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国連安全保障理事会(安保理)が対北朝鮮人道支援を迅速に行うためのガイドラインを採択した。

2018-08-08 | 金正恩氏を追う

国連安保理「対北朝鮮制裁、場合によっては免除」新しいガイドラインを提示

登録:2018-08-08 00:59 修正:2018-08-08 07:18

「制裁決議案は人道支援を阻むためのものではない… 
制裁免除要請すればできるだけ早く手続きを踏む」 
対北朝鮮制裁強調する米国が主導し注目集まる 
「米国が北朝鮮にオリーブの枝を差し出した 
 
ボルトン補佐官「ポンペオ長官、平壌訪問し金委員長に会う準備」

緑の傘子ども財団関係者らが2014年3月、仁川港で北朝鮮の子どもや妊婦らの栄養支援のための物資歓送式を開き、小麦粉と栄養きなこをコンテナに移している=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 米国が強力な対北朝鮮制裁の維持を強調する中、国連安全保障理事会(安保理)が対北朝鮮人道支援を迅速に行うためのガイドラインを採択した。米国がこれを主導したとされ、関心が集まっている。

 安保理傘下の対北朝鮮制裁委員会は6日(現地時間)、北朝鮮に対する人道支援を加速化する新たなガイドラインを承認したと、AP通信が報道した。対北朝鮮制裁委議長国のオランダは、新しいガイドラインに対し、15カ国の安保理理事国の中で異議を提起した国はなかったと明らかにした。

 同ガイドラインは、対北朝鮮制裁は「北朝鮮住民のための食糧援助や協力、人道支援を制約するためのものではない」とし、「安保理はこの決議に基づいて取られた処置を、場合によって免除できる」と明記した。ガイドラインは、人道支援を進める国や非政府機構に、支援品目の説明や数量、経路、制裁免除要請の理由など10項目を対北朝鮮制裁委に提出することを求めている。

 特に、ガイドラインは「実施が急がれる人道支援の特性上、安保理はガイドラインに基づき、免除要請関連手続きをできるだけ早く進める」と明らかにした。今回の措置により、医療装備や薬品、食料などの救護物資の伝達が早くなるものと見られる。先月、北朝鮮を訪問したマーク・ローコック国連事務次長(人道問題担当)は「制裁対象ではない人道的物品を購入し伝達するのにかなりの遅れが生じている」と明らかにした。

 ガイドラインは米国のニッキー・ヘイリー国連大使と専門家が主導したと、外信が報じた。米国が北朝鮮に制裁と圧迫を維持しながらも、人道問題では融和的ジェスチャーを取ったものと見られる。CBSは「米国が北朝鮮に小さなオリーブの枝を差し出した」と評価した。

 こうした中、マイク・ポンペオ米国務長官が再び訪朝を準備していると、ジョン・ボルトン・ホワイトハウス国家安保補佐官が明らかにした。彼は6日に行った「フォックスニュース」とのインタビューで、第2回朝米首脳会談に関する質問に対し、「決まった日程はない」としながらも、「追加的な進展を見極めるため、ポンペオ長官が平壌(ピョンヤン)を再び訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に会う準備ができている」と述べた。彼はPBSにも出演し、核リストの提出と査察問題を再び金委員長に会って協議することを、ポンペオ長官に要請したと明らかにした。

 統一部は、安保理のガイドラインについて「対北朝鮮支援の現実的な困難を解消し、国際社会の支援が活性化する契機になることを期待する」という反応を示した。政府が国際機関に供与すると明らかにした800万ドルの執行問題と関連し、統一部の当局者は「国際機関と協議しており、全般的な条件を総合的に考慮して、適切な時点に推進していく計画」という原則的な方針を繰り返した。国際機関との協議過程に国連のガイドラインが適用されうるかという質問には「そのような部分も含めて協議するものと思われる」と答えた。

 政府は昨年9月、世界食糧計画とユニセフの北朝鮮母子保健、栄養支援事業に800万ドルを支援する方針を明らかにしたが、昨年末の(朝鮮半島)情勢の悪化以来、執行が見送られている。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員、イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

トランプ大統領が公開した手紙は7月6日に作成されたもので、マイク・ポンペオ国務長官が北朝鮮を訪問した時だ。

2018-07-14 | 金正恩氏を追う

金正恩氏「朝米関係が画期的に進展」…トランプ氏に親書

2018年07月13日06時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

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トランプ大統領がツイッターに公開した金正恩国務委員長の親書
  米国のドナルド・トランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長から受け取った親書を公開した。

  トランプ大統領は12日(現地時間)、自身のツイッターに「北朝鮮の金正恩委員長から受け取った非常に素晴らしい手紙」とし、ハングルで書かれた原本と英語で翻訳されたものを一緒に掲載した。「とても大きく進展している」という言葉も付け加えた。

  トランプ大統領が公開した手紙は7月6日に作成されたもので、マイク・ポンペオ国務長官が北朝鮮を訪問した時だ。ポンペオ長官が受け取ってトランプ大統領に届けたものとみられる。

  金委員長の親書は「24日前、シンガポールで行われた閣下との意味深い初めての対面と、我々が一緒に署名した共同声明はまことに意義深い旅程の始めとなりました」という言葉で始まる。

  続いて「私は両国の関係改善と共同声明の忠実な履行のために傾けている大統領閣下の熱情的で格別な努力に深い謝意を表します」とし「朝米間の新たな未来を切り開こうとする私と大統領閣下の確固たる意志と真剣な努力、独特の方式は必ず立派な実を結ぶことになると堅く信じています」と記した。

  また「大統領閣下に対する変わりない信頼と信頼が今後の実践過程により一層強固になることを願いつつ、朝米関係改善の画期的な進展が我々の次回の対面を操り上げるだろうと確信します」と終え、首脳会談が再び開催される可能性も示唆した。

  ポンペオ長官の訪朝は成果がなかったという非難にもかかわらず、余裕がある姿を示したトランプ大統領が、交渉はうまくいっているということを証明するために公開したものとみられる。

  これに先立ち、トランプ大統領は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議後に開かれた記者会見でも「北朝鮮との交渉はうまくいっている」と述べていた。

トランプ大統領も会談直後、放送インタビューで、「今日、私は彼(金正恩委員長)にボルトンも紹介した。非常に興味深い出来事だった」と・・・

2018-07-02 | 金正恩氏を追う

金委員長、「強硬派」のボルトン補佐官に「二人で写真撮ろう」提案した理由とは?

登録:2018-07-02 06:27 修正:2018-07-02 09:05
 
ボルトン補佐官、フォックスニュース出演し朝米首脳会談の裏話紹介 
「金委員長、強硬派にあなたは悪い人ではないことを示したいと言った」 

北朝鮮の「労働新聞」が6月12日にシンガポールのカペラホテルで金正恩委員長がボルトン米ホワイトハウス国家安保会議補佐官と握手する様子を翌日付で報道した写真/聯合ニュース

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が6・12シンガポール朝米首脳会談の昼食会の途中、ボルトン米ホワイトハウス国家安保会議(NSC)補佐官に「二人で写真を撮ろう」と突然提案したと、ボルトン補佐官が1日に明らかにした。

 「スーパータカ派」のボルトン補佐官は「先に非核化してから見返りを提供する」ことを内容とする「リビアモデル」を主張し、北朝鮮の非難と反発を招いた当事者だ。朝米首脳会談当時も、金委員長とボルトン補佐官の“ぎこちない対面”に関心が集まった。

 ボルトン補佐官は同日、米国の「フォックスニュース」の「フォックス・ニュース・サンデー」とのインタビューで、このような会談の裏話を語った。ボルトン補佐官は、北朝鮮が過去、自分を「人間ごみ」などと猛非難したことを言及した後、「昼食会の途中、突然、金委員長が『私たち二人が一緒に写真を撮らなければならない。私は(北朝鮮にいる)強硬派にあなたがそんなに悪い人ではないことを示す必要がある』と言った」と明らかにした。ボルトン氏は、朝米首脳会談は「一対一の会談が予想だにしなかった肯定的な結果をもたらすことを示す証拠」だとも述べた。

 ボルトン氏は同日に放送された「フェイス・ザ・ネイション」とのインタビューでは、米国は1年以内に北朝鮮の核兵器と弾道ミサイルを解体する計画を持っており、マイク・ポンペオ国務長官が近く北朝鮮とこの計画について論議するだろうと述べた。

 ボルトン氏は2003年、金正日(キム・ジョンイル)総書記を「暴君のような独裁者」だと非難して、北朝鮮から「人間ごみ」や「吸血鬼」と非難されるなど、北朝鮮と悪縁が深い。今回の朝米首脳会談を推進する過程でも、彼が「リビアモデル」を強く主張し、朝米首脳会談が取りやめになる危機をもたらした。

 トランプ大統領も会談直後、放送インタビューで、「今日、私は彼(金正恩委員長)にボルトンも紹介した。非常に興味深い出来事だった」とし、「対話が終わる頃には(雰囲気が)良かった。私は彼らが(互いに対して)信頼を持てるようになったと思う」と述べた。

 北朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」も、会談直後の先月13日、朝米首脳会談のニュースを大々的に報道し、金委員長が明るい笑顔でボルトン補佐官と握手する写真を掲載した。この写真は、ボルトン補佐官が言及した「金正恩委員長とのツーショット写真」ではなく、拡大首脳会談に先立ち、同席者と握手を交わすものだ。

 一方、トランプ米大統領は1日に放送された「フォックスニュース」とのインタビューで「北朝鮮は非核化交渉に非常に真剣に取り組んでいる」と述べたと、AFP通信が報道した。トランプ大統領は「私は彼らがそれ(非核化)について非常に真摯だと思う。私は彼らがそうする(非核化を行う)ことを望んでいると思う」と述べた。彼は北朝鮮の金正恩国務委員長との関係について「我々は良いケミストリーを持っている」と強調した。

パク・ミンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

ある消息筋は「中国は早ければ今月末に習主席が訪朝する方向で準備していたとみられる」と

2018-06-21 | 金正恩氏を追う

習近平氏が今年下半期にも訪朝か 3度訪中の正恩氏への答礼

2018/06/20 20:52

【北京聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が3カ月で3回訪中したことに対し、中国の習近平国家主席が答礼の形で今年下半期に訪朝する可能性が高くなった。

歓迎式に出席した金委員長(右)と習主席=19日、北京(労働新聞=聯合ニュース)
歓迎式に出席した金委員長(右)と習主席=19日、北京(労働新聞=聯合ニュース)

 北京消息筋によると、中国は2回の金委員長の訪中を受け、習主席の訪朝を準備していた。

 金委員長は南北首脳会談を控えた3月25日から28日にかけて北京を訪問し、習主席と会談し、朝鮮半島情勢に関する協力について協議した。

 また4月27日に行われた文在寅(ムン・ジェイン)大統領との南北首脳会談後、5月7~8日に遼寧省大連市を訪問し、習主席と会談した。

 さらに金委員長は今月12日にシンガポールで開催された朝米(米朝)首脳会談から約1週間後の19日に再び北京を訪問した。

 外交上、首脳同士は相互訪問することが慣例であるため、習首席の北朝鮮への答礼訪問準備は早急に進められるものとみられる。

 金委員長が中国を相次いで訪問したのは朝鮮半島情勢が急速に変化したことによるものといえるが、外交的には中国の欠礼とみなすこともできる。

 ある消息筋は「中国は早ければ今月末に習主席が訪朝する方向で準備していたとみられる」とし、「だが朝米首脳会談の結果を受けた状況も見極めなければならず、韓国が北より先に(習主席の)答礼訪問を要請していたため、中国に配慮し、金委員長が再び訪中したと承知している」と伝えた。

 習主席の訪朝は朝鮮戦争の休戦協定締結から65年となる7月27日、北朝鮮が建国70周年を迎える9月9日、中国と北朝鮮の国交が樹立した10月6日、朝鮮労働党創建記念日の10月10日などに合わせて行われる可能性がある。

 金正恩政権が発足してから北朝鮮を訪問した中国要人のうち、最高位は当時中国共産党序列5位だった劉雲山・政治局常務委員で、2015年10月に平壌で開かれた朝鮮労働党創建70周年を記念する閲兵式を金委員長の隣で観覧した。

 一部では北朝鮮と米国の非核化交渉が難航し、北朝鮮が再び中国に協力を求める状況が発生した際に、習主席が訪朝し、中国の存在感を最大限にアピールする可能性もあるとの見方も出ている。

yugiri@yna.co.kr


北朝鮮とロシアは今回の会談で、朝米(米朝)首脳会談を前に各国の立場について意見交換するとともに、今後の協力策について協議した

2018-06-01 | 金正恩氏を追う

金正恩氏 訪朝のロシア外相と会談

2018/05/31 17:39

【モスクワ聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が31日、平壌でロシアのラブロフ外相と会談したもようだ。ロシアのインタファクス通信が消息筋の話として伝えた。

握手する金委員長(左)とラブロフ外相(ロシア外務省のフェイスブックより)=(聯合ニュース)
握手する金委員長(左)とラブロフ外相(ロシア外務省のフェイスブックより)=(聯合ニュース)

 会談の詳細な内容については明らかにされなかった。 

 この日午前に平壌に到着したラブロフ氏は金委員長との会談に先立ち、李容浩(リ・ヨンホ)外相と会談した。 

 ラブロフ氏の訪朝は2009年以来。北朝鮮とロシアは今回の会談で、朝米(米朝)首脳会談を前に各国の立場について意見交換するとともに、今後の協力策について協議したものとみられる。

yugiri@yna.co.kr


「釜山は大韓民国の海洋首都を越えアジアの海洋首都になるだろうし、鉄道、空港と共に陸海空が関連する北東アジアの物流拠点都市になるだろう」と話した。

2018-03-19 | 金正恩氏を追う

文大統領、「釜山港を世界最高の物流ハブ港にしよう」

登録:2018-03-16 22:20 修正:2018-03-17 10:59

釜山港未来ビジョン宣言式に出席

                             文在寅大統領が16日午前、釜山新港で開かれた釜山港未来ビジョン宣言式で祝辞を述べている/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が16日「釜山港を世界最高の物流ハブ港にしよう」と話した。

 文大統領はこの日、釜山港未来ビジョン宣言式に参加して、自身を「釜山港と造船所を見て育った釜山の息子だ。海を見て夢を育て、釜山の発展と共に私も成長した」と述べた後、「海を放棄して強国になった国はない。海洋強国は放棄できない大韓民国の未来」として、このように話した。彼は「文在寅政府の新北方政策と新南方政策が成功するかどうかは釜山港の革新にかかっている」として、「釜山は大韓民国の海洋首都を越えアジアの海洋首都になるだろうし、鉄道、空港と共に陸海空が関連する北東アジアの物流拠点都市になるだろう」と話した。

 支援策も打ち出した。文大統領は「世界最高水準の情報通信技術を活用し、スマート海上物流システムを作り出そう」として、「自律運航船舶、超高速海上通信網、スマート港湾を連係した4次産業革命時代の世界的な港湾モデルを私たちが先導しよう」と話した。彼は「政府が乗り出して核心技術に対する研究開発を惜しみなく支援し、釜山港の先端化のために積極的に投資する」と話した。釜山港の施設拡充も約束した。彼は「釜山港がメガポートとして発展できるよう、現在の21埠頭の規模を2022年までに29埠頭、2030年には合計40埠頭に拡大し、年間コンテナ3千万個(TEU)を処理できる超大型ターミナルへと発展させていく」と話した。彼は「船舶用LNG供給基地と大型船舶修理造船団地の造成は、釜山港の新たな付加価値を創り出し、雇用を増やすだろう」とし「港湾背後ろの団地も現在の8倍を超える規模に拡大し、生産、加工、物流とビジネスが互いに関連した総合物流ハブを構築していくだろう」と話した。

 文大統領は、釜山都心に位置した北港の再開発にも言及した。彼は「北港再開発の1段階事業は、11年前の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府の時に企画して始まった」として「一層スピードを上げて私の任期である2022年までに終わらせる。盧武鉉政府が始めたことを文在寅政府が終わらせる」と話した。続けて「長期的には、鉄道敷地、造船所の敷地まで統合的に開発し、海洋産業と海洋金融の中心地に育成する」と話した。

 さらに文大統領は、沈滞している港湾、海運産業も復活させると述べた。彼は「高効率船舶発注のための金融支援と安定的な貨物確保、フラッグ海運会社の経営安定対策も積極的に推進する」と話した。

 文大統領の釜山訪問は、昨年6月の古里1号機永久停止宣言式と8月の東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラム外交長官会議、10月の釜山国際映画祭への出席に続き4回目だ。大統領府側は、文大統領の釜山訪問は地方選挙を意識したものではないかとの質問には「大統領として当然遂行しなければならない国家日程」と答えた。

ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国ギャラップが行った調査(1月2~4日)当時、「北朝鮮が変わった」という回答(28%)の二倍に近い数値だ。

2018-03-18 | 金正恩氏を追う

韓国国民の半数「北朝鮮が変わった」金正恩委員長の好感度も安倍首相の2倍に

「北朝鮮の態度変わった」28%→53% 
1月の調査に比べ倍増  
トランプ大統領の好感度も24%で周辺国首脳の中で第1位 
文大統領に対する肯定的評価74%…3%p上昇

北朝鮮を訪問中のチョン・ウィヨン首席対北朝鮮特使が今月5日、平壌で北朝鮮の金正恩労働党委員長と面会している=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 平昌(ピョンチャン)冬季五輪を機に始まった南北首脳会談や朝米首脳会談に向けた対話局面が続く中、「北朝鮮の態度が変わった」という回答が半数を超えるという世論調査結果が出た。

 世論調査専門機関の韓国ギャラップが今月13~15日に全国の成人1003人を対象に実施し、16日に公開した世論調査結果(95%の信頼水準で標本誤差±3.1%ポイント)によると、北朝鮮の態度に関する質問に、回答者の53%が「変わった」と答えた。一方、「変わっていない」という意見を示した回答者は35%だった。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が新年の辞で南北対話の意思を明らかにした直後、韓国ギャラップが行った調査(1月2~4日)当時、「北朝鮮が変わった」という回答(28%)の二倍に近い数値だ。

 北朝鮮の核放棄の見通しについても、認識の変化が現れた。1月の調査の時は「核を放棄しないだろう」という回答が90%だったが、今回調査では64%で、2カ月で26%ポイント下落した。一方、「北朝鮮が核を放棄するだろう」という回答は1月(6%)より16%ポイント増加した22%だった。2014年にギャラップが行った3回の調査では、「核を放棄するだろう」という見通しは7~11%に止まった。

 このような調査結果は、昨年まで北朝鮮に対する否定的認識が徐々に増加してきたことを考えると、劇的な変化と言える。平昌五輪を機に南北対話が急進展し、非核化に向けた南北首脳会談や朝米首脳会談が可視圏に入り、平和に対する国民的期待感が反映された結果と見られる。

 ソウル大学統一平和研究院が2007年から毎年行ってきた統一意識調査(成人1200人を対象に面接調査)でも「北朝鮮が変わってきている」という意見は2008年以降徐々に減少し、「変わっていない」という回答は増加傾向を示してきた。昨年の調査(7月3~28日)でも「北朝鮮は変わっていない」という回答が68.0%だった一方、「変わってきている」という回答は31.9%にとどまった。チョン・グンシク統一平和研究院長は、北朝鮮に対する韓国国民の認識の変化について「南北首脳会談、朝米首脳会談などが発表され、戦争から平和へと方向転換が行われているという楽観的な見通しが国民の間に芽生えたようだ」と話した。

 このような世論は周辺国の首脳に対する好感度にも影響を及ぼした。ギャラップが周辺諸国の首脳5人に対する好感度を調査した結果、米朝首脳会談を決定したドナルド・トランプ米大統領(24%)が第1位を占めた。中国の習近平国家主席(19%)やロシアのプーチン大統領(13%)、金正恩委員長(10%)、日本の安倍晋三首相(5%)がその後に続いた。昨年11月の調査では、習主席(29%)、トランプ大統領(25%)、プーチン大統領(14%)、安倍首相(6%)の順だった。当時の調査には金委員長が含まれなかった。ギャラップは「金委員長に対する好感度は依然として低い。しかし、2013年に行った金委員長の好感度調査では、回答者の一部が抗議したこともあるが、今回はそのようなことがなかった」とし、「5年前とは明らかに雰囲気が変わったことが分かる」と明らかにした。

 今回の調査で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政遂行に対する肯定的な評価は、先週(6~8日調査)より3%ポイント上がった74%となった。

イ・スンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)