両親の頑張らない介護 ~日々のつぶやき~

継父令和2年7月他界、実母要介護4在宅で介護中、義父平成30年4月他界、義母要支援1施設入所

もう少し、今の生活できたのに!!

2017年02月22日 | 主人の両親
文字色今日のタイトル。
これね、義弟が言った言葉です。

「まだ施設に入る人じゃないし、まだまだ出来たはず。
そもそも、今の生活のほうがいいんじゃないの?自由だし。
だいたいね、うちの嫁さんのところから色々野菜とかもやっていたから、
食費だって安く出来た。
これ、普通に買ってたら、今以上出てたのは間違いないね」



ふ~~~~~~~~~~~ん(ーー゛)




昨日ね、義母が入る施設に大型の家具を搬入したのですが、
さすがにね、義母の希望のタンスがね、デカすぎてね、
主人と私だけでは無理でして・・・。



で、義母が言うには、
「今日、最後の買い物を頼んだのよ。
昼ごろ来るんじゃないかしら?」



って言うもんですからね、
主人が慌てて次男にLINEしたんですヨ。
そしたらね、案の定、『既読スルー』です。
まっ、もう慣れっこですが。


でね、昼過ぎに来ましたよ、夫婦でね。
顔を思いっきり引きずりながらの登場ですわ。
次男なんか半分キレ気味です。


で、タンスを運ぶ話をするとブチ切れた。
「はあ?頭おかしいんじゃないの?
こんなボロっちいタンスを運ばなくても、新しいの買えばいいじゃん」



そんなこと、
言われんでも、
分かっとるっつ~の!!(ーー゛)



次男嫁は遠巻きにぼーっと見てるだけ。
そんなの無視して私たちは作業を進めながら、
ブチブチ言う次男を、さっさと運べと言わんばかりに、
主人がタンスを持つように指示。
渋々運んでましたわ。



で、施設に初めて行った義弟。
1年に何回この施設に足を運ぶかさえも不明ですが、
今日は初めて記念日ですね。
家具を入れ帰ってきた義弟が嫁に報告。


「笑っちゃうぐらいのミスマッチ(笑)
すっげーきれいな施設なのにさ、
ぼっろいタンスが入ってさ、きったねえ衣装ケースが置いてあってさ、
新しいベッドにさ、小さい冷蔵庫があってさ、
もうさ・・・・ぐふふふっふ、
ミスマッチも良いとこでさ(笑)」



その話をじっと聞いていた義母。
そしてそんな話を遮るように義母が、


「まだ運んでほしいのがあるのよ。
2階の洋服があるのよね、あとちゃぶ台と、茶箪笥代わりの棚もね。
あとこの釣り棚もいいかしら?」



「これ以上入らないわ!!
荷物に紛れるつもり?
そんなに服を持っていってどうすんだよ。
つーか、どんだけ広いところだと思ってるんだよ!!」



で、ここで次男嫁が自分の旦那をヨイショするためにいい出した。


「そーですよ、お義母さん!!
持っていっても入らなきゃ無駄じゃないですか。
また持ちに来たらいいんだし、物であふれるよりはいいじゃないですか。
とりあえず一旦打ち切りましょ。」




その反撃に更にますます意固地になる義母が、



「全部いるものなのよ!!全部使うの、着るものだし!!
大丈夫よ、入るに決まってるわよ。
タンスも入れたし、衣装ケースも入ったし!!
やーよ、全部持ってくの!!」



この反撃に激怒した義弟。
鬼の形相になり怒り狂う義弟に、腕組してギャーギャー言う義弟嫁。
長男の主人は完全無視。好きに言ってろって感じ。


お互い折れない両者。
話は進みませんょ。で、私がね、しびれ切らし言いました。


「本人が持っていくってものは持っていけばいいんじゃない?!
物に溢れたっていいんじゃない?
だって全部持っていきたいんですもん、だったら持っていき、
気が済むまでその生活したらいいじゃない。
誰も困りませんょ、自分が困るだけ。
で、困ったときに初めて自分が考えるでしょう、
『困ったわ』ってね。

で、その時に初めて要るもの要らないものを選別して捨てればいいんじゃないの?
その時は私が捨てますから大丈夫です。

ね、お義母さん、それでいいんでしょ。
持っていくんだもんね、部屋が狭くなって生活しにくくなりますが、
それでも持っていくなら運びますよ」



そういうとね、次男が、


「そんな無駄なこと!!
入れなくても分かるじゃん、物であふれるぞ!!
頑張って運んで、案の定、溢れて、で、また運んで捨てるの?
バカじゃないの?」



そうしなきゃ、分からない人なんですよ。
で、目の見えないですからね。



その後もゴチャゴチャ言っていたけど無視して私は荷造りです。
居る場所もなければ、施設入所は反対な義弟夫婦は、
あっという間に、何も言わずに帰っちゃった。





帰ったあと、義母がポツッと、
「狭くなるかしら?
荷物多いかしら?」



って言い出したのでチャンスと思い、
「自分の感覚で確認してみたら?
今から行ってみる?施設に。
自分が入れたかった家具が入り、ベッド、冷蔵庫もあるしね」



そう言うと慌てて支度をし始め、
「車出してもらえる?」
と義母。
主人に頼んで3人で行って確認しました。
本人も納得がいったようで、持っていくものをあれこれ限定し始めました。


すると義母が・・・・、
「お洗濯って・・・・誰かしてくれるのかしら?
トイレ掃除は?お部屋の掃除は?」



「トイレ掃除は私がしますよ。
部屋の掃除は今でもご自分でもされているのでやって下さい。
お洗濯は自分でやりたいのなら施設の洗濯機を借りましょうか?
それか、私が洗濯してきてもいいですよ。
どうせ、お義父さんのもやっていた時もありましたから、
頼まれれば別に洗うのは苦ではないですよ」



「トイレ掃除もやってくれるの?
お洗濯も・・・いいのかしら?
なんか、全部やってもらって悪いけど、
お願いしようかしら?」




あれだけ 「全部やる!!」って言っていた義母。
だからね、意地もあったでしょうし、
そもそも、今の生活は限界に来ていたに違いないのです。


誰かに依存し、必ず誰かに身の回りのお世話をしてもらって生活していた人です。
その人がいきなり、1から10まで自分で対処するなんて、
ありえない話です。



自分の通帳も絶対渡さないと言っていた人があっさり主人に渡しました。
「私じゃ無理だから管理してちょうだい」






すこしずつ、教育し直します。
息子の幼少期にお世話になった児童精神科の主治医の言葉が1つずつ蘇ります。



本人もこれから色んな学びをするでしょう。
譲り合い、感謝の気持ち、人の温かさ、人の冷酷さも知り、
自分を振り返り、更に学ぶ。



そこで私がちょくちょく行き、飴と鞭を使い分け、
義母が不安のない、安心できる空間で好きなことをし、
食べたいものを食べ、行きたいところへ行き、
その反面、我慢するところは我慢してもらい、
なるべく話を聞いてあげようと思った。
今一番足らないものだと思うから。




帰ってきて主人がポツッと、
「よくあれだけのこと言われてさ、
なんでこんな風にうちのオカンに接することが出来るの?
僕には出来ないわ」



「それは他人だからよ、
私は継父のときはこんなふうには接することが出来ないから。
だから同じなのよ、私も、同じ。立場が違えば一緒なの!!」





入所したら終わりではないです。
主人にも何度も言ってます。
これからです、ほんと、これからがスタート。
やっとスタート地点に立ったまでのことです。



長くなりましたm(__)m

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4 コメント

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nanohana様 (mitu)
2017-02-22 20:16:51
こんばんは~。
ハーなんかもう疲れてしまいました。
次男さんたちは、面倒も見れないのに未だ施設に入るのは早いと言うのね。どんな頭の中しているのかしらね。

スタート地点に立ちましたね。
遠くから応援していますよ。

こちらもやっと介護士さんには行って貰う事になりましたが、主人は拒否していますが、私の泣き落としでどうにか大丈夫の様です。
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こんばんは (nanohana0202)
2017-02-22 21:24:24
mituさん
応援ありがとうございますm(_ _)m
分かってくれる人がいるだけで、それだけで十分です。
義弟夫婦は自分が歳をとり、自分らの子供に自分らがして来たような扱いをされて、
初めて自分の親のことがわかるのでしょう。(それでも分からず文句を言い続けていそうですが)

どんな場面でも理解出来ない人は居ます。わたしだって分からないことだらけ。
それでもその人の気持ちは理解しようと心がける努力はします。
その努力が全く無いのが義弟夫婦ですね。
主人にも言いました。
「施設に入る今週の土曜日。義弟だけでも来たら少しは脈があるかもね」と。
ちょっと楽しみでもあります。姿勢が分かりますよね。
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nanohana様 (mitu)
2017-03-01 23:31:20
解りましたよ。
今のままでまだ良いと言う気持ち。
お金のやりくりが出来なる事が1番腹が立つのでしょう。【此の事しか腹を立てる理由は無いですね】
親がお金を持つていなければおのずと子供達で出し合って施設のお金を払わなければならないのに。親のお金で高い米買って感謝させるつもりかしら。

主人熱が40度近くなり2月2日に救急車で搬送されましたが熱がさがり夜中に帰されました。
孫が迎えに来てくれたので大助かりでしたが、
また今日夕方から高熱、救急車のお世話になりました全然歩けなくなるのでタクシーは駄目なのです。

初めての病院に搬送されましたが皆さん親切で
何で熱が度々出るのか調べて貰った所、
2月に搬送された病院は熱が下がったと言って何も調べませんでした。

今回の病院で直ぐにいろいろ調べたところ肺も何でもないし心臓も大丈夫と最後に尿ろう感染から出る熱と解り7日間目安に入院となりました。

子供見たく何時も帰るとごろつくのですがこんかいはあきらめたようすです。

何時も飲んでる薬を忘れたので明日また持っていくことになりました。

今日もずーと孫が付いててくれました。
5階の病室に行く道順を何回も孫に復習させられました。(笑)

明日も着いて行ってくれるので心強いです。
何しろ遠い病院なので大変に成りそうです。 


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Unknown (Unknown)
2017-03-02 15:21:08
mituさん
ご主人大丈夫ですか?こんな忙しい時にコメント申し訳ないです。
お孫さん、頼もしいですね。そして優しい。
大きい病院、慣れない場所、病院という独特な場所。
いつも思いますが病院は異空間です。

ご主人、早く落ち着かれるといいですね。
そして病院を通う家族の負担は相当です。
くれぐれも、あまり無理なさらぬように。
気が抜けた時にどっと来ますから。




>親がお金を持つていなければおのずと子供達で出し合って施設のお金を払わなければならない
わたしも実費が発生すること、このあたりは引っかかりますね。
もう三男が入り、ゴチャゴチャです。
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