日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

 世界の出来事から日本・韓国・朝鮮の未来を見る。
 皆さんの声を生かして活動を進めます。

江原道に世界屈指の大規模畜産拠点である洗浦地区畜産拠点が建設された。10月27日に竣工式が行われた。

2017-12-27 | 朝鮮民主主義人民共和国

【写真特集】写真で振り返る2017年の朝鮮

並進路線を掲げ、数々の成果を創造

金日成主席生誕105周年、金正日総書記生誕75周年、金正恩委員長の党・国家の最高首位推戴5周年にあたる2017年は、朝鮮において、国家核武力の歴史的大業を成しとげ、経済発展の確固たる土台を築いた1年となった。2017年を写真で振り返る。

 

平壌のニュータウン、黎明通り竣工

黎明通り(撮影・盧琴順)

金日成主席生誕105周年を控え、美しく壮大な黎明通りが竣工した。朝鮮は米国とその追随勢力による制裁と圧力の中でも、過去に建設された通りの規模をゆうに超える巨大な黎明通りを、自らの力と技術、資材で建設した。錦繍山太陽宮殿と龍興交差点の間に新しい通りを建設するという金正恩委員長の発起で、昨年4月に着工した黎明通りの建設は、わずか1年の間に驚くべき建設速度を発揮し、完工した。金正恩委員長参席の下、4月13日、竣工式が行われた。

金日成主席生誕105周年を盛大に慶祝

金日成主席生誕105周年慶祝閲兵式及び平壌市民パレード(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

金日成主席生誕105周年慶祝閲兵式及び平壌市民パレードが4月15日、平壌の金日成広場で行われた。金正恩委員長が参席した。これに先立ち、平壌体育館では中央報告大会が行われ、夕方には青年学生たちの夜会が開かれた。人々は祝福ムードの中、主席と総書記への追慕の思いを胸に、遺訓貫徹に向けていっそうの奮起を誓い合った。

第5回白頭山偉人を称える国際祭典開催

14日、白頭山山頂で行われた祭典の様子(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

第5回白頭山偉人を称える国際祭典が、8月13〜17日にかけて開催された。世界各国から集結した代表らは平壌と白頭山地区で行われた多彩な行事を通じ、金日成主席、金正日総書記の生涯と偉業を学ぶとともに、金正恩委員長の指導のもと社会主義偉業にまい進する朝鮮人民との友好・親善を深めた。

工場が次々と新設、最高水準での国産化を実現

今年、新たに建設された平壌かばん工場で生産された国産かばんの数々。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

党第7回大会が提示した国家経済発展5カ年戦略遂行において重要な位置づけにある今年、平壌や地方都市では「平壌かばん工場」、「柳京キムチ工場」、「平壌化粧品工場」「三池淵ジャガイモ粉生産工場」など全国のモデルケースとなる工場が次々と新設された。全国の工場では、「自力自強」をキーワードに、原料と燃料、設備の国産化を成し遂げ、生産を拡大、年間人民経済計画を次々と達成した。

江原道に洗浦地区畜産拠点を建設

洗浦地区畜産拠点(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

江原道に世界屈指の大規模畜産拠点である洗浦地区畜産拠点が建設された。10月27日に竣工式が行われた。5年という短い期間に現代的で科学的な畜産拠点が建てられたことで、党の畜産政策貫徹においての物質・技術的な土台が築かれ、人民生活のさらなる向上が見込まれることとなった。

「ロケット事変の年」

ICBM「火星15」型(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

金正恩委員長の指導の下、朝鮮では、国家核武力建設が驚異的な速度で進展を見せた。新年の辞で「ICBM試射の準備が最終段階にある」と闡明した通り、3月には新型の高出力ロケットエンジンの地上燃焼実験が行われ、5月には、地対地中長距離戦略弾道ロケット(IRBM)「火星12」型の試射に成功。7月には、初の大陸間弾道ロケット(ICBM)となる「火星14」型の試射を2度成功させ、9月にはICBM装着用水爆実験に成功した。11月29日には、米国本土を射程に収めるICBM「火星15」型試射に成功。金正恩委員長は、「国家核武力完成の歴史的大業、ロケット強国偉業の実現」を宣布した。ICBMの試射成功は、米国の核威嚇政策と核の脅威から国の主権と領土を守り、朝鮮の平和を担保し、戦略的地位を格段に引き上げるものとなった。

(朝鮮新報)


日本は象牙市場を閉鎖しろとの国際環境団体の要求を拒否し続けてきた。

2017-12-27 | 私たちがあまり知らない日本

世界の象牙の95%…最悪の“象虐待国家”日本

登録:2017-12-26 21:35 修正:2017-12-27 07:08

                              日本から中国に密搬入され中国税関に摘発された象牙製品=トラフィック提供//ハンギョレ新聞社

 研究を口実にした捕鯨と残酷なイルカ虐殺で悪名高い日本が、今度は象密猟の結果である象牙取引の仲介基地の役割を果しているとし、国際環境団体から後ろ指を差されている。

 世界自然基金(WWF)は先週、全世界的な野生動植物取引監視ネットワークであるトラフィック(TRAFFIC)が作成した「象牙の塔:日本の象牙取引と国内市場に対する評価」報告書を公開し、日本を「世界最大の象牙市場の一つで、活発な象牙加工産業の故郷であり、個人所蔵の形態で相当な規模の未加工象牙を備蓄している国」と規定した。

 この報告書に提示された「不法取引象牙差し押さえデータベース」であるETIS(Elephant Trade and Information System)の集計結果を見れば、2011年から2016年の間に日本から不法に輸出され主に中国の法執行機関に押収された象牙や象牙製品は計2.42トンに達する。一方、同じ期間に日本が不法輸入で差し押さえた象牙や象牙製品は43キロに過ぎず、象牙の不法取引摘発に消極的な日本の態度を傍証している。

 自然基金は「ETIS資料で捕捉された不法象牙取引活動は、象牙製品が日本から中国に一方的に輸出される傾向を示し、その比重が重量基準で象牙不法輸出の95%を占めることを示す。また、日本が東アジアの市場を目的地とする不法象牙供給源になったという結論を一層裏付けている」と明らかにした。

                                                           
                                               日本で加工され中国に密搬入され、中国税関に摘発された象牙製品=トラフィック提供//ハンギョレ新聞社

 このように日本が象牙不法取引の橋渡しとなっているのは、象牙取引に対する規制が不備なためということが環境団体の指摘だ。伝統的に象牙や象牙製品を好む中国もすでに昨年、2018年から象牙取引を中断すると発表した。これに伴い、世界自然基金のホームページには、中国で象牙取引禁止が始まる来年1月1日0時までの残った時間を表示する時計まで掲げてカウントダウンしている。だが、日本は象牙市場を閉鎖しろとの国際環境団体の要求を拒否し続けてきた。

 日本は遅ればせながら来年6月から象牙製品の製造・販売業者の登録要件を強化することにした。しかし、この措置は施行される前から不法資金を合法資金に洗浄するように、不法象牙を合法的製品に洗浄する道を開くことになりうるという批判を受けている。世界自然基金もこれと関連して「トラフィックが分析した結果、不法活動と闘う努力を継続的に阻害する恐れがある深刻な欠陥がすでに発見された」と憂慮した。世界自然基金は「規制が正しくなされない日本国内の象牙市場は、よく組織された国際犯罪ネットワークに対し、日本を不法輸出用象牙製品を収益性高く調達できる目標にしている」として、絶滅危機に瀕した野生動植物の国際間取引に関する協約(CITES)に則り、日本に象牙市場を閉鎖することを要求した。

 世界自然基金-香港の保全理事であるキャビン・エドワーズは、自然基金のホームページに掲示された発表資料で「中国が今年末に合法的象牙取引を禁止するのを機に、日本や他の国々も後に従わなければならない。毎日平均55頭の象が密猟されていて、象牙市場を開いておくことはできない」と話した。

キム・ジョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )