湘南自転車オヤジのまったりサイクリングは今日も明日も絶好調 (^^)/

毎週湘南地方をポタポタと徘徊してるよん。アマチュア無線はCWで主にQRV (^^)v

PC3→PC4飯田鼎 地獄・・・・・・

2007年06月06日 | ブルベ

14時40分出発。
R152・473合体国道をゆく。これは天竜川をぞ遡上してゆくことになる。ん?どこか見覚えのあるこの風景、船明ダム杉あたり。


そりゃそうだ!学生の頃、これまたキャンピングで茅野→分杭峠~ひょう越え~天竜スーパー林道~天竜二俣まで2泊3日で走破したことがあったっけ。どこか懐かしい。





天竜川を見ながらR152・473合体国道を走りぬけ、大井橋を渡るとR473のみになる。

道が一段と狭くなってきた。


5キロ程度走ったであろうか、程なくして佐久間町に入ってきた。


ここでアイスクリームタイム。一応おじいちゃんやオパァちゃん達がプラプラしており、素朴な感じがする山奥の街並み。

川の右に左に渡り、山肌を縫うようにR473続き、ひとコブ越えてゆくとR150との分岐点、東栄町。
これが東栄町のシンボルかな?


ここから本格的な上りに入ってゆくわかだが、腹が減ってきた。飯田までナント85キロ近くある。


持ち合わせの補給食を食べ切ってもまだ足らんだろ。しかも夕飯時の時間だ。このまま進むと多分行き倒れるだろうな(^_^;

おっ!メシ屋の看板、しかも味噌ラーメンもありそう  )^。^(

そしてありました、外れにぽつんとお店が。中を覗き込むと、3人のオヤジさんたちが既に出来上がっちゃってんじゃないの。やばいなぁ~、こんな時は絶対にただ事では済まないはず。

意を決して入店するとやはり・・・・・・ 「おぉ!おにーさん、あんたみたいな人がたくさん上がって行ったけど何ごとなの?な なに?沼津から?でどこへ?また沼津じゃと、わけわからん!え?豊科、諏訪、韮崎経由じゃと!こりゃエライことだ。お疲れさん!ビールをご馳走しよう。」
これにはさすがの湘南自転車オヤジも丁寧にお断りしました。
「だよな、いくら自転車でも酒はやばいよな、んじゃせめて、アサリの酒蒸しくらい食べてな」これはありがたく頂戴いたしました。
そして、一人のオヤジさんが帰っていった、軽自動車で(@@; 見なかったことにしておかないとね(^^;

新野峠を越える前に、太和金トンネルへのピークが待ち受けている。18時45分に飯屋を出発。

なんだか、夕方の様相を呈してきた。いよいよきたかな、暗闇突入の幕開けだ。やっぱり湘南自転車オヤジは明るいうちに新野峠を越えることができなかった(と言ったってヤビツに57分もかかる奴がほざいてもね・・・・)。

上りがきつくなってきた。たまに前方のほうにはブルベライダーが見え隠れしているが、なかなか追いつけない。
無理して追いつこうとしても、ひざを爆発させたらひとたまりもない。しかも、これから飯田を抜けるまでは絶対にメカトラや体壊しをしてはならない。
なぜなら、並行する鉄道機関が皆無なのだ。恐るべし田舎地帯。

ひと漕ぎひと漕ぎがわずかながらも距離を進めてくれるのだが、なかなか進んだとう実感がない。

やがてあたりは完全日没。おーいΣ( ̄◇ ̄+)!オレは暗闇が大嫌いなんだよ!持久戦とは別の恐怖感とも戦わなくていけなくなってしまった。マジやばい!::時::分(時間忘れました) 太和金トンネルに到着。

ふ~、この下りをあっという間に下ってしまった!

そして本日のメインディッシュ新野峠まではまだまだ先か。すっかり暗くなり、たまに現れる外灯以外は何も明かりがなく、自分の前照灯しか頼りになるものがない。

時折、「うぉーうぉー」と聞こえる謎の野獣の声。野犬だったらどうしよう・・・・。
「キュイ~ンキュイ~ン」という明らかに人ではない怪しげな獣の鳴き声。
背筋が凍りつき、目の前のライトに照らされたエリアしかもう見たくはない(T-T)
横の林を見ると絶対に何かが飛び出してきそうだ。

ふと人の気配を感じた。勇気を振り絞り後ろを振り返ると、林の中から二人のライダーのライトが見え隠れしてきた。こりゃー絶対にラッキー!だろう。

そうだ!わざと吸収されよう。女性ライダーに超速そうで全く疲れていないお兄さまライダーのサポート。 (後に知ったのですがAJ千葉の方のようです)

「一人で寂しくないっすか?」

寂しいです怖いっす、大いにさびしいです!だからご迷惑おかけしませんからついてきます!
助かったぁ~(^^;;  こんな経験は滅多にできない。
本当に真っ暗な中、三人のライダーは上ってゆく。寒暖による伸縮の関係か、ガードレールが時折ゴーンと不気味な音をたてている。これが一人だったら今頃はションベンまみれになってるよ、絶対に。
人生修行とはこのことだと本当に思った。

つらいつらい、本当にしんどい上りに耐えて20時39分 新野峠に到着。259.82K
標高1000メーターを越えた!やったv(^o^)v 峠はごらんのとおり、何も見えない。


変な獣が飛び出してこないことを祈りつつ、ジャケットを着込み、二人にお礼を言って下りに突入!

おぉぉ!下りも何も見えん!40キロも出すことができない。獣が飛び出してきたらアウトだろ、石踏んずけてコケたらこれも絶命だ。

耳元では無機質な風きり音と、タイヤの音そしてフリーの音しか聞こえてこない。

ループ状になった所をグルグル回り、方向感覚も消失。それだけこの地帯は恐ろしく険しいのではないか。逆をたどるのもしんどそうだ。

やがて民家の明かりが見えてきた頃、くだりは終了。見覚えのあるメシ屋が。
新野地区らしい。


え?上り返し?阿南町を抜けるのにのぼり、下條に抜けるのにものぼり。これって本当に上り坂の波状攻撃だ。昔の山道を切り開き、車規格の道にしたからストレートな上りにストレートな下り。
ずぅーっとだよ、こんちくしょー坂波状攻撃。もうウンザリ。
また上り?また?また?またかよヽ(*`Д´)ノ 何じゃい!この坂!Σ( ̄◇ ̄+)!

あちゃー、また正体不明のなき声が響き渡ってきた。
さっきのペアを待つも地獄、進むも地獄(T-T) 勇気を振り絞るしかない!背筋が凍りついてゆく。

ヘロヘロになりながら、ようやく飯田市街地の明かりが見えてきた。おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、人が活動している証じゃ!

ヘロヘロしながら市街地を走っていると、元気な二人のライダーに「お疲れか~ん」と声をかけられ抜かされた。スタッフのH多さんとi出さんじゃないの!いつどこで湘南自転車オヤジはこの二人を抜かしたんだろう?
いずれにせよこれはチョーラッキー!このお二方をマークしておけば、ペースがわかるのだ。それなのに、海岸地帯ではどのPCでも追い着けなかったから、実は湘南自転車オヤジは焦りを感じていたのだ。
ソロリソロリと後ろにくっついてゆき・・・・・・23時16分 303.9K グロスAVE17.0K

第4PCサークルK東鼎店に到着。日本の正しい山岳地帯を無事抜けてきた感激は大きい。これで、コーラが飲める!さっそくレシートを取得して、休憩モードに入る。凄まじい区間であった。

続。。。。。。

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2 コメント

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あっ、一人じゃない・・・ (おいちゃん)
2007-06-05 22:11:23
この区間、130Kmを誰にも会わず一人ぼっちだった私には何人かと一緒だったみたいでうらやましいです。
でも暗いし登りは続く道を重量のあるランドナー(失礼!スポルティーフ)での走破は強いです。
それにしても補給は無いといわれたので後半かなり空腹で走ってました。
ラーメンは食べれたんですね(笑)。
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あの区間だけは・・・・ (noahpon)
2007-06-06 00:04:33
◇おいちゃんさん

ムリムリっす、ここの区間の一人旅は。まったりと走り蟻地獄みたいに誰か来るのを待っていたようなものです。赤唐辛子号は私の愚痴にも我慢してよく耐えてくれましたよ(^-^)

メシ屋は私が入った店を最後に新野の茶屋までありませんでした(@@;

おじさんちに囲まれ楽しく食事をしたのも遅れの原因だったかな?
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