日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

 世界の出来事から日本・韓国・朝鮮の未来を見る。
 皆さんの声を生かして活動を進めます。

本公演を見てぜひ生徒たちにも見せてあげたいというオモニ会役員たちの強い思いに留学同京都が応えたものだ。

2018-05-26 | 朝鮮総聯京都のみなさん

朝鮮学校オモニ会京都府連絡会全体役員会/

「ぶれてはいけないと強く感じた」

4.24記念演劇「春の先駆者」の再演

2018学年度「朝鮮学校オモニ会京都府連絡会全体役員会」が5月12日、京都中高で行われた。これに役員、関係者40人が参加した。

2018学年度「オモニ会京都府連絡会全体役員会」が行われた

 

1部では、総聯京都府本部の趙明浩教育部長のあいさつに続いて、女性同盟本部の鄭英姫子育て支援部長からオモニ会活動についての説明があった。

そして、留学同京都の成尚旗副委員長が「わたしと朝鮮学校」と題する講演を行った。

今年2月に上演された4.24教育闘争70周年記念演劇「春の先駆者」の脚本を手掛けた講師は、「民族を学ぶこと」「朝鮮学校の大切さ」について語った。

4.24教育闘争70周年記念演劇「春の先駆者」が再演された

2部では、4.24教育闘争70周年記念演劇 「春の先駆者」が同校講堂で再演された。全校生徒と教職員、女性同盟員や学父母、日本の市民ら約280人が観覧した。

これは、本公演を見てぜひ生徒たちにも見せてあげたいというオモニ会役員たちの強い思いに留学同京都が応えたものだ。

3部では、この日の感想や、激動する朝鮮半島情勢などについての班別討論が行われた。

最後に連絡会の朴錦淑会長が結びのあいさつを行った。

演劇を見たある参加者は、「民族にこだわることは狭い世界に閉じこもるという意味ではない。自分の生きる軸は何なのか。しっかり考えてみようと思った。いろんな悩みや迷いを持ちながらウリハッキョに通わせているが、母親が決してぶれてはいけないと改めて強く感じた」「みんな同じように北南首脳会談を見て喜び感動し、統一を願っていることを共感できたことがとても良かった」と述べた。

また、ある役員は「留学同の学生たちの素朴で正直な言葉(セリフ)、気持ちに触れ心打たれた。教育がいかに大切か、子どもたちをしっかり育てていかなくてはと深く考えさせられた」と感想を話した。

【女性同盟京都】


そんな京都舞踊部が出演した群舞「秋風にそそられ」は、優秀作品としても選ばれ高く評価された。

2017-08-18 | 朝鮮総聯京都のみなさん

〈文芸同朝鮮舞踊コンクール〉

みんなの力があったから/文芸同京都舞踊部

文芸同京都・群舞「秋風にそそられ」

文芸同京都支部舞踊部長、李文清さん(39)は、全国最年少の舞踊部長。李さんは「京都での舞踊競演の開催が決まったときは、『ホンマに出来んの!?京都で!?しかも第10回やで』と、まず会場を取れるかどうかも心配だった」と話した。

「舞踊部の人数が少ない中、文芸同メンバーはもちろん、総聯本部や女性同盟などたくさんの人たちが手伝ってくれた。みんながいなかったらどうなっていたんだろう」

 

そんな京都舞踊部が出演した群舞「秋風にそそられ」は、優秀作品としても選ばれ高く評価された。

「はじめから上手くいくわけはない」と李さん。「アンサンブルが合わないとイライラすることももちろんある。でもやっぱり、オンニたちの力が大きい。高齢で、またこんな暑さの中でも意見を出し合いながら『自分たちの作品』を皆で作り上げていった」

指導を受けながらも、自分たちで何度もビデオを撮って再生しながら「ここが違う」、「もっとこうすれば」と真剣に練習に取り組むなど、「年上のオンニたちに何度も助けられた」と重ねて話した。

「日常の中にある舞踊の時間だからこそ、子育ての話やおかずの話などにも花が咲きホッとする。チケットを売る際にも、オンニたちはすごく積極的だった。『もう全部売って足りひんわ。もっとちょうだい!』って」

李さんはまた、他の地方の舞踊部メンバーたちが多忙を極める中でも、京都でのコンクール開催に、協力してくれたことにも、感謝を述べた。「自分は舞踊部長の中でも最年少。衣装を貸してくれるオンニもいたし、『主催地は大変でしょう。頑張って』と常に声をかけてくれて力になった」としながら「みんなの力があったから、ここに全国から舞踊仲間が集い、出会うことができた」と笑顔を見せた。

「難しい情勢の中でも、舞踊の火は消えない」と目を輝かせて李さんは言う。「主席を知らない世代の女性たちが、『나의 초소(私の持ち場)』を踊っている。そして会場に『金日成将軍の歌』が響き渡っている。ものすごいエネルギーが舞踊には詰まっているんだと感じる」

「京都の学生数が減るにつれて、舞踊をする子どもたちも減ってきている。技術はもちろん、舞踊の魅力をどんどんつなげていきたいし、外にも発信していきたいと思っている。この日本の地で、朝鮮舞踊の素晴らしさを存分に広げたい」と述べる声は清々しかった。

(李鳳仁)


京都府立丹波自然運動公園で行われた。水辺での宝探しや水遊びでも大はしゃぎだった児童たち!

2017-06-29 | 朝鮮総聯京都のみなさん

元気いっぱいの合同ピクニック/京都・三丹、南山城地域の土曜児童教室

京都・三丹、南山城地域の土曜児童教室による合同ピクニック

京都・三丹地域と南山城地域の土曜児童教室による合同ピクニックが5月23日、京都府立丹波自然運動公園で行われた。日本の学校に通う在日同胞児童や保護者、講師、女盟同盟京都府本部のメンバーら35人が参加した。

昨年、三丹地域でピクニックを行ったところ参加した児童たちは大喜び。今回初めて南山城地域との合同で行うにあたって、半年前からそれぞれの教室について児童たちに紹介したり、作成した自己紹介動画を送るなどして準備を進めてきた。当日は、保育士や教員を目指す留学同及び朝青の学生らが特別講師を担当した。

快晴のもとで集まった児童たちは朝鮮語の名前が書かれた名札をつけて互いに自己紹介。講師から注意事項を聞くと、一目散にアスレチックへ。当日はいつも見慣れた友達がいれば、久しぶりに再会したり初めて顔を合わせる友達もいた。しかし同じルーツを持つ者同士、アスレチックや鬼ごっこに夢中になるうちに自然と打ち解けていった。

合同ピクニックを楽しむ参加者たち

思い切り動き回ったあとは、お楽しみのランチタイム。保護者たちと一緒に大きな輪になって弁当を広げた児童たちは、食べ物を分け合って楽しく時間を過ごした。

しっかりと腹ごしらえしたら、ホランイ(虎)とピョンアリ(ヒヨコ)チームに分かれてゲーム大会に参戦。白熱したしっぽとりゲームとジェスチャーゲームでは終始、笑いが絶えなかった。結果は引き分けとなり、みんなで仲良く商品をお菓子を分け合った。

つづいて大人たちが見守る中で日々の勉強の成果を発表した。

南山城地域はパソコンの画面に表示される朝鮮語の日常単語を口にし、三丹地域は単語を早押しで解答した。我先に答えようとする元気いっぱいの「イェッ!(はい!)」の声、自信満々にウリマルを喋る姿に、保護者たちは目を細めていた。

水辺での宝探しや水遊びでも大はしゃぎだった児童たちは、閉会式で講師や保護者たちの発言に耳を傾けた後、集合写真を撮った。

「同胞同士が集まる貴重な交流の場になった」。ある保護者が感想を述べたとおり、合同ピクニックは児童たちにとってもかけがえのないものとなった。両教室では今回の出会いを大切にしようと今後も手紙の交換や交流会などを行っていく予定だ。

【三丹分局】


鄭さんは48歳の若さで京都府本部委員長に就任。京都コリアン生活センター「エルファ」を設立!

2017-06-04 | 朝鮮総聯京都のみなさん

〈女性同盟結成70年の群像 3〉

「パプモゴンナ」同胞愛に支えられ/鄭禧淳

女性活動家の中でも異彩を放つ存在として知られる女性同盟京都本部顧問の鄭禧淳さん。74歳。彼女が半生を振り返りながら、輝く笑顔をみせた瞬間があった。

それは「パプモゴンナ?(ご飯食べたか)」と声をかけてくれる情の厚い先輩活動家や、若い頃、心が折れそうになったときに支えてくれた1世のオモニたちを思い浮かべ話すとき。

「亡国の時代を知る多くの同胞たちの姿からもらったものが多いねん。理屈じゃなくてね。同胞たちの祖国を思う熱い気持ちが、正しい道を示してくれたんや」

 

鄭さんがこの道を歩むことになった原風景がある―。

1948年、GHQが各地朝鮮学校に対する「学校閉鎖令」を発令した直後、不当な弾圧への抵抗は「教育闘争」として瞬く間に日本各地に拡がった。かつて祖国を植民地としたものたちに、もう二度と民族の言葉や学校を奪われまいと、幼い児童や学生たちは警官たちを前に自ら盾となった。そのなかにまだ幼い鄭さんも居た。

祖国の解放と分断、民族の運命に翻弄された激動の時代を目撃したこと。それが活動家として歩む人生の原点にある。

「あの弾圧の日、教員たちは紐で縛られトラックで連行され、恩師を守るために抵抗した初級部高学年のオンニ・オッパたちも皆捕まった。私も警官にむかって石をなげたり、教員の釈放を求めて、警察署のまえで寝そべって抗議もした。体を張ってでも組織と祖国を守るということは、今日この日までの活動の信念になっている」

瀬戸初級(当時)、愛知中高を経て朝大政治経済学部(7期卒業生)へ入学。「体系的な民族教育をうけたからこそ、組織や民族教育を守る活動家の道を進まねばならない」と卒業後、女性活動家として歩むことを心に決めた。そして65年4月、60年代当時では稀となる女性同盟活動家として、女性同盟兵庫県本部へ配属された。

在日朝鮮女性商工人代表団として祖国訪問(93年)

長いトンチマをまとい忙しく走り回る先輩活動家たちや、まるで呼び寄せたかのようにどこからともなく本部に集まってくる同胞女性たち。そんな逞しく凛々しい女性たちの姿は、配属当初の思い出として鮮明に記憶されている。右も左もわからない中で飛び込んだ兵庫同胞社会の温かさに涙する日も少なくなかったと鄭さんは振り返る。

「あるとき、後に祖国へ帰国した今は亡き呉必圭顧問の家を訪問した帰り道、歩いていると私のうしろを誰かがずっとついてきてね。振り返ってみると今別れたはずの顧問なわけ。着ていたチマ・チョゴリを急にまくりあげるからびっくりした。そしたらチュモニから『これをもっていきなさい』とお金を握らせてくれた。何度振りむいても家に戻らずずっと見送ってくれていた。そんな思い出一つひとつが忘れることができない」

その後、結婚を機に義父母とともに大阪で暮らしながら、6ヵ月間兵庫と大阪を行き来する生活を続けた。一方私生活では8人兄妹の長男のつれあいだったこともあり、弟や妹たちを含めた8人分の弁当をつくってから走って本部に出勤する毎日。「頑張っても頑張っても遅刻してしまった」と話すほどに多忙な生活のなか、幾度の流産も経験した。

がむしゃらに走り続けた兵庫での4年の活動を終え、鄭さんは正式に女性同盟京都府本部組織部副部長として配属され、京都での新たな活動をスタートさせる。南支部、三丹支部、伏見支部でそれぞれ支部委員長を務めあげた彼女の胸にいまだ深く刻まれているできごとがある。

チュムパンを楽しむ女性同盟のオモニたち(写真中央左が鄭さん)

「伏見では私が担当する前、成人学校で学んだ1世の顧問(金敬必さん)が支部委員長を務めていた。けどある時、その顧問が『座らしてくれと同胞宅に訪ねては、玄関先でしばらく座っている』という話が聞こえてきたんよ。なんでかなと不思議に思って病院に連れていくと、肝硬炎で水がたまってて、医者は仕事なんてとんでもないというほどの状態だった。つらい姿なんて感じさせないほどに、一生懸命で芯の通った活動家としての顧問の背中に胸を打たれた」

その後、鄭さんは48歳の若さで京都府本部委員長に就任。祖国朝鮮の光復通りや万景台学生少年宮殿の建設時、京都府女性同盟で多くのカンパを集め送り、全国に先駆け同胞結婚相談所「ノアナ」を設立、株式会社として企業化した。女性同盟引退後には同胞福祉事業の端緒ともいえるNPO法人京都コリアン生活センター「エルファ」を設立するなど京都同胞社会、在日同胞社会の発展のために、鄭さんが残したものは数知れない。

現在女性同盟京都顧問会「プリフェ」の会長を務める鄭さん。そんな彼女の口から幾度も発せられた言葉は、「根が腐ったら駄目」だということ。一時代を担ったものたちを植物の根に例え「祖国そして組織のために生涯尽くすことが活動家としての責務」だと力を込める。

「根っこが今のイルクンたちを支えなあかん。根を大事にすると、葉が芽吹きやがて花が咲くでしょ。根が腐ったら同胞社会の未来の花は咲かないんや」

(韓賢珠)


6月18日に行われる「女性同盟結成70周年記念ドッジボール大会&焼肉交流会」

2017-05-30 | 朝鮮総聯京都のみなさん

「子どもはオモニの背中を見て育つ」/京都で民族教育セミナー

108人が参加したセミナーの様子

女性同盟京都府本部と朝鮮学校オモニ会京都府連絡会が共催する「ウリオモニ民族教育セミナー」が5月13日、京都初級多目的室と京都朝鮮会館で午前と午後にかけて行われ、108人が参加した。

セミナーに先立ち、今年が教育援助費と奨学金が祖国から送られてきてから60年の節目の年であるのと関連し、改めて教育援助費と奨学金の意義を知り民族教育発展のために共に頑張ろうという気持ちを込めて、京都朝鮮歌舞団の歌唱指導の下、参加者らは「祖国の愛は温かい(조국의 사랑은 따사로워라)」を歌った。

つづいて「ウリハッキョっていいね! ウリハッキョ教育システムの生命力」と題して、朝鮮大学校経営学部の康明逸助教が講演を行った。講師は、朝鮮学校の歴史、朝鮮学校の秘める可能性、朝鮮学校卒業生たちの活躍、そして女性同盟結成70周年の意義について話した。

参加者たちは、「とてもわかりやすく話がすっと入ってきた。90分が短く感じた」「教育援助費と奨学金が在日朝鮮人の生命線である民族教育、ウリハッキョの生命水であることを深く、多角的に学べた。主席とウリナラの確固たる決意、そして同胞の子どもたちに対する深い愛によって、今日の輝かしい姿があると思うと、胸が熱くなる」「自分たちがたたかえば社会が変わる、変えられる、こういう体験や実感を子どもたちにさせてあげたいと感じた。そして、『オモニたちの掲げる正義』を子どもたちは見て育つと講師が指摘したが、本当にそうだと思った」「活躍しているウリハッキョの多くの卒業生を紹介してくれて、勇気、励みになった」「当たり前に思っていた教育援助費と奨学金が日本にいる私たちが人間らしく生きていくための土台になっていたと、認識することができた」「男女平等権法令の内容がすばらしい」「なぜ女性同盟の名称に民主が入っているかわかった」などと感想を述べた。

女性同盟京都府本部は今後「100日運動」において、6月18日に行われる「女性同盟結成70周年記念ドッジボール大会&焼肉交流会」、6月24日の「ウリ分会・ウリ未来サラン運動―女盟分会長・役員会議」を機に女性同盟分会をさらに活性化させる決意に満ちている。

【女性同盟京都】


日朝協会京都府連合会は、大歓迎!日本人と韓国・朝鮮人が協力してアジアの平和のためにがんばりましょう!

2017-05-26 | 朝鮮総聯京都のみなさん

在日朝鮮総聯が「総聯、民団5.17共同声明」発表11周年に際して          

 すべての在日同胞に送るアピール


17日、総聯が「総聯、民団5.17共同声明」発表11周年に際してすべての在日同胞に送るアピールを発表した。全文は以下の通り。

 在日同胞のみなさん!
本日、われわれは、激動の新時代、重大な歴史的時期に「総聯、民団5.17共同声明」発表11周年を迎えました。

2006年5月17日、総聯と民団の代表は在日本朝鮮人総聯合会中央本部において、平壌における北南首脳会談で調印された歴史的6.15共同宣言の「わが民族同士」の理念にもとづき、民族大団結と統一に向けた民族史の新しい流れと在日同胞の念願にそって、両団体の反目と対立を終わらせ、和解し団結するとともに、祖国の統一と繁栄、同胞社会の結束に貢献する共通意志を盛り込んだ5.17共同声明を発表しました。

共同声明は在日同胞に大きな喜びと希望を与え、海外同胞はもちろん、全民族の熱烈な支持と歓迎を受けました。

5.17共同声明は、植民地・亡国奴の悲惨な運命と民族分裂の苦痛、日本当局による様々な民族差別の中で、世代と世紀を越えて生きてきたすべての在日同胞が固く団結し力と知恵を一つにして、21世紀の統一祖国とともに仲睦まじく豊かな在日同胞社会を築き上げて行くための共同の里程標です。

国内外において、祖国の平和と自主統一に向けた各界各層の熱意と意志が日増しに高まっている今こそ、すべての在日同胞が今一度5.17共同声明の基本精神を心に深く刻み、同胞社会の団結と民族の宿願である祖国統一のために立ち上がるべき時です。

敬愛する金正恩委員長は今年の新年の辞で、北と南、海外の全同胞は民族の団結した力で全民族的な統一大進軍を加速させ、今年を自主統一の新局面を開く非常に意義深い年にするため、何かをすべきだと熱く訴えました。

祖国と民族を愛する各界各層の同胞たちは、7.4共同宣言45周年、10.4宣言10周年の今年、民族共同の統一綱領を高く掲げ、6.15時代を切り開いた意志をいま一度噴出させ、祖国統一をはやめるための全民族的運動に立ち上がっています。

北南共同宣言を否定し、北南関係を破綻させた南の反統一・保守政権が倒れ、南の民衆は新たな政治と社会、平和と統一に向かって力強く進んでいます。

全民族とともに在日同胞は、わが民族を抹殺しようとする米国の核恫喝策動や民族の和解と統一を妨げるあらゆる挑戦を打ち破り、自主統一の大道を切り開いていく使命を担っています。

われわれは、外勢よりも民族を大事にし同胞の運命を気遣う人なら誰もが、団体所属の違いより民族の大義を重んじ、統一偉業に立ち上がるべきとの時代的使命感を胸に、すべての在日同胞に熱烈に訴えます。

在日同胞のみなさん!
自主統一の大道、第2の6.15時代を切り開くための全民族的な闘いに立ち上がりましょう!

今年中に、北南当局を含む各政党、団体と国内外の各界各層の同胞が参加する「祖国の平和と統一、北南関係の発展のための全民族大会」を平壌で開催することは、民族の熱望であり、一時たりとも遅らせることのできない現実的要求です。

6.15共同宣言17周年となる6月15日から10.4宣言10周年の10月4日までの北南宣言記念期間に「全民族大会支持実現!統一旗・連署運動」を力強く展開し、北海道から沖縄まで、同胞が住むいたる所で団結と統一の雰囲気を盛り上げて全民族大会成功に貢献しましょう。

愛する祖国の地を一触即発の超緊張状態に追い込んでいる米国とその追従勢力の核戦争挑発策動と軍事的圧迫騒動を糾弾し、朝鮮半島の平和と民族の安寧のために積極的に闘っていきましょう。

祖国が解放されて72年の歳月が経った今日においても、民族的迫害と差別がさらに強まっている現実を直視し、思想と政見、団体所属の違いを越え、すべての在日同胞の団結した力で、民族性と同胞の生活と権利を守り、日本が「日本軍性奴隷」をはじめとする過去の罪を謝罪し清算するよう声をさらに高めていきましょう。

われわれは、この機会に、6.15共同宣言と10.4宣言に反対し、統一を求める民族の志向に逆行してきた民団中央の現執行部が反統一、反同胞的言動を撤回し、5.17共同声明の基本精神に立ち返ることを求めます。

われわれは、民団同胞をはじめとするすべての在日同胞が民族史の流れと同胞の要求に呼応して、全民族的統一運動の全盛期を切り開くため総決起することを今一度熱烈に訴えます。
          在日本朝鮮人総聯合会     2017年5月17日        


日本の天台宗の聖地となっている開城の霊通寺で日朝の僧侶らが朝鮮半島と世界の平和を祈願して法要を行った.

2017-05-23 | 朝鮮総聯京都のみなさん

友情の力を原動力に

京都で金日成主席生誕105周年記念日朝友好促進・交流の集い

臨済宗相国寺派の有馬頼底管長が「私の見た朝鮮」と題して講演を行った。


日朝芸術公演「友好の舞台」では踊りの輪が広がった

「金日成主席生誕105周年記念日朝友好促進・交流の集い」(主催=同実行委・総聯京都府本部)が20日、京都市内のホテルで行われた。元・京都府議会議長の石田たかし実行委員長、総聯本部の金尚一委員長、京都府議・市議をはじめとした日本人士、同胞ら172人が参加した。

京都では昨年11月に「金日成主席生誕105周年」記念事業の第1回実行委員会を行い、朝・日有志たちの密な連携のもとで同事業を推進。その一環として4月には日本人士7人で構成される太陽節祝賀訪朝団を派遣した。

集いではまず、「第2回開城霊通寺巡礼日本代表団・平和の祈り」の名誉団長として昨年10月に訪朝した臨済宗相国寺派の有馬頼底管長が「私の見た朝鮮」と題して講演を行った。

有馬管長は、朝鮮天台宗の開祖・義天(諡号=大覚国師)のゆかりがあり、日本の天台宗の聖地となっている開城の霊通寺で日朝の僧侶らが朝鮮半島と世界の平和を祈願して法要を行ったことについて触れながら、日本の室町時代、四代将軍の足利義持が朝鮮に提供を求めた高麗版の一切経(釈迦の教説と関わる経・律・論の三蔵、その他注釈書を含む経典の総称=大蔵経)が京都の東福寺、建仁寺、相国寺に保管されているとし、約600年前からの仏教を通じた日朝交流の歴史を今後も継承していかなければならないと強調。憲法改正へと動き、「戦争ができる国」を作り上げようとしている安倍政権を非難すると同時に、偏向情報を垂れ流す日本のメディアのあり方に警鐘を鳴らしながら、平和を願う仏教徒として人々の往来を促進する民間レベルでの外交に力を注ぎ、日朝の関係改善、国交正常化を実現させたいと語った。

日朝芸術公演「友好の舞台」

日朝芸術公演「友好の舞台」では、京都朝鮮歌舞団と和太鼓・横笛・津軽三味線を演奏する山本朗生さんらがコラボ演目を披露。京都初級の児童、文芸同京都支部コーラス部、朝青専従活動家も歌や踊りで会場を盛り上げた。最後は出演者と会場の人々が朝・日友好の思いを「アリラン」の合唱に込めた。

2部の宴会「友好の宴」で、主催者を代表してあいさつに立った「文化・学術・市民交流を促進する日朝友好京都ネット」の副会長は、日本をはじめ世界中で蔓延している差別や排外主義など、いかなる力も日朝の交流促進と国交正常化を望む私たちの歩みと友情を遮ることはできないとしながら、民衆の友情の力を原動力にしてより良い社会を築いていきたいと語った。

総聯本部の金尚一委員長は、朝鮮半島の緊張が高まっている状況下でも対話を重ねることこそが朝・日関係を改善させる道筋であると述べ、金日成主席が残した朝・日善隣友好の遺訓を実現させるために手を取り合って困難を乗り越えていこうと呼びかけた。

つづいて4月の訪朝団で団長を務めた「日朝友好京都ネット地方議員の会」の安井勉代表(京都市議)が報告を行った。

安井団長は、金正恩委員長の指導のもと万里馬速度で発展する朝鮮の街並みや、近年新たに建設された施設で朝鮮の人々が楽しく過ごしている姿が印象的だったと回想。金日成主席生誕105周年慶祝閲兵式及び平壌市民パレードで金正恩委員長の姿を拝見できたことで訪朝団の意義が深まった一方、錦繍山太陽宮殿に生前の姿で安置されている金日成主席と金正日総書記への弔問は「訪問団のメンバーの胸に今でも焼きついている」と述べ、今後も交流の輪を広げていきたいと語った。

2部の宴会「友好の宴」

豊福誠二弁護士の祝杯の音頭で始まった宴会では、朝鮮対外文化連絡協会、前原誠司・衆院議員、安田守・向日市長から寄せられた祝電が紹介された後、参加者たちがマイクを握りながら思いの丈を語った。

日朝親善の発展に寄与したことが評価されて1968年に朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会から勲章とメダルを授与されたという日朝協会京都の大橋満代表理事は、56年間の友好促進活動を振り返った。

また自身が民族教育を守る運動に取り組んできたのは、民族教育に対する安倍政権の不当な政策が許せないだけでなく、朝鮮が困難に直面していた1946年に金日成主席が平壌の日本人学校に対して温かい援助を差し伸べてくれたことを知っているからだと述べ、草の根運動に力を注いでいきたいと語った。

集いに参加した日本人は、訪朝報告で映し出された写真について「変わりゆく平壌の姿が印象的で興味を引かれた」と述べ、「しばらく訪朝していないが次回はぜひ訪朝団に参加したい」と語った。

女性同盟本部の金君子顧問(72)は在日同胞の一人として、講演を行った有馬管長に謝意を表しながら、日本政府の圧力やマスコミの報道に屈することなく愛族愛国運動に力を注ぎ、朝・日友好の輪が広がるよう努めたいと語った。

(李永徳)

 


編集に携わっているのは総聯本部と支部、商工会、朝青、女性同盟、留学同、金剛保険の活動家9人

2017-05-22 | 朝鮮総聯京都のみなさん

総聯京都府本部「同胞生活相談総合センター:同胞のために

「京都同胞生活ニュース」が大きな話題となっている。総聯京都府本部「同胞生活相談総合センター」運営委員会が定期的(現在は月1回)に発行する情報紙だ。総聯による同胞の権利擁護と生活向上のための多彩な活動が紹介されている

春夏秋冬▼編集に携わっているのは総聯本部と支部、商工会、朝青、女性同盟、留学同、金剛保険の活動家9人。記事を集計してレイアウトもこなす担当者は「総聯の活動をたくさんの同胞に知らせたかった」と、情報紙へのホットな思いを披歴した。以前にも同じような内容の情報紙の編集に携わったことのある同担当者は「鳴り物入りでデビューして頓挫したら申し訳ない。定期的、継続的に発行することを肝に銘じている」そうだ

▼気になっていたのは情報紙に掲載する記事をどのようにして作っているかだった。この点について聞くと活動家たちが得意分野別に分担してオリジナルの記事を作っているほか、総聯で発行する各種情報誌の内容を転載したものもある。同じ内容の記事を反復して読むことでいっそう理解を深められるからという転載の理由に筆者も思わず同感した

▼昨年11月の発行以来、記事の内容についての問い合わせが増えていて相談件数も伸びている。センター運営委では「無料相談の日」も開催し、同胞生活シンポジウムのようなイベントの開催も企画する

▼「同胞のために」。編集に携わる9人の熱い志に新聞製作に携わる身として学ぶ点が多い。(東)


「日朝友好交流の集い・金日成生誕105周年記念」in京都平安ホテル:5月20日5時半より

2017-05-21 | 朝鮮総聯京都のみなさん

京都平安ホテル(御所の西側)で

「日朝友好交流の集い・金日成生誕105周年記念」

主催:集い実行委員会・日朝友好京都ネット

 

第一部 講演:有馬頼底 臨済宗相国寺派管長

日朝芸術講演「友好の舞台」

第2部 友好交流の宴

 

京都日朝協会から、大橋満、馬原郁、大橋美津子が参加しました。

①、有馬頼底講演(会場で頂いたパンフに本日の講演によく似た「新春講演」が載っておりましたのでそれを掲載させていただきます)

                      

                                                            

②、友好の舞台プログラム

                     

                                                                    

③、日朝協会を代表して挨拶:大橋満 私と日朝

 

私は日朝協会 (東京本部) 代表理事の大橋満です。

  本日の日朝友好促進・交流の集いと金日成主席生誕105周年記念にあたり、心からお祝い申し上げます。本日は、妻の大橋美津子と馬原郁さんと一緒に参加させていただいております。

 「私と日朝友好」に関連して、一言ご挨拶申しあげます。

私は1961年から56年間、微力ながら日朝韓友好促進のために努力してきました。始めたきっかけは、中学時代に、机を並べて勉強した朝鮮の友人がいたからです。

 私は1968年9月18日、28歳のときに朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会から、日朝両国親善の発展に尽くしたと「共和国勲章とメダル」をいただきました。  当時金日成主席は56歳でした。

その当時、京都朝鮮青年同盟の委員長は呉鳴夢さんでした。呉鳴夢さんは、今でも一番大切な友人です。

 私は「民族教育を守る」運動に微力ながら協力してきました。  

それには2つの理由があります。一つは、安倍政権が国連憲章や  日本国憲法を守らない不法な政治を行い、大切な「民族教育」を破壊していることが 許せないからです。

2つ目は、1946年、金日成将軍が、平壌の日本人「民族学校」に多大な援助をしていただいたことを知っているからです。

 共和国の龍山墓地、墓参団の団長だった佐藤知也さんが 「平壌で暮らした12年の日々」という本を出版されましたが、その中の、1946年12月26日の日記に、戦後すぐに帰国せず平壌に残った日本人が「平壌日本人人民学校」を開校しました。そのとき朝鮮当局は、机・椅子・黒板・オルガン・文房具類を十分そろえてくれました。当時金日成将軍は34歳、月給が4000円でした。さらに産業局から230万円。財政局から200万円いただきました。半年後の6月2日には、中学校も開校しました。と書かれています。

 1946年といえば朝鮮民主主義人民共和国が建国前の大変困難な時期だったのに、日本人の民族教育に暖かい援助をしていただいたのです。                        

 私たち京都の日朝協会は、日朝友好を深く理解するために有馬先生のお話にもありましたが「京都と朝鮮の歴史」を勉強しています。

 現天皇は、日韓ワールドカップが開かれた年の記者会見で「日本と韓国の人々の間には、古くから深い交流がありました。韓国から様々な文化や技術が伝えられました。桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であることに、韓国とのゆかりを感じています」と述べています。

 私は、朝鮮を侵略した、豊臣秀吉や明治や昭和天皇は大嫌いですが、京都に都を造った桓武天皇と朝鮮から来られた秦氏一族は大変立派な方だったと思っています。

 だから京都に住んでいる私達が、秦氏一族の功績をたたえ、日朝友好を進めることは歴史にかなった生き方だと思うのです。

 5月9日、韓国で革新的な大統領が選出され、新しい歴史が始まりました。朝鮮半島を平和な地域にするために、関係諸国がもっと積極的に、話し合いの場をつくり、停戦協定を「平和協定」に変え、日朝国交正常化を実現させなければなりません。

日朝協会は、草の根から平和な朝鮮半島と平和な日本をつくるために頑張っていく決意です。

 5月17日、総聯が「総聯、民団5・17共同声明」発表11周年に際して すべての在日同胞に送るアピールを発表されましたが、私たちも大歓迎です。

 これからも日朝友好のためにがんばっていく決意を申し上げご挨拶といたします。  カムサハムニダ

                                                                                                                                           2017年5月20日

                                                                                                                                          日朝協会(東京本部)代表理事 大橋満

 

 

 

 

 

 


決勝の相手は「全国大会」常連である強豪、修学院中。前半10分に失点したものの京都中高は後半14分に追いついた。

2017-05-18 | 朝鮮総聯京都のみなさん

17年ぶり2回目の市大会優勝/京都朝中サッカー部

京都中高中級部サッカー部が、4月29日から5月14日にかけて行われた「京都市中学校春季総合体育大会サッカーの部」(71校参加)で17年ぶり2回目の優勝を果たした。

17年ぶりに市大会で優勝した京都中高中級部サッカー部

昨年11月に行われた京都市の新人戦で8強になり、2回戦スタートとなった今回の春季大会で同部は、二条中(4-0)、同志社中(2-0)、太秦中(1-0)、小栗栖中(3-0)、桂川中(2-0)に勝ち、今月14日の決勝戦に臨んだ。

決勝の相手は「全国大会」常連である強豪、修学院中。前半10分に失点したものの京都中高は後半14分に追いついた。すると会場を訪れた約200人の同胞応援席が沸いた。

大きな声援に力を得た京都中高は猛攻を仕掛けていった。そして後半のアディッショナルタイムについに決勝ゴールを決め、2-1で勝利を収めた。

主将の白太桓さん(中3)は「同胞の声援が力になった。『全国大会』出場までは課題が多いが、今回の結果に満足することなく、朝鮮学校の名をとどろかせるため努力したい」と述べた。

監督の張泰延教員は、「同胞に力と勇気を与えようと試合に臨んだが、われわれが同胞たちに力と勇気をもらった」とし、「生徒たちが努力し、最後まであきらめなかった。『全国大会』につながる夏の大会まで、生徒たちと努力を重ねたい」と話した。

【京都中高中級部サッカー部】


「年や経験も皆違うけど、一曲歌えば気持ちが繋がるような心地よさがある」

2017-04-29 | 朝鮮総聯京都のみなさん

〈女性同盟結成70周年記念芸術コンクール〉

圧巻のハーモニーで魅了/京都府本部・重唱

堂々とした立ち居振る舞いに、優しく力強い歌声。溢れんばかりの拍手が沸き起こった優秀作品発表会のステージ、観客の視線の先には、圧巻のハーモニーで会場を魅了する女性同盟京都府本部コーラスサークル「ヒャン(향)」に所属する7人(金由美、鄭雅美、李錦蓮、朴京姫、孔冀秀、劉福香、金陽鉉)の姿があった。

        

 観客を魅了した京都府本部コーラスサークル「ヒャン」のステージ(撮影=李哲史)

2000年、京都府在住の20、30代同胞女性らによる「未来を育てるオモニの会(略称ミオ)」が主催した「ミオフェスタin kyoto」がきっかけとなり立ち上がった同サークルは、結成から17年を迎えた今年「新たなチャレンジ」をしようとコンクールに挑んだ。

メンバーのほとんどが、地元京都で学生時代は合唱部に所属した経験者。仕事や家事、育児をこなすかたわら、オモニ会の役員から居住地域の女性同盟支部役員、文芸同役員などまさしくパワフルに走りまわる30代から50代の女性たちで構成されている。

「結成当初から居るメンバーが3人。この間にいっぱい子どもも生まれましたね」

そう笑いながら話すのは京都第1初級や京都第2初中(当時)、広島初中高など15年にわたり音楽教員として教鞭をとり、現在同サークルの責任者をつとめる金由美さん(58、文芸同京都支部委員長)。

「誰かの出産を機に3ヵ月休むこともあれば、2人でも3人でも集まれるときは顔を合わせ、お互いの悩みを話したり支え合いながら継続してきた。これまで一度も中断せず皆が情熱をささげてきたこの活動から、京都同胞社会を盛り上げるきっかけをつくれればと」と参加を決めた胸のうちを語る。

そんな金さんを恩師と慕う鄭雅美さん(39)は、「唯一『ウリノレ(朝鮮の歌)』を思いきり歌える場」だったことが参加の決め手となった。

「日本社会で働くとどうしても邦楽や洋楽ばかりで『ウリノレ』を歌う場がなかった。仕事の関係で上京していて久しぶりに地元に戻ってきたら、高2の頃の恩師である金由美先生や、幼い頃から芸術コンクールで2重唱をした尊敬できる先輩、学生時代を共に過ごした同級生が誘ってくれて迷わず決めた」と話す。

「年や経験も皆違うけど、一曲歌えば気持ちが繋がるような心地よさがある」と同級生の李錦蓮さん(40)も口をそろえる。一方で「生活のなかには常に歌があるから」と語る劉福香さん(46)の初級部4年時の恩師もまた金さんというほど、音楽という共通点で世代を超え繋がったメンバーたち。

金さんは「女性同盟や総聯組織、そのなかに居ることが日常の暮らしそのものになっているからこそ、今後は地域単位で同胞社会に還元できるような民族文化活動ができるよう努めたい」と話した。

(韓賢珠)