仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

私の愛情の対象

2007年06月24日 | ムービー
『私の愛情の対象(原題The Object of My Affection)』(1998年/ニコラス・ハイトナー監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ジョージ・ハンソン(ポール・ラッド)はゲイ。恋人のロバート・ジョリー(ティモシー・デイリー)と別れてしまい、部屋を失う。パーティーで偶然知りあったニーナ・ボロウスキー(ジェニファー・アニストン)が住んでいるアパートの一室を借りられることになるが、ニーナにはヴィンス・マクブライド(ジョン・パンコウ)という彼氏がいて、彼女はヴィンスとの間の子供を妊娠するものの、彼との同居を拒み、ルームメイトのジョージと一緒に子供を育てたいと言い出す」という内容。
ニーナの希望をOKしたジョージにも新しい彼ポール・ジェームズ(アモ・グリネロ)が出来ちゃうものだから、ただでさえ複雑な話がさらに複雑になっていく。
(^。^)
仁左衛門の周囲には(男同士でも女同士でも)ゲイの人たちはいない(と思われる)し、身近にはない題材を扱った作品なので、『ハリー・ポッターと賢者の石(原題Harry Potter and the Philosopher's Stone)』(2001年/クリス・コロンバス監督/アメリカ)を見るのとあまり変わらない不思議な気持ちで見ていた。
(^_^)
この映画には何となく不似合いな気がするウエディングマーチが流れたのは、ジョージの弟フランク(スティーヴ・ザーン)の結婚式の場面。
ニーナとジョージは息があったダンスを披露して、それはごく普通の幸せなカップルのように見えたのだが、その直後「あなたと一緒にいたい。結婚したい。私と同じ気持ちになって」と言ったニーナにジョージは、「仕方がないよ。必要なのはポールだ」と答える。
泣いたって仕方がないよな。
相手は、ゲイなんだから。
(^_^;)
何とも不思議な物語だった。