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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

新規投稿終了のお知らせ

2018-09-09 21:18:35 | 活動報告
ゼミ3年目の2006年から12年続いたブログでしたが、
この投稿を持ちまして終了します。

学内で野心がありトップクラスの可能性の高い学生が、
こぞって延原ゼミに関わったのは確かです。
すでに著名なコンクールに入賞入選した卒業生や、
ソリストとして活躍している卒業生など、
本当に有望な人材がたくさん登場しました。
その人たちを始めゼミ生の検索において、
このブログは日々想像を上回る多くのアクセスをいただいています。

すでに更新せずとも十分に見ていただいています。
そして、延原ゼミに関わった卒業生が、
さらに活躍すると共にこのブログの意味はなお深まります。
また、ゼミに関わった学生が更に活躍する備えとして、
ゼミとしての役割はじゅうぶんに果たしたと自負するところです。

長年にわたり誠にありがとうございました。


クララ・シューマンのロマンス

2018-09-02 17:23:47 | 活動報告


クララ・シューマンと言えば
やはり21世紀に入ってからよく聴かれるようになった、
再評価の進んでいる作曲家と思います。
今回の「3つのロマンス 作品22」第2曲でも、
個性的なメロディと明快なピアノの対旋律が克明で、
はっきりとした主張を持つ音楽になっています。
夫のロベルト・シューマンとの時代的な楽曲比較や、
作風について研究すると面白そうです。

オーボエ 河村真歩
ピアノ 森りか

3つのロマンス 作品22 より 第2曲

今回の写真についてはクララ・シューマンの生まれた、
ライプツィヒの写真です。
(A)by Bundestor 転載不可

この録音が最後の音源データのアップになりました。
演奏会やライヴでうまく演奏できるかどうかは、
いつもわからないところがつきまといますが、
録音は少なくともその奏者の特長は捉えますから、
将来ますます成長した時にさまざまな検証ができます。
これまでアップした録音が、
今後YouTubeなどを通じて多くの人に聴かれることを祈っています。

ゼミのホームページには全曲載せています。

http://a-babe.plala.jp/~nobu-zemi/

トロンボーンの柔らかな音色で

2018-09-01 19:34:57 | 活動報告


YouTubeの中ではそこそこ意義はある、
そんな録音を残しておきたいと考えるのです。
逆から言えば録音するからには、
何かしら意義がなくてはなりません。

演奏の出来がいかに判断されても、
そのほかの部分でもじゅうぶんに意義はあると考えます。
そのひとつに録音です。
マイクなど機材を含めて、
小貝先生や深田先生が直接レコーディングして、
マスタリングしていただける環境は、
CDをそのまま載せたクオリティがあることです。
これは他の動画とは一線を画していることです。

そんな意義を感じてアップしている中で、
この「ドビュッシー風に」は高度な演奏技術を要する、
トロンボーンとピアノの作品です。
トロンボーンの日比野君はトロンボーンにとって過酷とも言える、
柔らかな音色のみによる演奏は果敢な挑戦と言えますが、
ピアノの遠藤君の演奏は、
ややクラシックとしてもジャンルの緩いピアニズムの、
この曲の緩さを巧みに彼らしい演奏にしています。
クラシックの理念からこの曲らしいラフさを引き出しています。
このような音色で弾いている彼も日頃からは珍しいですが、
彼の程よい音の揺らぎが素晴らしいと思います。

トロンボーン 日比野龍人
ピアノ 遠藤龍軌

ドビュッシー風に


さて、レコーディング音源でアップするものはあと1件になりました。
ゼミとしての活動はこれでいよいよ最後になります。
ゼミはありませんが、これからもその繋がりは貴重なものとなります。