Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ステレオはこれからどう進化するのだろう?

2017年02月15日 | ピュアオーディオ
40数年前、オーディオを始めた当初は全くの初心者で、他人の模倣から始めた。当時は1970年代前半、CD-4やマトリックス4chの流行り出した頃だった。自分も最初はCD-4のシステムコンポから始めた。当時は「臨場感」という言葉が売り言葉だった。

当時、自分の考えたステレオの再生は、「楽器を演奏する人数分のSPが要る」と考えていた。これは今でも変わらない。トリオなら3台のSP、カルテットなら4台のSP、オーケストラならその人数分のSPが要るのが本来の姿だと思っていた。

2chでも4chでも「再生周波数帯域」や「力感」、「音数」・・・と追求して行けばコストは限りなく高くなって行く。結局「ピュア2ch」を追求する事だけでも大変な事だと知る。現在はピュア2chで「我慢」しているが、本来はもっとたくさんのSPを一緒に鳴らしてやりたいと思うが、インピーダンス整合やSP数の切り替えのプログラム等とても自分一人では出来そうもない。結局は今の「ピュア2ch」で諦めるしかない。

モノーラル再生からステレオ、ステレオから4チャンネル、5.1チャンネルと変遷はして来ているが、やはり大勢はステレオである。これからどの様に進化していくのだろう? もっともオーディオ業界自体が「地盤沈下」している状態では将来を見据えた新しい方式等の投資は難しいだろう。

パソコンやプログラムを使った新し方法の「小手先」の技術では、基本をしっかり押さえた2chシステムには「音質」でかなわない。もっと抜本的に変わる必要が有る。