即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

未来を描く

2011年01月02日 10時50分19秒 | 雑感
バブルの頃、仕事で「わたしの描く21世紀図画コンクール」という企画を担当してました。
読売新聞社主催、某大手ファミレス協賛。

子供たちに未来の夢などの絵を描いてもらい、最優秀賞とかユニーク賞などの賞を決めるコンテスト。

毎年、全国、いや、海外からも含め、10数万点の未来の絵が集まる。
小松左京、星新一、松本零士、落合恵子さんなど蒼蒼たる審査員が真剣に審査する。

宇宙探検、海底都市、巨大な樹の上で生活、人が自由に空を飛ぶ、花やケーキがいっぱいの街、ハンバーグの中に家がある・・・。

それはそれは破天荒で弾けた構想が、力強いタッチで描かれていました。

そして、21世紀がすぐ目の前に迫ってきた、ということもあり、12年も続いた企画でしたが、その役割を終えました。

その頃こんな未来になったらいい、と思っていた21世紀になり、すでにもう10年が経ってしまいました。

あの頃の子供たちの夢は実現に向かって進んでいるのでしょうか?

あの頃絵を描いて応募した子供たちも、もう自分たちの子供もできている年になってるはずです。
おとうさん(おかあさん)はね、こんな未来が来たらいいなあ、と思っていたんだよ。
子供の頃はこんな絵を描いてたんだ。

そんなたくさんの無限大の夢が、本来なら実現されていてもいい時期を迎えてます。

さて、2011年が明けました。

そんな明るい未来予想図に向かって進んでいるのか、はたまた後退しているのか。
政治のせいにするなら、またまた交代させるしかない。

でも最近なんでもそう思うのだけど、人のせいにせず、自分事として考え、できることをやっていくことしかない。

川島さん今年、心にきざむ言葉。という記事で書かれてますし、偶然僕もtwitterで見つけたオノ・ヨーコさんのこの言葉がとても心に響いてretweetしました。

-------------------------------------
あなたのことばは
水に落とした小石が
世界中の海に
ひびくように
永遠に
かけめぐるのです。
その力を、信じましょう。
山をも、海をも動かす
おおきな力

yes

オノ・ヨーコ
---------------------------------------

まあ、おおげさな話でなく、気ままに自由に信じるままを着実にやっていく、ということしかないのでしょうね。
ことばの力を信じて、どんどん響かせていく努力。

皆で、明るい新年にしましょう。

ブログを通じて皆様と交流しつつ、

社会のこと、仕事のこと、将棋のこと、線路のこと、など、あれこれ考えて、楽しく語り合っていきましょう。

そして、次世代への責任も含め、少しでもあの頃の未来の夢の実現に向けて、自分のできることをやりきっていくことしかないのでしょう。

そんなことで、ゆるゆる書いていきますので、変わらぬお付き合いのほど。

では本年もどうぞよろしくお願いします。
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5 コメント

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もしかして (spinoza05)
2011-01-02 11:34:08
星新一さんとお会いになったり
お話しされたりしたことがあるのでしょうか。
もしそうならめちゃくちゃ羨ましいです。
返信する
前へ、すこしでも。 (川島孝之(表参道の小さな広告屋から))
2011-01-03 23:58:46

nanaponさん、あけましておめでとうございます。

さっそくのトラックバック、ありがとうございます。

映画「2001年宇宙の旅(1968年アメリカ公開)」も
「2010年宇宙の旅(1984年アメリカ公開)」も過ぎて、
2011年になってしまいました。

いまが、その「未来」?

今年も、nanaponさんの“不思議のモノリス”の探求を、
楽しみにしています。
返信する
今年もよろしくお願いします。 (nanapon)
2011-01-08 19:44:05
★spinoza05さん、こんばんは。
ご無沙汰してます。

>星新一さんとお会いになったりお話しされたりしたことがあるのでしょうか。もしそうならめちゃくちゃ羨ましいです。

そうですね。会いましたし、多分しゃべったと思いますが、仕事の内容についてだけで、それ以外の雑談的なところまでは行きませんでしたよ。
皆さん、巨匠みたいか方ばかりで、まだ下っ端の域だった僕にはとてもとても。

★川島さん、こんばんは。

>nanaponさん、あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

>映画「2001年宇宙の旅(1968年アメリカ公開)」も「2010年宇宙の旅(1984年アメリカ公開)」も過ぎて、2011年になってしまいました。いまが、その「未来」?

今がその未来とはしっくり来ないというか、そんなはずはないと思えてしまいますよね。

>今年も、nanaponさんの“不思議のモノリス”の探求を、楽しみにしています。

川島さんがうまくおだてるもんだからますます探究心に火が点いちゃって。まあ性分なので今年もやりまっせ!(笑)
返信する
未来 (やや)
2016-05-30 14:56:19
たまたま見つけた過去の記事・・・
突然のコメント申し訳ありません。

小さいころ、
第2回「わたしの描く21世紀」図画コンクールに応募し、
店長賞を頂いたことがあります。

その時頂いた記念メダルは今も大切に持っています。

現在37歳。
その某大手ファミレスグループで勤務しています(^^)

ふと思い出し、
なんとなく検索したらこちらの記事にたどりつきました。

企画担当されていたんですね(^^)


当時、
自分が描いた絵がお店に飾られ、
表彰され金のメダルまでもらって嬉しかったことを今でも思い出します☆

今私たちはその頃の未来にいるんですね♪

わくわくどきどきな不思議な感じです。
ありがとうございます♪


突然失礼しましたm(__)m
返信する
お詫びとお礼 (nanapon)
2016-07-20 10:05:10
ややさん、すっかり遅くなって申し訳ありませんでした。
記事を見つけていただき、コメントいただき、ありがとうございます。
心の底から嬉しいです。
自分が関係していたことがこのように具体的に影響を与えていたなんて、生きててよかった、と心から思います。
そう、その頃の未来にいるのですよね。
いろんな素敵な未来が描かれていましたし、毎年審査会場に並べられた数多くの個性的な未来の創造力には圧倒されたのをよく覚えてます。
関係者にも伝えたいのでもしよろしければメッセージ(左下)いただければうれしいです。
返信する

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