ひびレビ

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鉄のラインバレル 第18話「メメント・モリ」

2009-02-07 07:52:40 | 2008年アニメ
鉄のラインバレル 第18話「メメント・モリ」

ジュダテレビ
ジュダの正義、加藤機関の悪を漫才風に説く遠藤姉弟。放送中はチャンネルを変えられないという。これはこれで報道統制のような(汗。
ツバキヒメの邪魔が入るが、新たな仲間・ジャックと共に立ち向かうディスィーブ。ジャックがカッコいいから困るw


絵美を助けに・・・
とりあえず古矢は生きてました。あの攻撃を喰らって生きてるとは。
オホーツク海のロシアの基地に絵美が連れ去られたと分かり、助けに行きたい浩一。しかし今の状況を考えて思いとどまる。だ、誰だお前ww
理沙子は状況に困惑。浩一は「矢島は理沙子のために・・・」と言いかける。これは矢島自身が言わないと。
そこへ加藤機関の沢渡とグランネイドル&マサキたちが現われる。グランネイドルはバリアを中和しようとする。
道明寺や仲間の声を受け、絵美を助けにラインバレルで出撃する浩一。あの、バリアはどうなったんですか(汗。きっと中からは大丈夫なんだろう。しかし「城崎が脳みそ代わり」はひでぇww


浩一と加藤
オホーツク海の基地の倉庫にぽつんといる加藤が何か笑えたw
矢島は到着しておらず、加藤は浩一をホタテパーティに誘う。悪?の総司令がホタテを焼くなww何かシュールw
世界は加藤機関の制圧を受け入れ、抵抗をやめた。現状の維持を願い、想像力を失った人々。パンドラの箱のように、様々な災厄が現われた後、最後の希望は「従うこと」だったんですかね。
加藤は想像を生むためには抑圧が、最大の抑圧のためには生と死を分けるものが必要だと言う。常に人々に死を感じさせ、そこから想像力を生み出させる。今回の「メメント・モリ」はそういう意味でしょうか。
想像力無しでただ生きる人間は、機械と同じ。加藤は人類のファクターになるといい、浩一を仲間に誘いこむ。
台詞からすると、加藤もファクターなんですね。


矢島と絵美
どこかの島の廃墟にて、絵美の浩一に対する気持ちを問う矢島。さらに好きでもないなら離れて欲しいと言う。だが絵美には自分の気持ちが分からない。問い詰められた末に、何故か服が破れましたw
矢島は理沙子のためを思ってそう言ってるんでしょうね。ただ自分の気持ちには嘘をついているようですが。

絵美の気持ち
最初は「運命を恨んだ」絵美。よりにもよって、あの頃の浩一を選んでしまいましたからww それでも今は違う。何のために一緒にいるのか・・・?


美海の決意
御崎町の方は、挿入歌と相まって中々盛り上がってきました。美海にとって浩一は「正義の味方」だったんですね。絵美には負けないという強い気持ちの下、戦いに挑む美海。てっきり宗美とタリスマンが現われていつものパターンになるかとw
理沙子としては、ただ矢島や浩一と一緒にいたかったのかも・・・

浩一の決意
かつての自分のように、力の無い人間、馬鹿な夢にすがる人間の気持ちが、今の浩一には分かる。あの頃のシーンは、この時のために?
そんな人々のために本当の正義の味方になりたいと言う浩一。立派な主人公になって・・・ちょっと残念(え

浩一の言葉を聴いた加藤は、ようやく到着した絵美を引き渡すと言う。親切にルートまで教えてくれました。最後の「妹をよろしく・・・」には少し驚いた。あの2人、兄妹だったのか?絵美は記憶喪失で覚えてないのか?それにしても似てないw
自分を省みず、他人のためだけに行動する浩一を見て、絵美の父親を思い出す加藤。腹違いの妹とかかな。


浩一対矢島
無事に絵美を連れて帰る途中、矢島のアパレシオンの攻撃を受けるラインバレル。これが浩一のためだと矢島。戦ってしまうのか?・・・待てよ、二人乗りということは黒ラインバレルが見れるかも・・・是非戦ってくださいw


感想
浩一と加藤が完全に袂を分かつ話でした。それぞれの思いや決意が示された良話だったと思います。浩一の思いも良いけど、理沙子の想いが切実でした。いつまでも3人仲良く過ごすだけでよかったのかもしれません。誰が誰を守るとか、そんなのは関係無しに。

「メメント・モリ」ですが、さすがにレーザー衛星は出てきませんでしたw 人類を死を感じさせ抑圧する。それが加藤機関自身。けれども、加藤機関の目的がイマイチ良く分からない。世界征服が目的なのか、想像力を生み出させることが目的なのか、結局何をしたいんだろう。


次回予告では浩一・・・というか柿原さんが最低でしたw

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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-02-07 11:20:33
結局想像力なき者は死ね、というのが加藤の論理の肝なのでしょう。ですから前後のセリフから考えても、浩一が加藤の納得のいく形で勝つならそれもまたよし!な感じに聞こえますね。ただ、どっかのミスターBとは別な意味で主人公しか眼中にない感じで、いわれなく淘汰される人はたまったもんじゃないですが。でもそういうところも含めていい悪役ぶりですね。それと日の当たるところで真面目な顔してるとやっぱり結構ハンサム(笑)
原作では浩一のいじめられっ子設定はちょっと取って付けた感じがします。いじめの経験が(スポ根のライバルではなく)悪役に対する真の正義感を揺るぎなく支えるという数回前から見えてきたアニメオリジナルの展開は、個人的にとても好印象ですね。私は、はっきりこういう形で打ち出したものは初めて見ました。ちょっとうそ臭いですが、夢があっていいと思いました。こういうの見たかったのですよ、うそ臭くてもいいから(笑)
矢島はこれと対比され、放映開始当初は年齢以上に大人びて見えたのが、青春のやや遅れてきた動揺にさらされている感じですね。要するに、作劇的に浩一のカッコよさを引き立たせるダシにされて可哀想(汗)なんかいろいろあざといですね、脚本(笑)
城崎一家は、博士と絵美は似ているとまでは言わなくとも親子で納得。というかリアルでは絵美ちゃんにお父さん似ですねと言っても失礼にはならない気がします(温厚そうなナイスミドルですね)加藤は…実はお母さん似?(笑)
もうOKでしょうが、「メメント・モリ」という言葉は原作にも某回のサブタイトルで出てきますね。おそらく公になったのはガンダムより先ではないでしょうか。物語的に持たせている意味は今回と同じで、ガンダムで出たからこっちを変えるわけにはいかなかったろうと思います。ただ、原作では出し方が微妙に違っており、ガンダムの後で原作を見ると、あるいはネタにしたい衝動に駆られるかもしれませんけど…(笑)
それでは失礼します
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失礼しました (westernblack)
2009-02-07 11:22:02
上記投稿しました。名前の入力を忘れていました。
それでは失礼します
返信する
westernblackさんへ (アル)
2009-02-07 21:25:01
こんばんは。

加藤は想像力のある人間を生き残らせ、そこからどうするつもりなのかが気になります。彼のす最終目的が何なのか?何ともクセのある悪役です。日のあるところではハンサムでしたが、倉庫の中では体調が悪いのかと思ってしまいました(汗。

>はっきりこういう形で打ち出したものは初めて見ました
誰かへの憧れや託された想いが、自身の信念を支えるというのは良くありますが、過去の自分というのは珍しいですね。自分の弱さを認めた上で、戦って行く浩一。最初の彼はどこへやら(笑

>作劇的に浩一のカッコよさを引き立たせるダシにされて可哀想(汗)
今の矢島は、過去の浩一を思わせます。
矢島も浩一も、結局は「誰かのために自分を犠牲にする」という同じ正義を持っている気がします。ただ若干自分勝手に見えるのが今の矢島であり、自己中心的だった過去の浩一を感じました。過去の自分との戦いという事で、やはり盛り上げ役になってしまっているような(苦笑

>メメント・モリ
原作にもあったんですか。サブタイトルにネタを仕込んでるのが多いのがラインバレルなので、関連しているのかなと思っていました。私は武梨えり先生の作品で「メメント・モリ」を始めて知りました。ネタにしたいのは・・・サガです(笑

コメントありがとうございました。
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