毎年参加させていただいてますが、今年もまたたいがーさんと一緒に先日行ってきました。
2009
2010
2011
2012
2013年
一応撮った写真を貼り付けます。
この方が文藝春秋の西さんです。
これが↓就位式の連盟のレポートです。
僕の撮った写真よりもはるかにいいし、挨拶の内容も出ています。
第39期棋王就位式の模様
名人戦前夜祭のように人混みで歩けないような状況でもなく、たいがーさんと一緒に渡辺棋王ともゆっくりお話しすることできました。
『おめでとうございます!』と近づいて行ったら、我々のことをちゃんと覚えていてくれたことにまずびっくり。
競馬の話、サッカーの話、ちょっとだけ将棋の話も含め、かなり長いことカジュアルにお話しさせてもらい、最後にたいがーさんと代わる代わるツーショット写真撮らせてもらいました。
渡辺棋王の謝辞です。(連盟HP)
「今期の棋王戦は三浦弘行九段を挑戦者に迎えての五番勝負でしたが、第一局から大熱戦で、3連勝という結果は意外でした。先月30代になりましたが、20代は将棋の知識やタイトル戦の経験を積み重ねる10年でした。30歳からの10年間は、培ってきたことを使って結果を出していかなければならないと思っています。今回の棋王就位の扇子には「一意攻苦」という言葉を書きました。心身を苦しめて努力をするという意味なのですが、自分自身もこの言葉を肝に銘じ、今後も頑張っていきたいです。まずは来年の棋王戦で三連覇を目指したいです。今回の棋王戦五番勝負は第1局新潟から始まり、金沢、宇奈月と日本海側を転戦しましたが、どの場所でもご当地の美味しいものを頂いて、対局も万全の体制で臨め、このような結果を残すことができました。これからも良い将棋を指したいと思います。」
つい最近30歳になったということから、これからの30代の活躍に対する強い覚悟が感じられました。
20代までに積み重ねてきたいろいろな経験を生かして、これからの30代はしっかり結果を出して行く、と。
そして、電王戦におけるコンピュータの進化ということも触れられていました。(戦う意思なのかな?そうじゃないと思うけど。)
そして、来賓祝辞を述べられた文春の西さんともお話しすることができました。
この『勝負心』の担当の編集者の方です。
文藝春秋の西泰志様(連盟HPより)
「私は、渡辺棋王の「勝負心」の本を担当させていただきました。本作りの過程で一番感銘を受けたのは、渡辺棋王の言葉に対する姿勢です。渡辺棋王は謙虚に話をされ、無駄な言葉、派手な言葉を決して使われません。当初、こんなシンプルな言葉ばかりで本になるのかと少し心配になりました。しかし、どんな些細な言葉でもきちんと納得した上で、大事に言葉を使われる姿勢に引き込まれていきました。
「勝負心」の中で、渡辺棋王が「棋士としての自分のピークは何歳くらいだろうか。しかし結局、今の自分がこの先の自分を決めるのだ。今、悔いが残らないように一生懸命やっていれば、勝てなくなった時に、将棋に執着しないですむかもしれない。逆に余力のある30代を送ってしまうと、40代になって成績が落ちた時、自分はまだやれると錯覚してしまうかもしれない。だからこれから迎える30代はとにかく全力を尽くそうと思う。」と書いています。決して派手な言葉ではありませんが、シンプルで力強い言葉です。これから30代の渡辺さんが、この言葉通りのご活躍をされ、さらなる飛躍を遂げられることを信じております。」
西さんは文春社内で、将棋を全く知らないという理由でこの本の担当を任されたそうです。
将棋をあまり知らない人にも読んでもらおうという戦略であるなら、妙手ですよね。
お話しした時も上記の挨拶で話されていた渡辺棋王の言葉の重みについて語っていました。
『普通の言葉ばかりなのだけど、彼が話すと、そこに強い意志があるんですよ。』
西さんもそんなにおしゃべりな方ではないのだけれど、この言葉がズシンと響きました。
渡辺棋王は、あまり表面的なお愛想のようなことは言わないですよね。
切れ味が鋭かったり、ストレートだったりもするけど、確かに言葉に意志が籠ってる。
真剣に何かについて語る時、言葉=意志ということになってしまってる。
適当にごまかしたり、装ったりすることはできなくて、率直な意志がそのまま発する言葉に変わる。
さすが何度も話し合って、この本を作り上げた西さんの分析は鋭いです。
再度、この本を読み返してみようと思いました。
最後にお土産の扇子。渡辺二冠の30代に託した力強い言葉が印象的です。
渡辺棋王、本当におめでとうございました
2009
2010
2011
2012
2013年
一応撮った写真を貼り付けます。
この方が文藝春秋の西さんです。
これが↓就位式の連盟のレポートです。
僕の撮った写真よりもはるかにいいし、挨拶の内容も出ています。
第39期棋王就位式の模様
名人戦前夜祭のように人混みで歩けないような状況でもなく、たいがーさんと一緒に渡辺棋王ともゆっくりお話しすることできました。
『おめでとうございます!』と近づいて行ったら、我々のことをちゃんと覚えていてくれたことにまずびっくり。
競馬の話、サッカーの話、ちょっとだけ将棋の話も含め、かなり長いことカジュアルにお話しさせてもらい、最後にたいがーさんと代わる代わるツーショット写真撮らせてもらいました。
渡辺棋王の謝辞です。(連盟HP)
「今期の棋王戦は三浦弘行九段を挑戦者に迎えての五番勝負でしたが、第一局から大熱戦で、3連勝という結果は意外でした。先月30代になりましたが、20代は将棋の知識やタイトル戦の経験を積み重ねる10年でした。30歳からの10年間は、培ってきたことを使って結果を出していかなければならないと思っています。今回の棋王就位の扇子には「一意攻苦」という言葉を書きました。心身を苦しめて努力をするという意味なのですが、自分自身もこの言葉を肝に銘じ、今後も頑張っていきたいです。まずは来年の棋王戦で三連覇を目指したいです。今回の棋王戦五番勝負は第1局新潟から始まり、金沢、宇奈月と日本海側を転戦しましたが、どの場所でもご当地の美味しいものを頂いて、対局も万全の体制で臨め、このような結果を残すことができました。これからも良い将棋を指したいと思います。」
つい最近30歳になったということから、これからの30代の活躍に対する強い覚悟が感じられました。
20代までに積み重ねてきたいろいろな経験を生かして、これからの30代はしっかり結果を出して行く、と。
そして、電王戦におけるコンピュータの進化ということも触れられていました。(戦う意思なのかな?そうじゃないと思うけど。)
そして、来賓祝辞を述べられた文春の西さんともお話しすることができました。
この『勝負心』の担当の編集者の方です。
勝負心 (文春新書 950) | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
文藝春秋の西泰志様(連盟HPより)
「私は、渡辺棋王の「勝負心」の本を担当させていただきました。本作りの過程で一番感銘を受けたのは、渡辺棋王の言葉に対する姿勢です。渡辺棋王は謙虚に話をされ、無駄な言葉、派手な言葉を決して使われません。当初、こんなシンプルな言葉ばかりで本になるのかと少し心配になりました。しかし、どんな些細な言葉でもきちんと納得した上で、大事に言葉を使われる姿勢に引き込まれていきました。
「勝負心」の中で、渡辺棋王が「棋士としての自分のピークは何歳くらいだろうか。しかし結局、今の自分がこの先の自分を決めるのだ。今、悔いが残らないように一生懸命やっていれば、勝てなくなった時に、将棋に執着しないですむかもしれない。逆に余力のある30代を送ってしまうと、40代になって成績が落ちた時、自分はまだやれると錯覚してしまうかもしれない。だからこれから迎える30代はとにかく全力を尽くそうと思う。」と書いています。決して派手な言葉ではありませんが、シンプルで力強い言葉です。これから30代の渡辺さんが、この言葉通りのご活躍をされ、さらなる飛躍を遂げられることを信じております。」
西さんは文春社内で、将棋を全く知らないという理由でこの本の担当を任されたそうです。
将棋をあまり知らない人にも読んでもらおうという戦略であるなら、妙手ですよね。
お話しした時も上記の挨拶で話されていた渡辺棋王の言葉の重みについて語っていました。
『普通の言葉ばかりなのだけど、彼が話すと、そこに強い意志があるんですよ。』
西さんもそんなにおしゃべりな方ではないのだけれど、この言葉がズシンと響きました。
渡辺棋王は、あまり表面的なお愛想のようなことは言わないですよね。
切れ味が鋭かったり、ストレートだったりもするけど、確かに言葉に意志が籠ってる。
真剣に何かについて語る時、言葉=意志ということになってしまってる。
適当にごまかしたり、装ったりすることはできなくて、率直な意志がそのまま発する言葉に変わる。
さすが何度も話し合って、この本を作り上げた西さんの分析は鋭いです。
再度、この本を読み返してみようと思いました。
最後にお土産の扇子。渡辺二冠の30代に託した力強い言葉が印象的です。
渡辺棋王、本当におめでとうございました
『勝負心』の3大競馬エピソード、「パリ競馬観戦」「移動バスで競馬で盛り上がってひんしゅく」「女将の挨拶中に有馬記念観戦」は、何度読んでも笑えます。
>渡辺2冠ともお話したとは。
そうなんですよ。なかなかない機会ですが、自然な感じでカジュアルにお話しさせていただきました。
>『勝負心』の3大競馬エピソード、「パリ競馬観戦」「移動バスで競馬で盛り上がってひんしゅく」「女将の挨拶中に有馬記念観戦」は、何度読んでも笑えます。
競馬は本当に好きみたいで、僕もかなり好きなのでその話してたら止まらない感じでしたよ。