『喜劇 負けてたまるか!』(1970年/坪島孝監督)を見た。
物語は、「大学を中退した寺川友三(谷啓)は、ふとしたことから知り合った黒井組の親分・黒井仙吉(高品格)の紹介で、詩人芸術協会を主催する流行作詞家・奥田斗志夫(人見明)を訪ねたが、事務員・良子(浜美枝)を襲おうとしていた男を本人とは知らずに罵ったため、弟子入りはできたものの、"水虫"という有り難くないあだ名を付けられてしまう。危ない所を助けられた良子は、友三を誘い一緒にお酒を飲み、酩酊した友三と一夜を共にするのだが、良子には銀之助(平田昭彦)という夫がいるのだった。また、友三には左右田美智子(柏木由紀子)という一方的に憧れている女性もいたが、銀之助と別れたい良子は、泣き落し戦術で友三を口説き、強引に妻の座に収まってしまう。友三は奥田からクビを告げられてしまうのだが、思い切ってラジオCMの制作会社"放送企画研究所"を起業し・・・」という内容。
詩人芸術協会には若いスタッフが何人かいるのだが、奥田が彼らを「君は天才だな。素晴らしい!!」などと言っておだてて、良いアイディアを出させているのだそうで、「みんないい気になって、アイディアを吸い上げられてるのよ」と良子は冷静に分析する。
(^_^;)
良子は随分としたたかな女性に描かれていて、「あたし、家を出てきちゃったの」とあっけらかんと言い、友三が滞納していた部屋代を全額払ってしまったので、そうなると、いくら友三が「駄目だ。出て行け!!」と言ったところで、「出ていくとすればあなたのほうですよ」と、大家はもうすっかり良子の味方だ。
(^_^)
その良子と夫婦だった銀之助もやはりただ者ではなかった。
作曲担当の越井(小松政夫)ら、社員を味方につけ、友三の会社を乗っ取てしまうのだ。
それでも、「人間、悔しい目にあった時が別れ道だ。駄目になるか、偉くなるか。ラジオが駄目ならテレビがあるさ!!これからはテレビの時代だよ」と、友三はめげないのだが、その台詞にあるように、やはりすでに映画の時代ではなかったようだ。
(^。^)
物語は、「大学を中退した寺川友三(谷啓)は、ふとしたことから知り合った黒井組の親分・黒井仙吉(高品格)の紹介で、詩人芸術協会を主催する流行作詞家・奥田斗志夫(人見明)を訪ねたが、事務員・良子(浜美枝)を襲おうとしていた男を本人とは知らずに罵ったため、弟子入りはできたものの、"水虫"という有り難くないあだ名を付けられてしまう。危ない所を助けられた良子は、友三を誘い一緒にお酒を飲み、酩酊した友三と一夜を共にするのだが、良子には銀之助(平田昭彦)という夫がいるのだった。また、友三には左右田美智子(柏木由紀子)という一方的に憧れている女性もいたが、銀之助と別れたい良子は、泣き落し戦術で友三を口説き、強引に妻の座に収まってしまう。友三は奥田からクビを告げられてしまうのだが、思い切ってラジオCMの制作会社"放送企画研究所"を起業し・・・」という内容。
詩人芸術協会には若いスタッフが何人かいるのだが、奥田が彼らを「君は天才だな。素晴らしい!!」などと言っておだてて、良いアイディアを出させているのだそうで、「みんないい気になって、アイディアを吸い上げられてるのよ」と良子は冷静に分析する。
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良子は随分としたたかな女性に描かれていて、「あたし、家を出てきちゃったの」とあっけらかんと言い、友三が滞納していた部屋代を全額払ってしまったので、そうなると、いくら友三が「駄目だ。出て行け!!」と言ったところで、「出ていくとすればあなたのほうですよ」と、大家はもうすっかり良子の味方だ。
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その良子と夫婦だった銀之助もやはりただ者ではなかった。
作曲担当の越井(小松政夫)ら、社員を味方につけ、友三の会社を乗っ取てしまうのだ。
それでも、「人間、悔しい目にあった時が別れ道だ。駄目になるか、偉くなるか。ラジオが駄目ならテレビがあるさ!!これからはテレビの時代だよ」と、友三はめげないのだが、その台詞にあるように、やはりすでに映画の時代ではなかったようだ。
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