『THE IDEON 発動篇 Be INVOKED』(1982年/富野喜幸総監督・滝沢敏文監督)を見た。
物語は、「ソロシップの逃亡は続く。バッフ・クラン軍は直径150万光年に及ぶ包囲網を敷くに至ったが、ハルル・アジバ(麻上洋子/声)がドロワ・ザンで追い込んで以降のソロシップの動きが掴めずにいた。そんな時、カララ・アジバ(戸田恵子/声)とイラ・ジョリバ(塩沢兼人/声)の2人が重力震と共に突然バッフ・クラン艦隊総旗艦バイラル・ジンの艦内に現れた。宇宙軍総司令であり父であるドバ・アジバ(石森達幸/声)に"イデの使者"だと告げ、"戦いがイデの力を増大させていること"、"イデが自分達のコントロールを拒否し始めていること"、"異星人といっても必ず理解し合えること"を伝えたが、異星人であるジョーダン・ベス(田中秀幸/声)の子供を宿したと聞いたドバは激昂。アジバ家の名誉のためと、ビームソードでカララを殺そうとする。そして、その様子はイデによって、遠く離れたソロシップのモニターに映し出されていた。位置を特定し、2人の救助に向かうソロシップだったが・・・」という内容。
前作でイデのシステムを理解したソロシップの乗組員達。
イデはそんな彼らを使者として送り込み、バッフ・クランとの対話による両民族の融和を図ったのだが、バッフ・クランの"業"そのものであるドバとの話し合いは決裂に終わった。
これは相手が悪かったというしかない。
カララの突然の妊娠報告は火に油を注ぐ結果でしかなかったのだが、17歳の我が子が異星人の子を身ごもっただなんて聞いたら、ドバでなくても平常心ではいられないだろうとは思う。
(^_^;)
結局これがイデ発動の瞬間ではなかったかという出来事なのだが、この事件の後は両軍ともさらに沢山の死者が出続けて、憎しみの連鎖はもう誰にも止められない。
バッフ・クランは、ソロシップごとイデをも滅ぼすために総力戦を仕掛けるし、ソロシップも死力を尽くして、生き残るための戦いを続けるわけだ。
本編開始後2分程の時間帯に、惑星キャラルにおいてキッチ・キッチン(鵜飼るみ子/声)の死を目の当たりにしたユウキ・コスモ(塩屋翼/声)が、「バッフ・クランめぇー!!」と絶叫する場面が出てくるのだが、この時すでにイデの発動は避けられないのだということを予告されていたような雰囲気があり、しかも、いろいろな意味でここは記憶に残る場面だった。
また、「じゃあ、私達は何故生きてきたの!?」というイムホフ・カーシャ(白石冬美/声)の台詞や、「馬鹿な・・・。俺はまだ何もやっちゃいないんだぞ」というナブール・ハタリ(井上和彦/声)の台詞はすべての登場人物の言葉を代弁しているような気がして、これらは強烈な印象を残した台詞だった。
物語は、「ソロシップの逃亡は続く。バッフ・クラン軍は直径150万光年に及ぶ包囲網を敷くに至ったが、ハルル・アジバ(麻上洋子/声)がドロワ・ザンで追い込んで以降のソロシップの動きが掴めずにいた。そんな時、カララ・アジバ(戸田恵子/声)とイラ・ジョリバ(塩沢兼人/声)の2人が重力震と共に突然バッフ・クラン艦隊総旗艦バイラル・ジンの艦内に現れた。宇宙軍総司令であり父であるドバ・アジバ(石森達幸/声)に"イデの使者"だと告げ、"戦いがイデの力を増大させていること"、"イデが自分達のコントロールを拒否し始めていること"、"異星人といっても必ず理解し合えること"を伝えたが、異星人であるジョーダン・ベス(田中秀幸/声)の子供を宿したと聞いたドバは激昂。アジバ家の名誉のためと、ビームソードでカララを殺そうとする。そして、その様子はイデによって、遠く離れたソロシップのモニターに映し出されていた。位置を特定し、2人の救助に向かうソロシップだったが・・・」という内容。
前作でイデのシステムを理解したソロシップの乗組員達。
イデはそんな彼らを使者として送り込み、バッフ・クランとの対話による両民族の融和を図ったのだが、バッフ・クランの"業"そのものであるドバとの話し合いは決裂に終わった。
これは相手が悪かったというしかない。
カララの突然の妊娠報告は火に油を注ぐ結果でしかなかったのだが、17歳の我が子が異星人の子を身ごもっただなんて聞いたら、ドバでなくても平常心ではいられないだろうとは思う。
(^_^;)
結局これがイデ発動の瞬間ではなかったかという出来事なのだが、この事件の後は両軍ともさらに沢山の死者が出続けて、憎しみの連鎖はもう誰にも止められない。
バッフ・クランは、ソロシップごとイデをも滅ぼすために総力戦を仕掛けるし、ソロシップも死力を尽くして、生き残るための戦いを続けるわけだ。
本編開始後2分程の時間帯に、惑星キャラルにおいてキッチ・キッチン(鵜飼るみ子/声)の死を目の当たりにしたユウキ・コスモ(塩屋翼/声)が、「バッフ・クランめぇー!!」と絶叫する場面が出てくるのだが、この時すでにイデの発動は避けられないのだということを予告されていたような雰囲気があり、しかも、いろいろな意味でここは記憶に残る場面だった。
また、「じゃあ、私達は何故生きてきたの!?」というイムホフ・カーシャ(白石冬美/声)の台詞や、「馬鹿な・・・。俺はまだ何もやっちゃいないんだぞ」というナブール・ハタリ(井上和彦/声)の台詞はすべての登場人物の言葉を代弁しているような気がして、これらは強烈な印象を残した台詞だった。