ひびレビ

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あの驚きはもう二度と?

2017-03-24 08:07:26 | 特撮
 2016年の映画「シン・ゴジラ」のブルーレイを購入しました。

 早速通算3回目となる「シン・ゴジラ」を楽しんだのですが、やはりゴジラ第2形態の初登場シーンのインパクトは強烈ですね・・・本当、あの「何だこいつは!?」感を映画館の大スクリーンで体験できたのはとても良かったです。従来のゴジラとは全く異なる姿かたちをした生き物に、劇中の人々同様に戸惑いを覚えたのももう半年以上前。早いもので。

 今作に登場するゴジラは、第4形態はこれまでの「ゴジラ」に近いものでしたが、第2、3形態は全く異なりますし、更には口のみならず背びれや尻尾の先端からも熱線を放つという従来のゴジラを凌駕する戦闘能力を発揮していました。「ゴジラは熱線を口から放つ」という従来のゴジラを知っている人が見ても、新鮮な驚きがある生物だったと思います。
 これまでも宇宙から飛来する隕石に向けて熱線ぶっ放して命中させたり、空を飛んだりと色々やってきたゴジラですが、最後の意味深な尻尾も含め、今作のゴジラはこれまで以上に予想のつかない生物だったと改めて感じました。

 技術と熱意と希望を結集した最後の作戦が成功した時も、人々は歓喜に沸くのではなく「安堵」に包まれていたように思えます。自分たちのしてきたことが報われた、これでようやく一区切りを迎えられる、これ以上犠牲者を出さなくて済む、核が使われなくて済む・・・そういった、穏やかな喜びに包まれていたように見えました。
 ゴジラを凍結させたからといって、全てが終わったわけではない。むしろここからまた一歩ずつ歩き出していかなければならない。ゴジラと人類は如何にして共存していくか。これからもゴジラと人類の戦いは続いていくのだとも感じたラストシーンでした。

 映画館で第2形態を初めて見た時のインパクトがもう味わえないのは寂しいですが、これからは家で何度でもこの映画を鑑賞できるのは嬉しいところ。いずれ届くフィギュアたちの撮影の際にもお世話になります。
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