波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

不良定年の原則50【前編】

2011年06月19日 | 日記・エッセイ・コラム

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・信号は無視する(ただし、周囲をよく見て)
・宗教活動、政治活動に関与しない(無常を知り、控えめに生きる)
・妄想に生きる(想像力を喚起する、短歌、俳句…やっぱり川柳だろうな!体質的に)
・名声を求めない(何を今更…。気持ちよく忘れ去られるのにも努力と才能が)
・仕事の話はしない(もう忘れ始めたからしたくてもできない)

・義理の集まりへは行かない(疲れる、金かかる。空気読めてこそ不良定年)
・矛盾を飲み込み二律背反で生きる(自分には優しく、他人のは厳しく)

・腕組みしない(服に皺がつくからね)
・風とともに去る(危ない時は、ひらきなおって逃げちゃう)
・競争しない(わが道を行く、決して他者と自分を比較しない、疲れる)
・裏道で立ち小便する(もらすよりいい。大きい方はなるべく我慢する)
・チャンスがあれば浮気する(一期一浮気。ママヨさんには当然内緒。相手は…公募で)
・とぼける(老人の特権。具合悪くなったらアクビする、すかして放屁する)
・耐える(ほどほどだが、そうしないと嫌われる。そして、自分を惚れ直す)
・ぐれる(とことん堕ちて、地べたから世間を見つめる。姑息にも本ブログの材料に)
・昼間から風呂に(銭湯で一番湯につかる…風呂嫌いだけれど450円の快楽に身を任せる)
・ナンセンスのセンス(理屈っぱく生きるのは愚の骨項。まずは言葉遊びから…さよなら三角、又来て…)
・権威と無縁に(もともと無縁だけれど…もしかして変な背護霊がついていたら怖い)
・ハイカラ主義(身なり良くするのは、不良定年者の基本的心得。アロハは危険)
・バランスに心がける(アンバランスもバランスのうち。これだけで定年まで来られた)
・唯我独尊(自分の世界、うぬぼれにひたる。名刺も職場も無いし、誰にも迷惑かけないし…)
・風狂でいく(そのための読書。吉田兼好や西行にも学ぷ。歯ごたえが大事…風狂だもの。食事は柔らか志向で)
・遊び続ける(遊ぶにはかなりの精神力と好奇心が。何でも、継続が大事だ)
・友人を大切に(共犯者がいてこその活力と情報収集力)              ※次回の【後編】に続く。

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14番目の「」チャンスが~」は、時により「ママヨさんと仲良くなるチャンスを自らつくる」と巧みに差し替える。

以前、カードで預金を下ろそうとした叔母さんの後ろに並んだ。二人しかいない、休みの郵便局だった。立男はまさにこのイラストの風体、夏ドライブの定番フアッションだ。気配を感じ、後ろを振り向いた叔母さん、「これが恐怖の時の顔つき」という表情。カードを抜き取り壁際へ飛びのいた。この早さといったらアナタ、国体選手級の反復横跳びですよ。立男が貯金を下ろし郵便局から出ても、「油断はならない」という顔でこちらを睨んでいた。「不良定年」はまず服装に注意しなければならない。

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