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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018 à 丸の内オアゾ(2)

2018-05-10 14:09:07 | 活動報告


5日は、再び丸の内オアゾでラ・フォル・ジュルネを聴きました。
この日はピアノを入れたいろいろな編成で30分のコンサートです。
まずは、ピアノ連弾で珍しいストヴァインスキーの、
「ピアノ連弾のためのやさしい5つの小品」です。
おそらくピアノの先生と生徒などのシチュエーションで、
プリモとセカンドの音の数や難易度が全く違い、
セカンドはやさしいというものではありません。
そんな曲を途中でプリモとセカンドを交代しながら演奏したのは、
3年生の佐藤文香さんと髙城美希さんでした。
ピアノやストランヴィンスキーの面白さや楽しさが感じられ、
曲の特徴がよく出ていました。



2人はその後MCにまわり各曲の紹介をしました。
この日もたくさんのお客が聴きに来ていました。



ここで大転換となり、
プロコフィエフの「ヘブライの主題による序曲 ハ短調 作品34」で、
クラリネットが3年の小田木悠さん、ヴァイオリンが4年の雨川笑子さん、
3年の髙橋沙織さん、ヴィオラ4年の有福佑依さん、チェロが3年大友美侑さん、
そしてピアノが3年の佐藤舞さんです。
「モンド・ヌーボー」というラ・フォル・ジュルネのテーマは、
ロシアなどの近代音楽好きにはとてもいい選曲になります。
この会場でこの曲を演奏するのは繊細なバランスが要求されます。
ヘブライの主題独特の味のある雰囲気を出していました。



後半はヴァイオリンとピアノです。
まずは雨川さんと2年の下谷内李紅さんで、
バルトークのルーマニア民俗舞曲より第1、5、6曲です。
このコンサートの共通性は民族色の強い旋律がどの曲にもあることで、
ハンガリーやルーマニア特有のシンコペーションが際立っていました。



最後は髙橋さんと下谷内さんのデュオで、
再びストラヴィンスキーのイタリア組曲より第1曲と第6曲のフィナーレです。
やはりストラヴィンスキーの個性は色濃く、
新古典主義であることもあり一度聴いたら忘れられない曲です。
難曲ですが、そう感じさせない溌剌とした演奏でした!

プレイヴェントから数えると4日間でしたが、
本当にたくさん詰まったラ・フォル・ジュルネKIOSK公演でした。
たくさん日焼けもしたし、春を通り越した2018年度の幕開けでした。



ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018 à 池袋(2)

2018-05-07 10:54:44 | 活動報告


4日は西武百貨店でも卒業生を中心とした木管五重奏、
同時に東武百貨店で卒業生と在学生による金管五重奏、
それぞれ3回公演で1回目と2回目は同じ時間に開演、
半分聴いては池袋駅の両側にある百貨店を行き来など、
それぞれが屋上ですので上り下りがなかなかのものでした(笑)



東武百貨店の金管五重奏のプログラムは、
プレイヴェントで演奏したものと同じでした。
今年のテーマ「モンド・ヌーボー」
演奏そのものに遜色はありませんが、
自分たちのものとしてお客に共感を求めるには、
より深く掘り下げることも必要かと思いました。
それにしても13:30からの2回目のステージでは、
本当にたくさんのお客がいらして暑い中、
すごい賑わいでLFJのすごさを感じました。



3回目のステージは西口公園特設ステージで、
ここは四方から見ることができ、
それぞれの楽器にマイクを立てる音響で、
何を演奏しているかがよくわかり説得力が出ました。



当初演奏を予定されていましたが病気で浦井宏文さんに変わり、
その後回復した都雅紀君、佼成ウィンドオーケストラの河原史弥さん、
いろいろな人が応援に来てくれました!

4日は11:30の1回目の公演から、
木管五重奏3回目は野外ステージ最後の21:00で、
西武百貨店⇄東武百貨店⇄池袋西口公園と、
すごく日焼けもし消耗も激しい1日でした。

5日は丸の内オアゾでの学生コンサートに行きます。

ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018 à 丸の内オアゾ(1)

2018-05-04 08:41:51 | 活動報告


お天気も良くなり、穏やかで落ち着いた雰囲気になりました。
丸の内オアゾで元ゼミ生ペア、
ヴァイオリン4年生の橘純子さんことたっちと、
ピアノ3年生の菊池莉子さんことリコピンが、
個性的で堂々とした力のある持ち味を発揮しました。



曲目はストラヴィンスキーのイタリア組曲より、第1、2、6曲、
プロコフィエフのヴァイオリンソナタ第1番より、第1、4楽章で、
華やかなラ・フォル・ジュルネの雰囲気の中でも、
今回のテーマであるアン・モンド・ヌーボーに沿った、
味のある渋くて素敵なプログラミングであったと思います。



日頃は明るくてやや面白い二人ですが、
演奏すると変態戦士のようにキャラクターチェンジ、
音が少なくしっとりとしたヴァイオリンソナタの第1楽章では、
この人の多いスペースででしっとりと聴いている方を惹きつけました。



この二人が登場するといつもの常連さん、
優さんももちろんいらっしゃって下さいます。
本当にありがたいことです!



きっと聴いていらっしゃる方に印象に残る演奏ができたのではないでしょうか。

今日4日も池袋エリアで、現役生と卒業生が登場します。

金管五重奏
浦井宏文(Tp.)馬場 夏子(Tp.)大塚 季(Hr.)日比野 龍人(Tb.)谷口 順音(Tu)
5月4日11:30-12:00 東武百貨店 池袋店屋上
5月4日13:30-14:00 池袋西口公園
5月4日15:00-15:30 東武百貨店 池袋店屋上

1.ヘンデル/水上の音楽より「アラ・ホーンパイプ」
2.プレヴィン/4つの野外音楽

木管五重奏
木村美紗季(Fl.) 土屋 愛菜(Ob.)清水 理絵(Cl.)岡林 絵美(Hr.)相良 怜(Fg.)
5月4日11:30-12:00 西武 池袋店9階
5月4日13:30-14:00 西武 池袋店9階
5月4日21:00-21:30 池袋西口公園

1.リゲティ/木管五重奏のための6つのバガテル
2.ミヨー/組曲「ルネ王の暖炉」