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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

ロンドンデリーの歌

2018-08-17 06:58:38 | 活動報告


必ずではないですが、メロディが良ければいい曲かもしれません。
編曲とはそのメロディに何を着せてどのようなメイクをするか、
というようなことかもしれません。
その意味ではシンプルなメロディほど多様性があります。
さらに、スタイルをどうまとめるかが重要かもしれません。
そこがアレンジャーの腕だと思います。

例えば、ドーシーラーソというメロディがあって、
ドミソの和音で始めるか、
チャイコフスキーのようにラドミの和音で始めるか、
または他のロマン派も含めレファラドの和音で始めるか、
はたまた導音は下がっちゃダメでしょって言うかは、
スタイルが違うからでどうするかはアレンジャーのセンスです。
音楽の場合は、ファッションとは違い、
お金がないから買えないとか、あり合わせで着るとかないので、
センスがどうかはむしろわかりやすいと思います。

なんでも着こなせるとか、ありのままでいいとか、
自由な時代なのかもしれませんが、
スタイルを追求してまとめ上げることは、
衣食住、そして音楽にも共通しています。
唯一貧乏でも音楽だけは豊かになれます。

そんな「ロンドンデリー」のアレンジは6年前のこと、
ゼミ生のアレンジが続々とつくられていた頃で、
親しみやすくも振るった技術で作られました。

ヴァイオリン 関真知子
チェロ 橋本総司
ピアノ 田村真那実

溝口佳洋編曲 ロンドンデリーの歌


アレンジは、さまざまな楽器でアンサンブルをする場合に、
手頃な長さで演奏者の個性を出せる楽譜がない時にします。
世の中の編曲譜は売る目的でどうしてもシンプルなのです。
そのような理由で新しい楽譜はいつも必要です。


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