仁左衛門日記

『サロゲート(原題Surrogates)』(2009年/ジョナサン・モストウ監督/アメリカ)を見た。
物語は、「近未来。14年前、ライオネル・キャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)により、身代わりロボットの"サロゲート"が開発され、その3年後に軍事用から産業用へ転用された後に一般化して、世界人口の98％が使用するに至った。脳波で遠隔操作できるサロゲートが人間に代わって日常生活を行うようになり、何事も分身まかせ。人々は自宅から出かけることがなくなった。ただ、予言者と呼ばれるZ・パウエル(ヴィング・レイムス)をリーダーとする反対派が生まれ、サロゲートを使用しない人間達は自治区を構築してそれまで同様の日常生活を続けていた。そんなある日、サロゲートが襲われ、安全装置で守られているはずのオペレーター(操作者)が死亡した。世間に知られれば大パニックを招きかねないこの事件は極秘扱いとされ、FBI捜査官のトム・グリアー(ブルース・ウィリス)とジェニファー・ピータース(ラダ・ミッチェル)が密かに捜査を進めることになったのだが・・・」という内容。
サロゲート本体に何か不都合が起きても、オペレーター本人には危害が及ばないこともあって、爆発的に普及した結果、犯罪、暴力、伝染病、人種差別が激減したという。
そこは素晴らしい。
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数メートル下に飛び降りても身体は何ともないし、男も女も皆スタイル抜群で、一人も太った人間がいない。
そこいらを歩いているのは皆モデルのような"人"ばかりだが、ものすごい美人のオペレーターが、実は太っちょのおじさんだったりするのが面白い。
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『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズの草薙素子は、2体同時にリモート義体を操ることができるが、この作品では2体同時は無理らしい。
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また、サロゲートのシワひとつない顔は妙に不自然に見えるものの、様々なオプションが用意されているようなので、限りなく人間に近づき、ほとんど見分けがつかないくらいにできるようだ。
これはナカナカに面白い設定と世界観の作品だった。

映画『プロポーズ(原題The Bachelor)』(1999年/ゲイリー・シニョール監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ジミー・シャノン(クリス・オドネル)は祖父が残した1億ドルを相続することになった。30歳の誕生日までに結婚することが遺産相続の条件だったが、誕生日は翌日。ジミーには元々結婚願望が無く、しかも3年付き合ったアン・アーデン(レニー・ゼルウィガー)にはプロポーズを断られたばかり」という内容で、他愛もないラブコメ。
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脇役でマライア・キャリー(イラーナ役)とブルック・シールズ(バックレイ役)が出演していたことに少し驚いたくらいだが、何百人ものウエディングドレス姿のエキストラを用意するハリウッド映画のスケールはやはり凄い。
また、挿入歌にはドラマ『アリー my Love』でも良く登場したバリー・ホワイトの『You're the First, the Last, My Everything』が使われていたが、これはすっかりラブコメ御用達か!?
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「結婚は最高の選択だった。月日が経ち、年老いても若い頃の姿を重ねて見つめてくれる人がいる」
神父(ジェームズ・クロムウェル)のこの台詞は良かったかな。
レニー・ゼルウィガーは、『ブリジット・ジョーンズの日記(原題Bridget Jones's Diary)』(2001年/シャロン・マグワイア監督/アメリカ)の主演女優だが、この映画では普通に痩せていた。
(^_^)