ひびレビ

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「忍たま25 名作スペシャル」を見て

2017-06-12 07:48:34 | アニメ・ゲーム
 今年の5月初旬に放送されていた「忍たま25 名作スペシャル」の再放送を先日視聴しました。

 今年で25周年を迎える「忍たま乱太郎」の過去放送分から、乱太郎、きり丸、しんべヱの3人がそれぞれ2話ずつ選ぶというもの。
 副音声として彼らを演じる声優さんたちが、作品を見ながら当時を振り返ったり、昔の作品と今の作品の違いを語ったりと、楽しい会話を繰り広げていました。考えてみれば3人とも声優さんは女性なんだよなぁ・・・当時は男キャラ=男の人が演じているものだとばかり(汗。話のあらすじを語る高山みなみさんと田中真弓さんに対し、所々抜け落ちている一龍斎貞友さんがリアルにしんべヱっぽくて面白かったです(笑。

 放送されたのは以下の6作品です。

・乱太郎セレクション
「忍術学園入学の段」(1993年)
「ハンサムな・・・の段」(2005年)

 記念すべき第1話と、話題になったハンサム回が選ばれました。第1話で高山さんたちも知らない、今は姿無きクラスメイトがいたり、乱太郎の語尾に「~らん」が着いていたりと、私の知っている乱太郎たちともまた違う雰囲気が感じられました。ハンサムの方は違うってレベルじゃねーぞ!(笑。

・きり丸セレクション
「ドケチの滝の段」(2013年)
「土井先生ときり丸の段」(2011年)

 ドケチで笑い、土井先生で感動する。そんなセレクション。後者はきり丸が土井先生に対し「先生は、どうして僕のこと、気にかけてくれるんすか?」と問いかけるシーンがあります。きり丸は親を亡くしているため、てっきりそれで面倒を見ているものだとばかり思っていましたが、実際はもっと深い思いがある模様。
 土井先生は多くを語らず「まぁ・・・同じような育ち方してるからかな」とだけ答えます。周囲から見れば親子や兄弟にも見える、仲睦まじい関係。それはきっと、きり丸と似たような境遇にあった土井先生がかつて求めたものであり、手に入らないものだったのかもしれません。きり丸が土井先生に救われているだけではなく、土井先生もまた、きり丸に救われている部分があるのかもと思うとグッとくるものがありました。
 「お帰り、きり丸」や、上記の問いに対する「ん~?」が何とも優しい声色で、土井先生の優しさと温かさを感じる素晴らしいエピソードでした。

・しんべヱセレクション
「忍術学園の怖さの段」(2004年)
「しめりけ厳禁の段」(2001年)

 互いにとんでもない勘違いをした回と、上級生が登場する回。前者は何をどうしたらああいった勘違いに発展するのかと(笑。後者は、私にとって上級生というと、滝夜叉丸先輩、不破雷蔵先輩あたりなのですが、こういった先輩もいるんだなぁ・・・と。今ではもっと多いでしょうしね。


 以上、計6作品でした。ラストは「この先放送するお話がみんなの一番になるように、ワタシたち、これからも楽しいお話をい~っぱいお届けしていこうね!」という乱太郎の言葉で締めくくられます。いい言葉だなぁ・・・
 忍たまも今年で25周年。子供の頃に忍たまを見ていて、今は忍たまを作る側になっているという人もいらっしゃるかもしれないと思うと、それだけの間放送されて、愛されているんだなと感じます。

 忍たまは大学生くらいまでは時折見ていましたが、最近はさっぱり見なくなってしまいました。今でも録画して見ようと思えば見れますが、出来ることなら録画して見るのではなく、帰ってきてテレビを着けたら放送しているあの感じを味わいたいと言いますか・・・学校と部活を終えて帰ってきた時、テレビをつけたら「おじゃる丸」共々放送しているあの雰囲気が良いんですよね。

 しかしながら、乱太郎の言葉にもあったように、この先昔見た作品以上に「これは!」という作品に出会えるかもしれません。一つに選べないくらいに、自分の中の一番がどんどん増えていくことを期待しつつ、久しぶりに見てみようかな・・・
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