日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

 世界の出来事から日本・韓国・朝鮮の未来を見る。
 皆さんの声を生かして活動を進めます。

最終調整が成功するかどうかに関心が集まっている。会談の結果次第では、金副委員長がドナルド・トランプ大統領と面会する可能性もある。

2018-05-30 | 板門店宣言を次々実行

「金委員長の特使」金英哲副委員長、トランプ大統領に“親書”手渡すか

登録:2018-05-30 03:54 修正:2018-05-30 07:16


ソン大使とキム副相の実務交渉中に訪米 
最高官級で核心議題を最終調整 
果敢な初期措置と相応措置について協議 
トランプ大統領との面会可能性に注目集まる 
米政府、対北朝鮮追加制裁を無期限延期 
トランプ大統領「首脳会談以上の交渉を進めている」

 
                                          4月27日の南北首脳会談の際、北朝鮮の金正恩国務委員長の隣に同席した金英哲労働党副委員長//ハンギョレ新聞社

 金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長が30日(現地時間)にニューヨークを訪問することが確認された中、マイク・ポンペオ米国務長官などと朝米首脳会談の議題をめぐる最終調整が成功するかどうかに関心が集まっている。会談の結果次第では、金副委員長がドナルド・トランプ大統領と面会する可能性もある。

 金副委員長の訪米は、ポンペオ長官の2度にわたる訪朝に対する答礼訪問の性格を帯びている。ポンペオ長官は、CIA長官時代の3月31日~4月1日と国務長官に就任直後の今月9日に北朝鮮を訪問し、金副委員長と朝米首脳会談について協議した。再び二人が接触する必要があるなら、今度は金副委員長が米国を訪問する番だったといえる。

 しかし、金副委員長の訪米はそれ自体で特別な意味がある。ビル・クリントン政権時代の2000年10月、趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会副委員長が、金正日(キム・ジョンイル)総書記の特使として訪米して以来、初めて行われる北朝鮮最高官級の米国訪問だからだ。国連総会などの多国間会議を除き、米国政府は最近、北朝鮮関係者にビザを発給したことがない。

 金副委員長の訪米は、北朝鮮のチェ・ソ二外務副相の24日の談話により、首脳会談が軌道を離脱した時期を前後して進められたものと見られる。CNNは23日、「米政府が北朝鮮との高官級会談を推進している」とし、(米政府が)金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が核プログラムを放棄するという確約をもらうことを望んでいると報じた 。当時はポンペオ長官と金副委員長が第3国で会う可能性がささやかれたが、米国訪問という結論が出たわけだ。

 6月12日に予定された史上初の朝米首脳会談の核心議題は、北朝鮮の核の廃棄だ。米国は非核化の意志を確認できる「大胆な措置」を先に取ることを求めており、北朝鮮はそれに見合う見返りを引き出そうとしている。これは、ソン・キム駐フィリピン米国大使とチェ・ソニ副相の「板門店会談」ではなかなか最終的な結論を下せない問題だ。実際、板門店会談では、これと言った進展が見られなかったという。

 これによって「チェ・ソニ-ソン・キム」より格上の「金英哲-ポンペオ」を通じて、再び意見調整が試みられるものとみられる。ポンペオ長官は、完成した核弾頭の搬出や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の廃棄のような果敢かつ迅速な初期措置を再び要求するものと予想される。それに見合う措置を求める北朝鮮の要求をいかに折衷するかが、首脳会談の運命を分けるものと見られる。チョ・ソンニョル国家安保戦略研究院首席研究委員は、金副委員長の訪米に対して「(朝米が)非核化や体制保証と関連し、重要な部分で意見の相違があったため、(金副委員長が米国に)行った可能性がある」と指摘した。

2000年10月10日、米ワシントンのホワイトハウスでビル・クリントン大統領を面会した趙明禄北朝鮮国防委員会副委員長。趙副委員長は、当時の米国訪問を通じて、朝米が敵対感から脱して新たな関係を樹立するため、全力を尽くすという朝米共同声明を引き出した//ハンギョレ新聞社

 もう一つの関心事は(金副委員長が)トランプ大統領と面会するかどうかだ。トランプ大統領の特使だったポンペオ長官が、2度の訪朝で金正恩委員長と面会したため、相互主義原則によって金副委員長もトランプ大統領に直接会う可能性もある。元政府高官も29日、「金英哲副委員長が金正恩委員長のメッセージをトランプ大統領に伝えるのではないかと思っている」と話した。トランプ大統領は、ツイッターを通じて金副委員長の訪米を確認すると共に、「現在、首脳会談とそれ以上に関する交渉が進められている」と言及し、金副委員長の訪米の成果に対する期待感を高めた。朝米首脳会談に続き、南北米による終戦宣言まで行われる可能性を示唆したものと言える。

 金副委員長の訪米の目的には、トランプ大統領に直接会い、ジェスチャーや話術など基礎的な情報を把握することも含まれているものと見られる。首脳会談の準備のためにはトランプ大統領に対する対面情報が必要だ。

 一方、トランプ大統領が24日に朝米首脳会談の中止を内容とする公開書簡を発表した後、米国政府が進めていた対北朝鮮制裁措置の施行が無期限延期されたと、ウォールストリートジャーナルが28日付で報道した。首脳会談が復活した状況で雰囲気を害さないためと見られる。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員、キム・ジウン、ノ・ジウォン、ファン・ジュンボム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

安倍首相はトランプ大統領の朝米首脳会談取り消し発表が出てきた直後の25日(現地時間)午前には、訪問地であるロシアのサンクトペテルブルクで「トランプ大統領の判断を支持する」と述べた。

2018-05-29 | 安倍内閣の実像

安倍首相、朝米会談に対する立場が行ったり来たり…今度は「実現を強く期待」

登録:2018-05-28 23:09 修正:2018-05-29 07:38

「トランプ大統領の取消判断を支持」から急変 
実現可能性高まると発言内容ガラリと変えて 
「日米の認識は完全に一致…トランプと電話望む」

 
                                                 安倍晋三首相 //ハンギョレ新聞社

 朝米首脳会談調整のための両国接触が進行される中で、日本の安倍晋三首相が今回は「朝米首脳会談の実現を強く期待する」と発言した。彼の発言は、朝米首脳会談実現の展望に応じて波打ち続けている。

 安倍首相は28日、参議院予算委員会で「ドナルド・トランプ米大統領が来月12日に朝米首脳会談開催に向かいつつあるとの趣旨を明らかにしていて、朝米間で協議が進行していることは知っている」として「朝米首脳会談は、核・ミサイル、何よりも重要な日本人拉致問題を進展させるための機会にすることが重要だ。問題解決に役立つ会談になるべく、朝米首脳会談の実現を強く期待する」と話した。

 安倍首相はトランプ大統領の朝米首脳会談取り消し発表が出てきた直後の25日(現地時間)午前には、訪問地であるロシアのサンクトペテルブルクで「トランプ大統領の判断を支持する」と述べた。しかしトランプ大統領がわずか数時間後に“取り消しを取り消し”する動きを見せると、この日午後には「朝米首脳会談の開催は必須不可欠だ」との立場を明らかにした。ドナルド・トランプ米大統領が27日午後、6・12シンガポール首脳会談調整のため朝米接触が進行中という事実を確認し「北朝鮮の経済的繁栄」を繰り返し強調すると、28日には朝米首脳会談に対する立場をはっきり肯定的に変えた。

 安倍首相は、朝米首脳会談の開催が今や“不可避”になったと見ると、それに基づいて日本の主張を貫徹しようとしていると見られる。安倍首相は「トランプ大統領と緊密に連係していっており、日米の認識と方針は完全に一致している。近い時期に、できるだけ早くトランプ大統領と電話で会談したい。わが国は引き続き北朝鮮から問題解決に向けた具体的行動を引き出すために、日米、そして日米韓と協力し、ロシアと中国を含む国際社会と着実に連係して行く」と話した。

 北朝鮮の生物化学兵器や中短距離ミサイル廃棄問題までを朝米首脳会談で議題に上げなければならないという立場も繰り返した。先週、北朝鮮が実施した豊渓里(プンゲリ)核実験場爆破について質問を受けると、「今回の爆破がすべての大量破壊兵器と種々の射程距離の弾道ミサイルの完全で検証可能で不可逆的な廃棄(CVID)に向けた具体的行動につながることを期待して、引き続き動向を注視したい」と述べた。

 これに先立って日本のマスコミは、安倍首相が来月8~9日にカナダで開かれる主要7カ国(G7)首脳会議出席前の6~7日に米国を訪問し、トランプ大統領と首脳会談をする方案を検討していると報道した。菅義偉官房長官は28日、これについて「いちいち答えることは避けたい」として「主要7カ国首脳会議の機会を含めさまざまな検討をしている」と話した。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

当初の予定通り朝米(米朝)首脳会談が6月12日に開催されるかどうか、今週中に決まるものとみられる。

2018-05-29 | 板門店宣言を次々実行

【シンガポール、北京聯合ニュース】

北朝鮮と米国が早ければ29日にも、シンガポールで実務者協議を行うもようだ。外交消息筋が28日、明らかにした。

韓国報道陣の質問を受ける在シンガポール北朝鮮大使館の関係者=28日、シンガポール(聯合ニュース)
韓国報道陣の質問を受ける在シンガポール北朝鮮大使館の関係者=28日、シンガポール(聯合ニュース)

 南北軍事境界線のある板門店で29日まで続くとみられる朝米の実務協議では非核化や北朝鮮の体制保証など首脳会談の議題を、シンガポールでは儀典や警備などを協議する見通しだ。その結果により、当初の予定通り朝米(米朝)首脳会談が6月12日に開催されるかどうか、今週中に決まるものとみられる。

 外交消息筋は「シンガポールで朝米が協議するのは、主に首脳会談の実行計画に関することのようだ」と話した。

 同協議に参加するため米国からはヘイギン大統領次席補佐官をトップとする先遣チームが日本を経由して28日にシンガポール入りする予定だ。

 北朝鮮からは金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の側近で「執事」と呼ばれるキム・チャンソン国務委員会部長を含む実務団8人が協議に参加する見通し。8人は28日午後に北京を出発しシンガポールに向かう航空便の搭乗者名簿に記載されていることが確認された。

 27日には板門店で北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の米国首席代表を務めた元駐韓米大使のソン・キム駐フィリピン大使と、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が実務協議を行った。協議は28日も続けられていることが分かった。

 板門店とシンガポールでの二つのチャンネルで調整が進めば、それを基に金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長とポンペオ米国務長官による調整が行われる見通しで、最終的にはトランプ大統領が首脳会談を開催するかどうか判断するものとみられる。

yugiri@yna.co.kr


定例会談の合間にも緊急な必要がある場合、今回のように板門店の南側と北側で交互に実務的な会談を随時開催できれば、南北関係の急速な発展を促進できる」と強調した。

2018-05-29 | 板門店宣言を次々実行

簡素な南北首脳会談 今後も「あり得る」=文大統領

2018/05/28 16:24

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、青瓦台(大統領府)で首席秘書官・補佐官会議を開き、「今回の南北首脳会談で最も意味が大きかったのは、南北首脳が緊急懸案を議論するため、複雑な手続きや形式を省き、日常の出会いのように連絡して約束し、気楽に会ったこと」と述べ、今後、手続きや形式を簡素化した南北首脳会談が開催される可能性を示唆した。

会議で発言する文大統領=28日、ソウル(聯合ニュース)
会議で発言する文大統領=28日、ソウル(聯合ニュース)

 文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は26日、軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で電撃会談した。両氏の会談は4月27日以来、約1カ月ぶりとなる。青瓦台によると、会談は金委員長が25日午後、「一切の形式にとらわれず会いたい」と提案し、実現した。会談は極秘で進められ、青瓦台は会談後に会談の事実を公表した。

 文大統領は「(4月27日の)板門店会談や今秋に予定されている平壌会談のように、格式を備えた定例会談を行うことは南北関係の発展のため非常に重要だ」とした上で、「それに加え、定例会談の合間にも緊急な必要がある場合、今回のように板門店の南側と北側で交互に実務的な会談を随時開催できれば、南北関係の急速な発展を促進できる」と強調した。

 また、「今後、類似した形の会談があり得ることを念頭に置き、(大統領の留守中の)軍統帥権などの空白に備えた準備、関連国に対する事前・事後の通知方法などをあらかじめ講じてほしい」と指示した。

kimchiboxs@yna.co.kr


電撃的に行われた。来月12日の首脳会談まで時間が迫っているだけに、朝米間の隔たりがある核心争点に対し、速やかに意見調整が進められるものと見られる。

2018-05-28 | 板門店宣言を次々実行

「ソン・キム元大使、板門店でチェ・ソ二副相と朝米首脳会談の実務交渉中」

登録:2018-05-28 06:02 修正:2018-05-28 08:16

ホワイトハウス、国防総省、国務省の担当者ら、板門店北側地域で会談 
来月12日の朝米首脳会談のための事前協議と見られる 
「北朝鮮核問題」など両国間の核心懸案をテーマに29日まで会談する予定 

 
                                 北朝鮮外務省のチェ・ソ二副相(左)とソン・キム元駐韓米国大使(右)/聯合ニュース

 在韓米国大使を歴任したソン・キム駐フィリピン大使が、北朝鮮外務省のチェ・ソ二副相と、板門店(パンムンジョム)で朝米首脳会談に向けた実務交渉を行っていることが確認された。

 27日、ハンギョレの取材と米ワシントンポスト紙の記事内容を総合すると、キム大使は同日から板門店北側地域の板門閣でチェ・ソ二副相と首脳会談に向けた実務交渉を進めた。同会談は29日まで開かれる予定だ。

 同日、キム大使は、アリソン・フッカー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)朝鮮部長やランドール・シュライバー米国防総省アジア太平洋次官補、マイク・ポンペオ米国防長官の7~8日の平壌(ピョンヤン)訪問に同行した国務省関係者など、米国の高官らと共に首脳会談の準備に向けた実務協議に乗り出したという。ワシントンポスト紙は、彼らが6月12日にシンガポールで行われる予定の史上初の朝米首脳会談の核心争点である「北朝鮮核問題に集中している」と報じた。今回の会談は韓米メディアに事前告知されることなく、電撃的に行われた。来月12日の首脳会談まで時間が迫っているだけに、朝米間の隔たりがある核心争点に対し、速やかに意見調整が進められるものと見られる。

 現在、朝米間の核心争点は核廃棄の方法と速度、そして北朝鮮に対する明確な体制保証の約束などそれに伴う米国の見返りだ。北朝鮮は本格的な核廃棄に乗り出す前に、軍事脅威の解消と体制保証を求めているが、米国は北朝鮮の具体的かつ信頼できる非核化措置を先に確認しようとしている。

 キム大使は、オバマ政権時代の2001年11月から2014年10月まで韓国大使を歴任しており、それ以前には6カ国協議の米国代表を務めた。チェ・ソ二副相は、北朝鮮で長い間米国問題を担当してきた米国専門家であり、先日、ドナルド・トランプ大統領の怒りを誘った24日の談話を作成した。チェ副相はこの談話で「私たちは会話を乞うておらず、米国が我々と対座しないなら、あえて引き留めるつもりはない。我々が米国と会談場で会うか、核対核の対決場で会うかは、全面的に米国の決心と行動にかかっている」と明らかにした。以降、トランプ大統領が6月12日、シンガポールに予定された朝米会談を取り消す意向を示したが、北朝鮮のキム・ゲグァン外務省第1副相の追加談話と5・26南北首脳会談などを通じて、辛うじて会談が取りやめになる危機は免れた。

キル・ユンヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

混乱の原因:ホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官は13日、放送インタビューで「リビアモデル」を取り上げ、マイク・ペンス副大統領も21日「リビアの前轍」と発言した。

2018-05-27 | 板門店宣言を次々実行

平和威嚇・同盟無視…トランプの危険な瀬戸際戦術

登録:2018-05-25 23:53 修正:2018-05-26 09:02
 
                                                    ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長//ハンギョレ新聞社

 6月12日に予定された朝米首脳会談を19日後に控えた24日にも、会談に対する期待を高めるさまざまなことが起きた。昼には世界を揺るがす核爆弾がさく烈した豊渓里(プンゲリ)の核実験場はダイナマイトで崩落し、夕方には北朝鮮の高官級要人が北京に着き、シンガポールでの朝米事前接触に参加する要人ではないかという言葉が出回った。

 朝鮮半島が眠りにつこうとしていた午後10時40分頃、ドナルド・トランプ米大統領は、それまでのさまざまなサプライズショーを覆い隠してあまりある内容の手紙を公開した。北側の「激しい怒りと公然たる敵対感」を理由に、朝米首脳会談を取り消したのだ。このニュースが伝えられた後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領をはじめとする大統領府の人々はあたふたと会議室に集まった。金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は、4・27南北首脳会談の時に文大統領が明け方ゆっくり眠れるようにすると約束したが、今回は米国大統領が睡眠を許さなかった。世界のリーダーは「深い憂慮」、「遺憾」、「失望」を示した。

 米国は、チェ・ソニ北朝鮮外務省副相の「核対核の対決」などと挑発的な言辞を問題にした。マイク・ポンペオ国務長官はまた、議会で「連絡を試み続けたが電話を受けなかった」として、連絡途絶など北朝鮮の不誠実な交渉態度も会談中止の理由に挙げた。北朝鮮が口実を提供した側面は否めない。ソウル大学のイ・グン教授は「北が談話文形式で好戦的な姿を見せたことが(会談中止の)原因と見られる」と話した。

 だが、米国の政界とマスコミは、トランプ行政府の刺激的発言、混乱、準備不足を叱責した。ロバート・メネンデス民主党上院議員は「私はリビアモデルに言及し続けることが、北朝鮮から結果を得るための外交的方法になるとは思わない」と述べた。ホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官は13日、放送インタビューで「リビアモデル」を取り上げ、マイク・ペンス副大統領も21日「リビアの前轍」と発言した。メネンデス議員は、米国の高官がカダフィ大佐の末路を連想させ、北朝鮮にアレルギー反応を起こさせる“リビアモデル”をたびたび取り上げたことも問題と指摘した。ワシントンポストは「米国がリビアに言及すればするほど、北朝鮮は一層腹を立てた」という題名の記事で「歴史を調べれば、リビアはペンスやトランプが選びうる最悪の例示であり、それがここ数日間再び緊張を高めることに寄与した」と指摘した。米国大統領が公開書簡で核攻撃の可能性を示唆したことは驚くに値するという反応も出ている。発表が、米国をはじめとする外信記者たちが核実験場の爆破を取材するため北朝鮮を訪問した“危険な”タイミングで出てきた点も批判の対象になった。

 最大の問題は、北朝鮮核問題解決のために最も緊密に協力しなければならない同盟国の韓国を徹底的に締め出した点だ。韓国大統領府は、米国のマスコミ報道に接して会談中止の事実を知った。大統領府は事前にいかなる暗示も受けられなかったと伝えられた。発表時点は、文大統領が朝米の終盤の神経戦を鎮めるためにホワイトハウスを訪問し帰国してから24時間も経たない時点だった。米国が同盟と敵を区別せずに信用を裏切ったわけだ。ニューヨークタイムズは、今回の発表に対し「全世界を混乱させた」とし、会談の仲裁役を引き受けた韓国と相談しなかったことは「同盟国に対する軽率」と批判した。

 北朝鮮のトレードマークと認識されてきた「瀬戸際戦術」を駆使するトランプ大統領は、自身が同意した「平和、繁栄、安定」という北朝鮮核廃棄目標に対する真正性をさらに疑わしくさせることになった。NBC放送は、トランプは北朝鮮が会談中止を先に発表して先手を取られると思って急いだと、米国の官吏たちの言葉を引用して報道した。「ロシアゲート」捜査など、国内の政治的危機打開のために朝米会談を急ぎ、中止発表も政治的計算の結果という批判が出ている。

イ・ボニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

南北首脳が“ホットライン”で直接通話したのは今回が初めてだ。26日午後、板門店の北側地域にある統一閣・・・

2018-05-27 | 板門店宣言を次々実行

南北首脳、初めて“ホットライン”通話し、“2次会談”に直行

登録:2018-05-26 22:34 修正:2018-05-27 08:06

ホットライン開通後、26日初の直接通話 
文大統領「電話ではなく、会って話そう」 
直ちに南北2次首脳会談実施へ 
ソ・フン-キム・ヨンチョルも同席し2対2会談開催

 
文在寅大統領と金正恩国務委員長が26日午後、板門店の北側地域にある統一閣での首脳会談に先立って白頭山の絵の前で記念撮影をしている=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 26日午後に開かれた文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の電撃的な首脳会談に先立ち、両首脳がこの日“直通電話”(ホットライン)を通じて意見を交わしたと伝えられた。南北首脳が“ホットライン”で直接通話したのは今回が初めてだ。

 大統領府の事情に詳しい与党の人々の話を総合すれば、文大統領は朝米首脳会談の開催と関連して、この日金委員長と初めて直接通話をしたという。ある要人は「(文大統領が)重要な話が交わされ始めると、通話の途中で『こうしているよりも会おう』と提案して(金委員長に)会うことになった」と伝えた。

 首脳会談があることを大統領府内で知っていたのは、イム・ジョンソク秘書室長などごく少数に限られ、大統領府内でも徹底した保安がなされたという。

 突然実現した首脳会談なので、両側の倍席者は最小化された。南側からはソ・フン国家情報院長、北側からは金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党中央委員会副委員長兼統一戦線部長が同席したと、大統領府が明らかにした。

 
            文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が26日午後、板門店の北側統一閣での首脳会談に先立って握手している=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 文大統領が27日午前10時に直接会談の結果をブリーフィングするとの発表を考慮すれば、朝米首脳会談の開催などが内容に含まれるものと見られる。

 これに先立ってユン・ヨンチャン大統領府国民疎通首席は、書面ブリーフィングを通じて、文大統領がこの日午後3時から5時までの2時間、板門店の北側地域にある統一閣で金委員長と会談したと明らかにした。ユン主席は「両首脳が4・27板門店宣言の履行と朝米首脳会談の成功的開催のために虚心坦壊に意見を交換した」と説明した。さらに「両側の合意により、会談の結果は明日(27日)午前10時に文大統領が直接発表する予定」と話した。

キム・ボヒョプ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

本公演を見てぜひ生徒たちにも見せてあげたいというオモニ会役員たちの強い思いに留学同京都が応えたものだ。

2018-05-26 | 朝鮮総聯京都のみなさん

朝鮮学校オモニ会京都府連絡会全体役員会/

「ぶれてはいけないと強く感じた」

4.24記念演劇「春の先駆者」の再演

2018学年度「朝鮮学校オモニ会京都府連絡会全体役員会」が5月12日、京都中高で行われた。これに役員、関係者40人が参加した。

2018学年度「オモニ会京都府連絡会全体役員会」が行われた

 

1部では、総聯京都府本部の趙明浩教育部長のあいさつに続いて、女性同盟本部の鄭英姫子育て支援部長からオモニ会活動についての説明があった。

そして、留学同京都の成尚旗副委員長が「わたしと朝鮮学校」と題する講演を行った。

今年2月に上演された4.24教育闘争70周年記念演劇「春の先駆者」の脚本を手掛けた講師は、「民族を学ぶこと」「朝鮮学校の大切さ」について語った。

4.24教育闘争70周年記念演劇「春の先駆者」が再演された

2部では、4.24教育闘争70周年記念演劇 「春の先駆者」が同校講堂で再演された。全校生徒と教職員、女性同盟員や学父母、日本の市民ら約280人が観覧した。

これは、本公演を見てぜひ生徒たちにも見せてあげたいというオモニ会役員たちの強い思いに留学同京都が応えたものだ。

3部では、この日の感想や、激動する朝鮮半島情勢などについての班別討論が行われた。

最後に連絡会の朴錦淑会長が結びのあいさつを行った。

演劇を見たある参加者は、「民族にこだわることは狭い世界に閉じこもるという意味ではない。自分の生きる軸は何なのか。しっかり考えてみようと思った。いろんな悩みや迷いを持ちながらウリハッキョに通わせているが、母親が決してぶれてはいけないと改めて強く感じた」「みんな同じように北南首脳会談を見て喜び感動し、統一を願っていることを共感できたことがとても良かった」と述べた。

また、ある役員は「留学同の学生たちの素朴で正直な言葉(セリフ)、気持ちに触れ心打たれた。教育がいかに大切か、子どもたちをしっかり育てていかなくてはと深く考えさせられた」と感想を話した。

【女性同盟京都】


もし米側が問題を解決したいのなら、今がチャンスだ。もし平和をつかみたいのなら、今がチャンスだ。もし歴史を創造したいのなら、今がチャンスだ」と強調した。

2018-05-25 | 中国をよく知ろう

米朝首脳会談 王毅外交部長「問題解決のチャンスは今」

人民網日本語版 2018年05月24日11:12
 
米朝首脳会談 王毅外交部長「問題解決のチャンスは今」
 

中国の王毅国務委員兼外交部長(外相)は現地時間23日、アルゼンチン訪問を終えて帰国する際にワシントンに立ち寄り、米国のポンペオ国務長官と会談した。両氏は会談後共同記者会見に臨んだ。中国新聞社が伝えた。

王部長は「私とポンペオ国務長官は現在各国が最も注視する朝鮮半島核問題について意見交換した。私は情勢についてポンペオ長官の分析と見方を聴いた」と述べ、人々に伝えたい点として以下を挙げた。

(1)中国側は朝鮮半島の非核化実現に揺るぎなく尽力する。この立場が変わることは決してない。中国側は同時に、朝鮮半島の非核化を推進する過程において、適切な時期に朝鮮の理にかなった安全保障上の懸念を解決する必要があると考える。非核化目標の実現に従い、長期的で有効な朝鮮半島の平和メカニズムを構築すべきだ。

(2)中国側は米朝首脳会談の開催を揺るぎなく支持する。米朝首脳の直接接触・対話は朝鮮半島核問題解決の鍵だ。われわれは今回の会談が予定通り行われ、成功することを期待する。われわれはトランプ大統領と金正恩委員長には、正しい決断をして、朝鮮半島に平和をもたらし、世界によい知らせをもたらす能力と知恵が完全にあると考える。

(3)中国側は自らが尽くすべき国際的責任を揺るがず履行する。われわれは引き続き国連安保理の各対朝決議を全面的かつ厳格に履行し、朝鮮半島の平和・安定維持に努力する。

王部長は「米朝首脳会談はすでに良い土台ができている。もし米側が問題を解決したいのなら、今がチャンスだ。もし平和をつかみたいのなら、今がチャンスだ。もし歴史を創造したいのなら、今がチャンスだ」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年5月24日

 


正恩氏との会談中止表明 「現時点で不適切」=トランプ氏

2018/05/25 00:19

【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は24日(米東部時間)、来月12日に予定されている北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)との首脳会談を取りやめる方針を表明した。トランプ氏が金氏に宛てた書簡をホワイトハウスが公開した。

トランプ氏(左)と金氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
トランプ氏(左)と金氏(コラージュ)=(聯合ニュース)

 非核化問題を巡る世紀のイベントとして注目された会談が開催直前に中止となり、朝鮮半島情勢は再び重大な危機を迎えることになった。

 書簡では「双方が長らく望んでいた会談に関連し、時間や忍耐、努力を示したことに感謝する」としながら、「あなたに会うことをとても楽しみにしていたが、最近のあなたたちの発言に示された極度の憤りとあからさまな敵意のため、残念ながら現時点で会談を行うのは不適切と感じる」と記した。その上で「シンガポールでの会談は開かれない」とした。

 また、「あなたは核の能力を誇示しているが、我々のものの方が強大なため、私は(我々の核能力が)絶対に使用されないことを神に祈っている」とけん制。「北朝鮮は永続的な平和と繁栄、富への偉大なチャンスを失った」とし、「この『失ったチャンス』は歴史に残る悲しい瞬間」と記した。

 一方でトランプ氏は、「この重要な会談に関連し、考えが変われば、いつでも私に電話をするか、手紙を送ってほしい」と表明。「いつかあなたに会うことを期待している」として、拘束していた米国人3人を解放したことに触れ、「ありがたく思っている。美しいジェスチャーだった」と評した。

kimchiboxs@yna.co.kr


トランプ大統領はこれまで強く拒否反応を示してきた北朝鮮の「段階的非核化」解決策を受け入れる可能性を残しつつ、体制保証と経済開発支援などを再度確認した。

2018-05-24 | 板門店宣言を次々実行

トランプ大統領、段階的な解決策受け入れる可能性示唆し韓中の折衷案に接近?

登録:2018-05-24 06:07 修正:2018-05-24 06:48

物理的な理由で北朝鮮の核「一挙解決」の困難認め 
先核放棄・後見返りの「ボルトン式リビアモデル」と一線画す 
「迅速かつ段階的」韓中の折衷案に近接 
「金正恩は安全を保障され幸せだろう…最初から言っていた」 
「韓中日が北朝鮮のために非常に多くの資金を投資する」

 
                 文在寅大統領が今月22日(現地時間)、ドナルド・トランプ大統領と米国ワシントンのホワイトハウスで会い、握手している=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ米大統領が22日(現地時間)、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談で、来月12日にシンガポールで開かれる朝米首脳会談に対する構想を示した。トランプ大統領はこれまで強く拒否反応を示してきた北朝鮮の「段階的非核化」解決策を受け入れる可能性を残しつつ、体制保証と経済開発支援などを再度確認した。

 トランプ大統領は同日、文大統領との会談に先立ち、北朝鮮の核問題を「一挙に解決」するのは現実的に難しいことを認め、「最短期間での非核化」を強調した。彼は「非核化方式がオールインワン(all in one・一括妥結及び履行)方式になるべきだと思うか、それとも漸進的方式も可能だと見るか」という質問に対し、「もちろん、オールインワン方式がいい。しかし、そうでなければならないだろうか? 私は(そうすべきだと)完全に確言したくない」と答えた。さらに、「オールインワンがかなり望ましい。ところが、そうにはいかない物理的な理由が本当に存在する」とし、「したがって、物理的な理由で非常に短い期間がかかる可能性があるが、(それでも)それは本質的にはオールインワン方式」だと述べた。実際の履行に時間が少しかかっても一括的解決策として見なすことができるという趣旨だ。

 この発言は、既存の「迅速かつ圧縮的な非核化」の原則を固守しながらも、北朝鮮の核の膨大な規模と検証の複雑性のため、一定の部分では段階的履行方式を取るしかないことを認めたものと言える。ニューヨークタイムズもトランプ大統領がこれまで北朝鮮に要求してきた「一挙解決処置」方式から一歩引いて、核兵器プログラムの段階的な廃棄の可能性を残したものと報道した。また、ジョン・ボルトン国家安保補佐官が主張している「先に核を放棄してから、後で見返りを与える」というリビアモデルとも、一線を画したものと見られる。

 これまで韓国と中国は「迅速な非核化」を望む米国と、「段階的かつ同時的非核化」を要求する北朝鮮の意見の相違を調整するため、「迅速で段階的かつ同時的解決策」を提示してきた。トランプ大統領の発言は韓中の妥協案により近づいたものと言える。ただし、これまでトランプ行政府が「漸進的かつ段階的な解決策」を過去政権の過ちだと批判してきたため、明示的・公開的にこれを受け入れるのは難しいかもしれない。チョ・ソンニョル国家安保戦略研究院首席研究委員も、トランプ大統領が「一括妥結を基本とし、段階的履行の可能性を残したものと見ている」と分析した。

 トランプ大統領が“微妙な”立場の変化を示したことで、北朝鮮の最初の可視的な非核化措置とこれに対する米国の相応措置が今後の交渉のカギになるものと予想される。米国は「迅速かつ圧縮的な非核化」を象徴的に示す、既存の核兵器や大陸間弾道ミサイル(ICBM)関連措置を北朝鮮に要求するものと見られており、北朝鮮もこれに対応して高い水準の経済的・安保的見返りを引き出そうとする見通しだ。

 トランプ大統領は、非核化を実施する場合に得られる体制保証と経済支援についても、再度約束した。彼は「彼(金正恩国務委員長)の安全を保障する。私たちは最初からそれについて話してきた」とし、「彼は安全だろうし、幸せだろう」と述べた。大統領府関係者は、韓米首脳会談の後、「完全な非核化に対する北朝鮮の不安感は、体制保障とかかわる問題であり、このため、北朝鮮が確信できるように体制保障と安全部分について協議する必要があるという話が(韓米首脳間で)交わされた」と明らかにした。ク・ガブ北韓大学院大学教授は、「安全措置」の具体的な内容について「議論になった朝鮮半島における核戦略資産の展開を物理的に措置(禁止)することや、平和協定、朝米国交正常化、対敵取引法の廃止などの約束が考えられる」と指摘した。

 非核化に関する第二の相応措置とも言える経済的支援と関連し、トランプ大統領は「韓国や中国、日本と話し合った」とし、「3カ国が喜んで手助けするだろう。北朝鮮を偉大にさせるために非常に多くの資金をつぎ込み、支援するものと信じている」と述べた。また、「我々は韓国を助けた。長い期間、数十億ドルではなく、数兆ドルを費やした。韓国は最も驚くべき国の一つとなった」とし、北朝鮮も韓国と「同じ民族」だと強調した。マイク・ポンペオ国務長官も首脳会談後の記者会見で「金正恩(キム・ジョンウン)が米国の技術投資とノウハウが北朝鮮人たちに真の価値があることを認識していることを実感した」とし、「非核化をしっかり進めれば、米国には北朝鮮人の生活をさらに良くする能力がある」と強調した。

 興味深いのは、トランプ大統領が北朝鮮に投資する国として、米国を取り上げなかった点だ。キム・ジュンヒョン韓東大学教授は「米国が北朝鮮を国際通貨基金(IMF)に加盟できるようにすれば、政府開発援助(ODA)など国際的な投資が可能になる」とし、「制裁を解除し、他の国への投資を可能にするという趣旨の発言」だと話した。

 トランプ大統領は朝鮮半島の統一についても言及した。彼は「彼ら(南北)は一つになるだろうし、『ワン・コリア』に戻るだろう」とし、「双方が望むなら異存はない」と述べた。トランプ大統領が統一について言及したのは今回が初めてだが、原則的なレベルの発言とみられる。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員、キム・ジウン、ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.k)


「昼食に平壌冷麺を食べようと思って、朝食も抜いた。労働者は同志のそばにいてこそ幸せだ」

2018-05-23 | 新韓国の民主的変化

前民主労総委員長、2年5カ月ぶりに釈放「世の中が変わってきている」

登録:2018-05-22 09:12 修正:2018-05-22 12:28

21日午前、刑期6カ月余り残して仮釈放で出所 
「同志たちと昼食の時に平壌冷麺食べようと朝食抜いた」 
未組織・非正規組織に集中…「実力で変えよう」

 
ハン・サンギュン前民主労総委員長(右)が21日午前、京畿道華城市麻道面の華城職業訓練刑務所から出て、待っていた同僚の歓迎を受けている=華城/キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社

 「昼食に平壌冷麺を食べようと思って、朝食も抜いた。労働者は同志のそばにいてこそ幸せだ」

 ハン・サンギュン前民主労総委員長は両手を広げて「万歳」を叫んだ。2年5カ月ぶりに仮釈放で出所した彼は、誰よりも自由に笑った。「私の委員長ハン・サンギュン、本当にご苦労さまでした!とても愛してます!」金属労組双龍(サンヨン)自動車支部が用意した大型の横断幕が風にはためいた。ハン前委員長は2009年に双龍自動車支部長を務めた。

 21日午前10時、ハン・サンギュン前民主労総委員長が6カ月あまりの刑期を残して京畿道華城(ファソン)刑務所から仮釈放で出所した。民主労総の組合員とセウォル号遺族、進歩政党・宗教界の関係者などが刑務所前を訪れ、ハン前委員長の釈放を祝った。キム・ミョンファン現民主労総委員長がハン前委員長を迎え、彼に民主労総のベストを着せた。チョン・ミョンソン「416家族協議会」委員長は彼の左胸に黄色いセウォル号の追悼リボンをつけた。

「世の中が変わってきている」

 
ハン・サンギュン前民主労総委員長が21日午前、京畿道華城市麻道面の華城職業訓練刑務所から出て、自身の民主労総チョッキを再び着ている=華城/キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社

 ハン前委員長が存分に上気した顔で話した。彼は「前の収監中のときには聞けなかった話をたくさん聞いた。特に刑務所内の刑務官たちも『公務員労働組合員になりたい』と言っている」と、収監生活の中で感じた変化を紹介した。

 世の中が変わっただけに、労働運動も変わらなければならないというのがハン前委員長の考えだ。刑務所内で見ていたサムスンの「無労組経営」放棄宣言や南北対話などは、彼が「世の中が変わった」と判断する契機となって作用した。彼は「(労働問題は)ひと勝負では成されない。一度に解決はできない」とし、労働運動の進む道は依然として遠いと指摘した。また、「昔は安易に批判と非難に時間を費やしたが、これからは私たちの実力を持って労働解放と平等な世の中を作っていかなければならない」と強調した。

 収監中だった昨年12月に任期を終えたハン前委員長は、今後未組織・非正規労働者を組織する活動に集中する計画だ。彼は「小さな対立と反目の傷を乗り越え、度量大きく行きましょう。本当に私はできると思います。みんな、目が生き生きしている」と、労働運動に対する期待感を示した。

 以前、ハン前委員長は2015年11月の民衆総決起をはじめ13件の集会を主導した容疑(集会および示威に関する法律違反、業務妨害、一般交通妨害など)で同年12月10日、ソウル曹溪寺から警察に出頭して拘束された。その後翌年1月に拘束起訴され、昨年5月に最高裁判所で懲役3年の刑が確定した。労働界、市民社会、宗教界はこれまでハン前委員長が朴槿恵(パク・クネ)政府の誤った労働弾圧政策で逮捕されたとし、赦免を粘り強く要求してきた。国連の恣意的拘禁に関する実務グループや国際労働機関(ILO)など、国際社会も彼を代表的な良心囚と規定している。

イ・ジヘ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

朝米間の事前協議が膠着状態に陥った中、韓米日中4カ国の外交的動きが加速化しており、今週が今後の局面を決める一次的分岐点になるものとみられる。

2018-05-22 | 米国:中国関係

韓米首脳会談翌日に中国外相もワシントン入り

登録:2018-05-22 05:38 修正:2018-05-22 08:21

王毅中国外交部長・河野日本外相、23日に同時にワシントン訪問 
ポンペオ長官などと会談し、朝米首脳会談について協議する見込み 
中国、「迅速な段階的・同時的」解決策提示するかに注目集まる 
日本、化学兵器・拉致など「議題拡大」の立場の固守するかもカギ 

                                               
                                                 中国の王毅外交部長//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領の首脳会談翌日の23日(現地時間)、中国と日本の外交の首長らが同時にワシントンを訪問し、朝米首脳会談と関連した意見調整に乗り出す。トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が来月12日にシンガポールで行う首脳会談と関連し、朝米間の事前協議が膠着状態に陥った中、韓米日中4カ国の外交的動きが加速化しており、今週が今後の局面を決める一次的分岐点になるものとみられる。

 匿名を要求した外交消息筋は20日(現地時間)、「中国の王毅外交部長が23日、ワシントンを訪問し、米国政府高官らと米中の懸案について協議する」とし、「主要懸案は朝米首脳会談での非核化問題」だと話した。

 王毅部長は訪米過程で、段階的・同時的非核化解決策を主張する北朝鮮と、迅速かつ果敢な北朝鮮の先制的非核化措置を求める米国の間で、折衝案を提示するものと予想される。ある消息筋は、中国の非核化の解決策に関して、朝米の要求をすべて反映した「迅速かつ段階的・同時的な解決策」だと話した。非核化の時期は繰り上げるものの、行動対行動原則により非核化措置に合わせて見返り措置を取ることを内容としているものと見られる。

 特に、北朝鮮が主張する段階的・同時的解決策と関連し、王外相は先月初め、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との会談後、「すべての段階で各国は相応する責任と義務を果たさなければならない。そうしてこそ平和プロセスの持続が保障され、対話と談判が中断されないことが保障される」と強調した。

 さらに、王部長はトランプ大統領が今月17日、最近の北朝鮮の立場の変化と関連し「中国黒幕説」に言及したことについても、米国側の誤解を解くために努力するものと予想される。

日本の河野太郎外相//ハンギョレ新聞社

 河野太郎外相も23日、ワシントンを訪問し、マイク・ポンペオ国務長官などと朝米首脳会談をめぐって協議を行なうものとみられる。河野外相は、当初21日にアルゼンチンで開かれる主要20カ国・地域(G20)外相会議に出席した後、他の南米国家を訪問する予定だった。ところが、ポンペオ長官が22日、韓米首脳会談の準備のためG20会議に出席しないという情報を入手し、予定を変更して米国を訪問することになったと共同通信が報道した。

 河野外相が米国関係者らとの会談で、非核化を越えて生物化学兵器やすべての弾道ミサイル、日本人拉致問題などにまで議題を拡大すべきという従来の主張を固執するかどうかがカギとなる。「議題の拡大」は朝米事前交渉が行き詰まっている原因の一つに指摘されているからだ。

 河野外相は20日、ブラジルのサンパウロで行った演説で「対北朝鮮制裁を緩和するタイミングを誤ってはいけない」とし、非核化に対する北朝鮮の具体的な行動の前には圧迫を緩めてはならないとして、米国側の強硬派の立場を支持した。ワシントンと東京の外交界では、安倍晋三首相と金正恩委員長の首脳会談に北朝鮮が消極的に対応していることを受け、日本政府が米国を通じて北朝鮮に間接的圧迫を加える戦略に出たという分析もある。

ワシントン、東京、北京/イ・ヨンイン、チョ・ギウォン、キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

キム・ジュンヒョン韓東大学教授:米国と非核化の方法論をめぐって対立する中、韓国の態度に不満を示しているものと見られる。

2018-05-21 | 板門店宣言を次々実行

北朝鮮レストラン従業員の送還、軍事演習、テ・ヨンホ…全面攻勢に出た北朝鮮

登録:2018-05-21 05:58 修正:2018-05-21 07:12
 
南側に中国の北朝鮮レストランからの脱北者の送還を要求 
板門店宣言の離散家族再会と結びつける 
朝米首脳会談を控え韓国に対する不満示す 
韓国にも相応の措置も求めるもよう

 
米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」が今月19日(現地時間)、北朝鮮が豊渓里核実験場の坑道爆破現場を視察するための展望台の設置など、廃棄作業を引き続き進めているものと見られると明らかにした。左は、今月7日に撮影された豊渓里核実験場一帯の衛星写真=デジタルグローブ、38ノース/聯合ニュース

 北朝鮮が韓米合同軍事演習とテ・ヨンホ元駐英北朝鮮公使の講演を取り上げ、南北高官級会談を延期したのに続き、中国の北朝鮮レストランから集団脱出した従業員らの送還を要求した。北朝鮮はこれに先立ち、リ・ソングォン祖国平和統一委員長を通じて「南政権と再び膝をつき合わせるのは容易でないかもしれない」と警告した。北朝鮮が韓米、朝米首脳会談を控え、文在寅(ムン・ジェイン)政権に対して全面攻勢を展開している。

 北朝鮮赤十字会中央委員会の報道官は19日、「朝鮮中央通信」とのインタビューを通じて、2016年4月、中国にある北朝鮮レストラン「柳京」から集団脱出した従業員らの送還を求めた。同報道官は「我々は反共和国対決謀略ねつ造劇であり、極悪な反人倫的犯罪行為である傀儡保守輩党の集団誘引・拉致事件をどう処理するかが、板門店(パンムンジョム)宣言に盛り込まれた北南間の人道主義的問題解決の見通しを決定するうえで、大きな影響を及ぼすということを、南朝鮮当局に想起させざるを得ない」と警告した。

 北朝鮮が従業員らの送還を板門店宣言と結びつけた点が注目される。この問題が8・15を迎えて進めることにした離散家族再会の障害になる恐れがあることを示唆したものと見られる。南北は、板門店宣言で「民族分断により発生した人道問題を早急に解決するために努力すると共に、南北赤十字会談を開催し、離散家族・親戚の再会を含む諸問題を協議、解決していく」ことで合意した。北朝鮮が従業員らの送還を離散家族再会の先行処置に掲げた場合、南北関係全般に影響を及ぼしかねない。

 従業員らの送還要求を、文在寅政府が受け入れるのは容易ではない。すでに韓国国民となった従業員を北朝鮮に帰すのは政治的にも大きな波紋を呼ぶ可能性が高い。チョ・ミョンギュン統一部長官は今月17日に国会で開かれた外交統一委員会で「従業員らは自由意思で韓国に来て定着して過ごしているため、送還は全く考えていない」と答弁した。コ・ユファン東国大学教授は「南北が原則的立場を維持すれば、当然離散家族再会に影響を及ぼしかねない」とし、「板門店宣言を履行する道を開くためには、南北が迂回する方法を見つけなければならない」と話した。

 北朝鮮の最近の対南攻勢は全面的な様相を帯びている。北朝鮮の宣伝メディア「わが民族同士」は20日、一部の脱北者団体による対北朝鮮ビラ撒きを非難した。北朝鮮は23~25日に予告した咸鏡北道吉州郡豊渓里(プンゲリ)核実験場の廃棄現場を取材する韓国側記者団の名簿の受け取りを拒否した。米国と非核化の方法論をめぐって対立する中、韓国の態度に不満を示しているものと見られる。

 大統領府関係者は「北側が柳京レストランの脱北従業員の送還問題を提起するのは、(朝米交渉で)体制保障に対する具体的な約束がないことに不満を抱き、これまで議題から除外してきた問題を提起しているものとみられる」と話した。同関係者は「北朝鮮は、非核化に関して、自分たちにできる措置を取っているにもかかわらず、体制保障問題について具体的な約束がないと思っているうようだ」とし、「韓米首脳会談でこの核心的な問題と関連した方向性が決まれば、他の部分も一気に解決できると見ている」と話した。

 南北関係に異常気流が生じたことで、22日の韓米首脳会談を控えた文在寅大統領の足取りが重くなった。文大統領は20日、ドナルド・トランプ米大統領の要請で20分間にわたる電話会談を行った。「両首脳は、最近北朝鮮が示している様々な反応について意見を交換した」と、ユン・ヨンチャン大統領府国民疎通秘書官が伝えた。北朝鮮が韓米連合軍事演習を理由に南北高官級会談を突然延期した背景などについて、意見交換を行ったものとみられる。

 北朝鮮が厳しい要求を突き付けたことで、南北関係改善をテコに北朝鮮核問題の解決を目指す文大統領の構想にも影が差した。匿名を要求したある専門家は「朝米関係より南北関係がはるかにねじれている」とし、「実務的に解決する状況ではないだけに、首脳間のホットラインを稼動するか、水面下接触を強化する必要がある」と話した。キム・ジュンヒョン韓東大学教授は「南側が朝米の間で盾の役割を果たすべきだったが、それができなかった」とし、「北朝鮮は米国の態度変化を窺いながら、南の変化も確認しようとしているようだ」と話した。

ユ・ガンムン先任記者、ノ・ジウォン、ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

あるブロガーが「弁護士会長声明は確実な利敵行為」として扇動

2018-05-20 | 在日朝鮮人の民族教育

「朝鮮学校補助金主張」日本の弁護士に懲戒請求爆弾

登録:2018-05-18 22:28 修正:2018-05-19 08:13

東京弁護士会「朝鮮学校補助金要求会長声明」 
参加した弁護士への懲戒請求、昨年13万件受付 
日本のブロガー「利敵行為」扇動が本格化 
一部弁護士「業務妨害された」損害賠償請求訴訟計画

 
                                        東京の朝鮮中高等学校の建物=資料写真//ハンギョレ新聞社

 朝鮮学校にも地方自治体は補助金を支給せよと主張したという理由で、該当する弁護士に対する懲戒請求が大量に日本弁護士連合会に届いている。日本のマスコミはブログなどを通じた扇動のためだとし、懲戒請求制度が政治的に悪用されていると指摘した。

 日本弁護士連合会は、朝鮮学校に補助金を交付すべきだという声明に参加した弁護士を対象にした懲戒請求が各地方弁護士会を通じて昨年だけで13万件受け付けられたことが把握されたと18日明らかにした。例年ならば、弁護士に対する懲戒請求件数は年平均2000~3000件だった。日本の弁護士法は、弁護士が不法行為や信頼を害する行為をしたと見られる場合に懲戒を請求できると規定している。

 契機は、東京弁護士会が2016年4月に出した「朝鮮学校に対する適正な補助金交付を要求する会長声明」だった。弁護士たちはこの声明で、文部科学省が朝鮮学校に対する補助金交付を再検討せよとの公文書を地方自治体に送ったことは不当だと明らかにした。

 朝鮮学校は「各種学校」に分類されており、日本の地方自治体は朝鮮学校を外国人学校と見なして運営費と交流事業費の名目で補助金を支給してきた。しかし、2016年の政府公文書を契機に地方自治体は朝鮮学校に対する補助金交付を相次いで中断している。

 懲戒請求書は昨年集中的に受け付けられたが、東京弁護士会が声明を発表した2016年から今年の受付分まで合わせれば13万件以上と見られる。“懲戒請求書爆弾”は、あるブロガーが「弁護士会長声明は確実な利敵行為」として扇動したことにより本格化した。インターネットでは懲戒請求書の様式も共有された。

 東京弁護士会に所属する弁護士2人は16日、不当な懲戒請求で業務を妨害されたとし、自分たちに懲戒請求書を送った人々を対象に損害賠償請求訴訟を起こすと明らかにした。懲戒請求書が受け付けられれば、弁護士会は請求対象者を相手に意見を聞くことになっている。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

5・18の被害者と5月映画の俳優たちが出演し、10日間の抗争を再照明した。

2018-05-19 | 文 在寅 韓国大統領情報

シネラマで繰り広げられた5・18民主化運動38周年記念式

登録:2018-05-18 22:26 修正:2018-05-19 08:14
 
『タクシー運転手』『華麗なる休暇』をバックに 
行方不明者家族の苦痛を描く 
5・18被害者と5月映画の俳優たちが出演し 
10日間の抗争を再照明
 
18日、光州国立5・18民主墓地では、5・18民主化運動38周年記念式が開かれる間、霧雨が降ったりやんだりした=アン・グァノク記者//ハンギョレ新聞社

 「グリーンの上着に黒のズボンを履いた私の息子を見ませんでしたか?」

 18日に開かれた38周年5・18民主化運動記念式は、一編のパノラマのように繰り広げられた。5・18の被害者と5月映画の俳優たちが出演し、10日間の抗争を再照明した。

 1980年5月、街頭放送をしたチョン・オクチュさん(68)が、38年ぶりに再びマイクを握った。チョンさんはよく通る声で「光州(クァンジュ)市民の皆さん、今私たちの兄弟たちが死につつあります。皆さん、道庁に出てきて、私たちの兄弟を助けてください」と叫んだ。この叫び声で記念式場は5月のその日に戻った。5月映画『あなたのための行進曲』で熱演した俳優のキム・コッピ、キム・チェヒさんが記念式の司会を担当した。

 「私たちを忘れないでください。光州を忘れないでください。私たちをきっと記憶してください」

 キム・チェヒさんのナレーションが終わると、「最も長かった10日間」という字幕と共に、旧全羅南道道庁の建物からサーチライトを照らし戒厳軍が発砲する場面が映し出された。

 李洛淵(イ・ナギョン)首相の記念演説が終わると、5・18の時に行方不明になったチャン・ヒョン君(当時7歳)を38年にかけて探している家族のイ・クィボク氏(82)の話がシネラマ(映画『タクシー運転手』『華麗なる休暇』+公演)で繰り広げられた。

 気が気でない父親は、息子の行方を尋ねて舞台の周りを歩き回った。映画『タクシー運転手』で群衆が押し寄せる場面が続き、80年5月の状況がパノラマで映された。そして犠牲者を紹介するナレーションが続いた。

 「患者のために献血をして、出てきたところを腹部に銃弾を受けた高校3年のパク・クムヒ、銃声に驚いて逃げる間に脱げたゴム靴を拾おうとして銃に撃たれた小学4年のチョン・ジェス、退勤して来る夫を待っていた妊娠8カ月の妊婦チェ・ミエ、その日の犠牲者はこうした平凡な私たちの隣人たちでした」

 つらい記憶に続き、空輸部隊員の供述に基づいてなされた埋葬発掘現場が現れた。発掘現場を訪れた父親は「お前の手を離してしまってごめん。早く見つけられなくてごめん」と涙まじりに話した。

 公演が終わる頃、イ・クィボク氏が舞台に上がり、追悼客に挨拶した。彼は「38年間、八道山川をすべて探してみたが、息子は返事もしない」と言い、涙ぐんだ。息子を待って疲れてしまったイ氏の、曲がった背中と腰を眺める追悼客の目にも涙がにじんだ。

アン・グァノク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )