Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オーディオの「音質を決める」材質について

2016年04月07日 | ピュアオーディオ
最近は「非磁性体」と云う事で「アルミ製」の箱体が高級品には使用されているが、「音質」には「好影響」なのだろうか? 個人的には「はなはだ疑問?」を持っている。管球アンプの達人たちはこぞって「鉄製シャーシ」を使っていた。アルミ製やステンレス製ではない処が面白い。

音数や音色の多彩さを得る為には「色々な沢山の材質」が入っている事が不可欠だと原理的に理解している。その材質を電気が通って来る時に、その材質の音色も併せて出してくれるからだ。だから「簡単な作り」の機器ではいたって簡単なサウンドで有り、複雑な構成の機器では「複雑なサウンド」がしてくると思っている。ただし、複雑な機器程その実力を出すのが難しい事も事実である。

個人的には「鉄(Fe)」が必ず入っていなければならないと思っている。それも良質の鉄が使ってなければならない。古い話であるが、WEのトランスでは「純鉄性」のトランスが最高に良いとされている。その作りの複雑さと手間暇の入れ方は半端ではない。現在では作れない代物だと思う。WEのライントランスを時系列に追っかけて「音質確認」をしたことが有るが、やはり「古いモノほど」サウンドが豊かで良いと云う結論に達した。ライントランスの場合50A以前のモノがそれに相当すると思う。音色が50番以降のモノと全く違う傾向なのである。

話は変わって「ケーブル」ではどうだろう?現在ではほとんどが「銅線」である。これに皆さんは疑問を持たないのだろうか?「銅」には「銅」にしか出せない音も有るが、「銅」では出ない音が有ると云う事を理解してほしい。ちょっとグレードを上げれば「銀メッキ線」や「銀線」が有る。

「電気はケーブルの表層を流れる」と云う事実が有る。これから行けば「銅線に銀メッキ」すればかなりの音質アップが期待できる。事実かなり豊かなサウンドで、「銅」と「銀」の音色を併せ持ったサウンドになる。「銀線」は「銀」特有の音で繊細で輪郭がシャープで広帯域で・・・と良さそうなサウンドである。音も非常に豊かに感じる。

ここで私の使っている最高グレードのケーブルには「鉄(Fe)」が使われている。磁石にくっつくので直ぐ判ると思う。ケーブル材に「鉄」???と思われるかも知れない。本当に良いモノには先述のWEのトランスでも云った様に「鉄」が使われているのです。ただ一般に知られている「鉄」の使われ方ではなく、「性能を上げるために使われた鉄」であると云う事。それなりの工夫がシッカリとされているのだと思っている。技術の有るメーカーでないと作れないモノです。


最新の画像もっと見る