仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ドラゴンボールZ 復活の「F」

2017年03月14日 | ムービー
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(2015年/山室直儀監督)を見た。
物語は、「かつて、広大な宇宙を舞台に悪の限りを尽くしたフリーザ(中尾隆聖/声)は、ナメック星での孫悟空(野沢雅子/声)との死闘の後、地球において、未来から来たトランクス(草尾毅/声)に倒されたため、死後は地獄でミノムシのように吊るされていたのだが、以前の部下ソルベ(斎藤志郎/声)ら残党は、フリーザの復活を諦めていなかった。星を移住したナメック星人を見つけ出せないため、仕方なくスーパーサイヤ人が存在する地球に赴き、7個のドラゴンボールを集めてフリーザを復活させようとしたが、ちょうどピラフ(千葉繁/声)、シュウ(玄田哲章/声)、マイ(山田栄子/声)らが集めていた6個を奪い、ドラゴンレーダーを使って7個目も難なく探し出した。孫悟空への復讐計画を始めようとするフリーザは、生まれて初めての過酷なトレーニングに挑む。そして、その半年後・・・」という内容。
テレビアニメの『ドラゴンボールZ』(1989年~1996年)にフリーザが登場していたのは、1990年から1991年までのことらしいので、本作品での復活までは本当に長かったようだが、悪役ながら相当の人気があるキャラクターなのだろう。
(^。^)
原作マンガの連載(1984年~1995年/週刊少年ジャンプ)は終了してしまったが、その後もアニメ・オリジナルの物語が幾つか制作されているので、孫悟空はもちろん、孫悟飯(野沢雅子/二役)、ベジータ(堀川りょう/声)ら登場人物はそれぞれ成長していることから、本作のフリーザもパワーアップして金色になったとの設定のようだった。
(^_^;)
20年も前のアニメの登場人物(!?)が復活した新作映画を見て喜んでいる人が大勢いるのだから、"ジャパニメーション"というのは、国内でも海外でもまだまだ"クールジャパン"として稼げるのだろう。
(^_^)

THE IDEON 接触篇 A CONTACT

2016年07月01日 | ムービー
『THE IDEON 接触篇 A CONTACT』(1982年/富野喜幸総監督・滝沢敏文監督)を見た。
物語は、「地球人類が外宇宙へ移民を開始してから50年が経過していた西暦2300年代。アンドロメダ星雲の植民星A-7ソロ星への移民は2年前から始まっており、科学省はそこで異星人文明の遺跡を発掘した。その"第6文明人の遺跡"である3台のメカは、ユウキ・コスモ(塩屋翼/声)の父ユウキ・ロウル博士や、フォルモッサ・シェリル(井上瑤/声)の父フォルモッサ・ロダン博士らによって復元され、操縦系統が取り付けられていたものの、1年かけても動かすことができずにいた。ちょうどその頃、伝説の無限エネルギー"イデ"の調査のため、惑星ロゴ・ダウにやって来た異星人バッフ・クラン。その"ロゴ・ダウ"とは、コスモ達がいる"ソロ星"のことだった。調査隊の隊長ギジェ・ザラル(林一夫/声)は異星人との接触を避けるために苦慮したが、調査隊に同行していたカララ・アジバ(戸田恵子/声)は異星人への好奇心から戦闘偵察機コポラで母艦である巡洋艦グラム・ザンを発進し、地上に降りてしまう。彼女はバッフ・クラン宇宙軍総司令ドバ・アジバ(石森達幸/声)の次女であることから、早速捜索隊が組織されたが、捜索に出た兵士の不用意な発砲により地球軍とバッフ・クラン軍の武力衝突へと発展してしまった。地球軍の士官候補生ジョーダン・ベス(田中秀幸/声)らが応戦する中、コスモやイムホフ・カーシャ(白石冬美/声)、アフタ・デク(松田たつや/声)らがメカに乗り込むと、突然ゲージが輝き、それまで一切無反応だった3台のメカが動き出して・・・」という内容。
ピクニックにでも出かけるような軽い気持ちで異星人に近づいたカララの軽率な行動により、ソロ星の何千、何万人もの人達、ソロシップ(宇宙船であり第6文明人の遺跡)に逃げ込んで九死に一生を得た人達の肉親があっという間に死んでしまったわけだから、捕虜として身柄を拘束されたとはいえ、バッフ・クランのカララとマヤヤ・ラウ(松原雅子/声)に罪を償わせたいと考える人は多かっただろう。
15歳のバンダ・ロッタ(山田栄子/声)がカララに銃口を向け、「もう一人殺してしまったのよ。こうなれば一人殺すも二人殺すも同じよ。死んでください。恨み晴らさせてください」と言わざるを得なかった状況が何ともヘビー過ぎる。
無限力"イデ"については、「意思と知能を集積してエネルギーに変換するという、第6文明人が作り出した新しいエネルギーシステム」であるとされ、この作品の中ではそのコントロールシステムを解明するまでが描かれており、後編といえる『THE IDEON 発動篇 Be INVOKED』(1982年/富野喜幸総監督・滝沢敏文監督)において全物語完結となっている。
さて、この作品の設定は『禁断の惑星』(1956年/フレッド・M・ウィルコックス監督/アメリカ)という作品とあまりに酷似しているのだが、テレビシリーズの放送時(1980~1981年)や映画館での封切り時は、そのことについてマッタク話題にならなかったものだろうか。