けたもののレース内容は悪くない。
上位2頭と能力差はないと思える内容だろう。
距離延長を意識して溜めたレースをしたのは今回に向けても悪くはないだろう。
人気が落ちるようならば大いに狙いたいタイプ。

5着タガノミューチャン。
それなりのレースをしてきているが、G1に勝ち負けとなると苦しそう。

9着ディアマイベイビー。
痛恨の出遅れ。
そこから押し上げていったが、さすがに厳しい。
単なる力負けではない。
それを証明したのが前走。
500万をすんなり勝ち上がった。
しかしそこから中1週。
ローテーション的に厳しく、基本的には無理。

10着ストークアンドレイ。
見せ場なく惨敗。
休み明けとはいえ負けすぎな感は否めない。


アルテミスS組。

1着コレクターアイテム。
持ち味の末脚を存分に発揮しての勝利。
デイリー杯で1頭だけ違う脚で突っ込んできた末脚は本物だった。
敢えていえば、前走は1枠で内で巧く脚を溜め、しかも最内が開いたところをすんなり抜けてこれた幸運も。
今度、内枠になるとは限らないし、末脚の破壊力の評価が下がるものではないが、恵まれた部分はあった。

2着アユサン。
ほぼ最後方から直線だけの追い込みで僅差負け。
上がりはコレクターアイテムを上回るものだから、この馬の破壊力はなかなかのもの。
ただ、最後、コレクターアイテムと並んだところで突き放されたのが若干物足りない気も。
全力での追い込みで苦しくなった感じもあるし反動が若干心配。
有力の1頭ではあるが軸にしにくいか。

4着エイシンラトゥナ。
2連勝で挑んだが4着でも完敗の部類だろう。
ただ休み明け。
成長分だったのかもしれないが+12キロ。
仕上がり途上だったようにも思える。
2連勝は僅差勝ちだったが、まだ先がありそうな内容にも思えたので、それなりの能力はありそう。
叩き良化の上積みがあれば、意外とやれる可能性はあるのではないか。
ただ、初の右回りややはり距離に対する不安なども付きまとうので、あくまで連下候補くらいだろう。


その他。

サンブルエミューズ。
前走の芙蓉Sは末脚炸裂。
未勝利戦は逃げ切り勝ち。
脚質自在というのか定まっていないというのか。
まだ能力的に重賞クラスでは厳しそうな部分は大きい。
どれだけ伸び白を残せているか。


あとは抽選組から数頭。

新馬を勝ったばかりのオツウ、レッドセレシア。
ともに新馬戦は快勝。
重賞級と感じるほどの内容でもないが、底力のありそうな血統だけに伸び白が大きい可能性はある。