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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

フランスの香り

2018-08-18 20:53:28 | 活動報告


クラシック音楽にはいろいろな国の香りが感じられます。
それを強く感じられるのは、社会主義の国の作曲家が、
祖国を離れフランスやアメリカに移った際に、
作風や響きが変わることです。
ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、バルトークなど、
名だたる作曲家が思い浮かびます。

日本にはクラシックのルーツがありませんから、
そもそもドイツやフランスといったクラシック先進国から、
さまざまな技法やスタイルを学んで作曲しました。
それはアメリカともやや似ているところがあります。
裏を返せば国の中でさまざまな文化が共存していることです。
もちろん自国の文化がありますが、
例えばこんなに多国籍な食文化が何でもあることも珍しいです。

そこでフランスを主とした音楽バイキング。
しかも粋でウィットに富み香りのある音楽、
それがこの「モンフォール・ラモリーの記憶Ⅱ」です。
パリ近郊のモンフォール・ラモリーにはラヴェルの家があります。

18歳の時に初めてフランスに行きました。
その時に現地で聴いたラヴェルはその空気感と共に衝撃でした。
それは日本で聴いているラヴェルではなかったのです。
その空気感を伝えるフランスのエスプリ、
この曲の初稿は大学2年の時にその印象を基に作曲されました。

アルトサックス 松田知大
ピアノ 末次実玲

延原正生作曲 モンフォール・ラモリーの記憶Ⅱ


ラヴェルを中心にフランス近代ほか、
さまざまな音楽のバイキングとしてまとめました。

ゼミのレコーディングで未アップのものをアップしていますが、
「ベストパフォーマンス2014」(実際は2015年に出しています)を、
このアップでコンプリートしました。
引き続き「ベストパフォーマンス2015」をアップしていきます。


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