女性に対する暴力撤廃国際デー記念シンポジウム in 京都
労働・貧困・性暴力の鎖をきろう!
2011年11月27日(日) ラボール京都・大ホール
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11月25日は女性に対する暴力撤廃のための国際デーですが、世界的な貧困と労働、紛争の問題もからんで、女性への暴力は減少するどころではありません。働きたいのに働けない、働いて
も貧困、差別と抑圧。夫、パートナーからや職場での暴力。法律では犯罪であるこれらの行為がなぜ続くのでしょうか。
アジア各地の日本軍性奴隷制のサバイバーたちは、性暴力はもとより、さまざまな身体的な暴力と屈辱を受け、20年間も正義の回復を訴えつづけていますが、日本社会と政府はその要求に応
えていません。
女性への暴力と貧困の鎖を切るために、まず被害者や支援者の声に耳を傾け、その意見を聴き、そして互いにつながりませんか。つながって、問題を解決し、命の権利を実現しましょう。
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|●【テーマ】労働・貧困・性暴力の鎖をきろう!●
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日 時:2011年11月27日(日)午後2時―5時
会 場:ラボール京都(京都労働者総合会館)大ホール
http://www.labor.or.jp/kaikan/
資料代:500円
◆パネリスト◆ (プロフィールは後ろに紹介)
宋 神道(ソン・シンド) 日本軍「慰安婦」被害者
川田文子 「在日の慰安婦裁判を支える会」、ジャーナリスト
バージー石原 フィリピン・マイグラント・センター名古屋 代表
雪田樹理 弁護士(女性共同法律事務所、DV、性暴力問題)
◆コーディネイター◆
山下明子 世界人権問題研究センター・女性問題研究部 客員研究員
◆構成◆
第一部(2時~3時45分)
発題者紹介と発言 各20分程度
<休憩>
第二部(4時~4時45分)
パネリストの質疑応答と会場を交えた意見交換
集会アピールの採択
1 第15回ILOアジア太平洋地域会議(12月4~7日 京都国際会館)
2 京都府議会へ
日本政府に「慰安婦」問題の早期解決を求めるための請願
署名と共に
主催
アムネスティ・インターナショナル47(京都四条)グループ
アムネスティ・インターナショナル日本「慰安婦」問題チーム
賛同団体
ヒューライツ大阪(アジア太平洋人権情報センター)/「女性・戦争・人権」学会/フィリピン・マイグラント・センター名古屋/ガブリエラ・ジャパン/全印総連京都地連/在日の慰安婦裁判を支える会
在韓軍人軍属裁判を支援する会/日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク/ハーグの会/「慰安婦」問題の早期解決を求める懇談会/旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都実
行委/キリスト教女性センター/カトリック正義と平和京都協議会/カトリック大阪大司教区社会活動センター・シナピス/京都YWCA/向日市女性の会・さわやかネットワーク/京都立正平和の会
矯風会京都グループ/日本製鉄元徴用工裁判を支援する会/女性と仏教 東海ネットワーク/京都教職員組合/京都教職員組合女性部/京都市教職員組合/京都市教職員組合女性部
京都総評女性部/新日本婦人の会京都府本部、/日朝協会京都府連/ピース9あざみ/なかまユニオン
(順不同)
連絡先:アムネスティ・インターナショナル47グループ
email: amnesty47jp@gmail.com
<スピーカーのプロフィール>
宋 神道(ソン・シンド)
1922 年、朝鮮の忠清南道生まれ。満16歳の時、 騙されて中国中部の武昌で「慰安婦」を強制される。たびたび妊娠。漢口で子どもを産むが、慰安所で育てることはできず、近所の人に預けて
岳州に移動。「部 隊付き」として、応山、長安など出かける。咸寧で日本の敗戦を知るが、行く当てもなく、日本軍人に騙されて来日。博多港に着いた後ほどなくその軍人に放り 出される。その
後、宮城県在住の在日朝鮮人男性に救われ、1982 年まで共に暮らす。1993年、日本政府に対し国会での公式謝罪を求めて提訴。2011年3月11日、東日本大震災で被災。「在日の慰安婦
裁判を支える 会」などの助けで、東京へ移住。現在、88才。
川田文子(かわた・ふみこ)
ジャーナリスト。1977年、沖縄に残された「慰安 婦」 被害の最初の証言者、裴奉奇さんに出会い、以来、 日本軍「慰安婦」問題をライフワークに。 日本の戦争責任資料センター共同代表。著書
に『赤瓦の家――朝鮮から来た従軍慰安婦』、『皇軍慰安 所の女たち』、『インドネシアの「慰安婦」』、『イアンフとよばれた戦場の少女』ほか。
バージー石原アキノ
フィリピン、ルソン島出身。1994年来日、結婚。 1997年、日本人と結婚したフィリピン女性の組織FICAPを創る。2000年、フィリピン移住者センター名古屋を創設。現在、フィリピンと海外の女性
をつなぐガブリエラ・ジャパンのコーディネイター。
雪田樹理(ゆきた・じゅり)
弁護士。2002年に女性の権利擁護を目的とする女性共同法律事務所を設立。現在、DV被害者のための民間シェルター「NPO 法人いくの学園」副理事。「性暴力救援センター・大阪」の運営委
員。国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」理事、関西グループ事務局長。「国連・女性 に対する暴力に関する立法ハンドブック」の翻訳出版。
山下明子(やました・あきこ)
研究者。1984年以来、インドを中心にアジ アの国々で女性問題と宗教の現地調査。著書に『インド・「不可触民」の女たち』、『戦争とおんなの人権—従軍慰安婦の現在性』、『アジアの女たちと
宗 教』、『日本的セクシュアリティ』(編著) ほか。1978 年からアムネスティ・インターナショナル会員、現在、「慰安婦」問題チーム・コーディネイター。
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