『小川の辺』(2011年/篠原哲雄監督)を見た。
物語は、「海坂藩。家老・助川権之丞(笹野高史)に呼び出された戌井朔之助(東山紀之)は、藩主と主治医・鹿沢尭白(西岡徳馬)が進めていた農政改革に異議を唱えたあと脱藩した佐久間森衛(片岡愛之助)を討伐せよとの藩命を下された。佐久間の妻は朔之助の実妹・田鶴(菊地凛子)。場合によっては剣の使い手である妹も斬らねばならないことにもなりかねないことから、朔之助は一度は断りを入れるものの、やはり断り切れない。心配する妻・幾久(尾野真千子)、父・忠左衛門(藤竜也)、母・以瀬(松原智恵子)を家に残し、同行を願って出た奉公人の新蔵(勝地涼)を供として、翌朝、江戸へと向かうのだったが・・・」という内容。
佐久間という男はどうにも真っ直ぐ過ぎる性格のようで、それをよく知る朔之助は、「いくら民百姓のためとはいえ、他にやりようがあったのではないか」と嘆き、ゆっくりと歩き始める。
いずれその時がやってくると分かっているのではあるが、可能な限りその時を遅らせたいというのは当然の思いだろう。
戌井朔之助と佐久間森衛の剣術の腕前はほぼ互角。
かつて行われた御前試合では、突然の雨のため、一勝一敗のまま終わってしまったのだが、このような決着のつけ方になってしまったのはお互いに残念だったことだろう。
原作は、藤沢周平(1927年~1997年)の同名短編小説だが、海坂藩が舞台の小説ばかりを収めた『海坂藩大全』(上・下)というのがあるのだそうで、『小川の辺』は、その上巻に収録されているようである。
やはり、"海坂藩もの"は面白い。
(^_^)
物語は、「海坂藩。家老・助川権之丞(笹野高史)に呼び出された戌井朔之助(東山紀之)は、藩主と主治医・鹿沢尭白(西岡徳馬)が進めていた農政改革に異議を唱えたあと脱藩した佐久間森衛(片岡愛之助)を討伐せよとの藩命を下された。佐久間の妻は朔之助の実妹・田鶴(菊地凛子)。場合によっては剣の使い手である妹も斬らねばならないことにもなりかねないことから、朔之助は一度は断りを入れるものの、やはり断り切れない。心配する妻・幾久(尾野真千子)、父・忠左衛門(藤竜也)、母・以瀬(松原智恵子)を家に残し、同行を願って出た奉公人の新蔵(勝地涼)を供として、翌朝、江戸へと向かうのだったが・・・」という内容。
佐久間という男はどうにも真っ直ぐ過ぎる性格のようで、それをよく知る朔之助は、「いくら民百姓のためとはいえ、他にやりようがあったのではないか」と嘆き、ゆっくりと歩き始める。
いずれその時がやってくると分かっているのではあるが、可能な限りその時を遅らせたいというのは当然の思いだろう。
戌井朔之助と佐久間森衛の剣術の腕前はほぼ互角。
かつて行われた御前試合では、突然の雨のため、一勝一敗のまま終わってしまったのだが、このような決着のつけ方になってしまったのはお互いに残念だったことだろう。
原作は、藤沢周平(1927年~1997年)の同名短編小説だが、海坂藩が舞台の小説ばかりを収めた『海坂藩大全』(上・下)というのがあるのだそうで、『小川の辺』は、その上巻に収録されているようである。
やはり、"海坂藩もの"は面白い。
(^_^)