波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

雨の平和通り

2022年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

川のホテルに泊まる。こういう外泊、数年ぶり。用事の合間で靴を買ったが、平和通り(買い物公園)で靴屋探しに苦労。そこらじゅうにあったはずなのに今は『ミッキー靴店』だけしか知らない。「老舗の靴屋は全部無くなり残っているのはうちだけ。この商店街自体も消えてしまうかもしれません」と店の人。道北唯一のデパート、マルカツ(外観以外にその面影はないが)も年内に取り壊すそう。斜め向かいの『梅鳳堂』に並ぶ数店はシャッターが下りていた。この街一番の繁華街でこれ・・・某市駅前商店街の10年以前の雰囲気。寂しいね。

 

食はトンカツ『井泉』。ここに来るのは、家では作れないプロの揚げ物を味わうためだが、カウンター席に座り職人技を見られるのも楽しい。衣の付け方、揚げ方、盛り方、そしてキャベツの千切り、足の先から頭まで気を遣っている数人の職人さんたちが無言で役割分担し合理的に仕事しているのにいつも感心。10人は座れる長い白木のカウンターがいつも清潔なのも気持ちが良い。油を使っていてこれだもの、気の使い方が半端でない。対応してくれる女性が和服でなくなったのは少し残念だったけれど。種類を食べたい波風氏は、牡蛎+海老+海老クリームコロッケ+一口カツ+夏野菜(南瓜)のフライにご飯と味噌汁。ママヨさんはフライが一つ少なくて茶碗蒸し+デザート(焼きプリンの冷製)+珈琲。ご飯とキャベツ(絶品)と味噌汁がお代わり自由(老人だからしないけれど頼んでいる方をいつも見かける)。
満足感いっぱいで三千円と少しって凄いと思う。
2年前、会長がコロナ罹患した時に公表し休業したが(店に入っていないのに)、店の品格を思ったものだ。


加山雄三氏(85)コンサート引退の新聞記事。吉田拓郎氏(76)も年内引退の報。やるだけのことやって幕引きの感、かっこいいね。小学校同級生のマルカツの時計屋さんも引退だろうなあ美深道の駅で売っているパンと牛乳。ここの揚げ立てコロッケを買ったパンで挟み備え付けのソースを垂らして頬張るいつもの素敵な昼食。一昨日140円だったのが昨日150円になっていた牛乳、濃くて甘いよ 「畑はどうなっているかなあ」と旭川から雨の中を急ぐ。鬼灯(ほおづき)の鉢が棚から落ちで割れていた。

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『どん兵衛』箱買い

2022年06月20日 | 日記・エッセイ・コラム

先のコンビニで買った『どん兵衛 鬼かき揚げうどん』。ありそうで無い「うどん&かき揚げ」で、玉ねぎ天大好きな波風氏には天からの贈り物(笑)。公式『どん兵衛の歴史』でも、地元に戻りスーパー、コンビニでも見当たらない。製造中止の不安大、通販で12個まとめ買い。それにしても、カップうどん1個200円超えに驚き。

 

物好きな波風氏はヒシヒシと感じる。物価値上が予想以上で、値段変わらなくても量が少なくなってきた。「円急落135円台 100円ショップ・銭湯 次々閉店」の1面トップ記事(6/14朝日)。年金減額0.4%は少額のようだが減らされ続けられても文句言えず、増額の方法も無く実に不安。コロナによる若い世代の賃金低下が減額理由らしいが、賃金も年金も連続減額で物価だけが上がる理不尽。この国の賃金が30年間上がっていない異常はまだまだ続き、若い人の老後は絶望的。その点で若い人の投票率の低さも大不安材料。昔よりうんと馬鹿げた世の中なのに庶民の声をマスコミは完全スルー。60年代、70年代に若者だったご同輩に期待するしかないのかなあ。

 

う老後だから老後対策のしようがない波風夫妻。株もドルも持ってないし、宝くじも当たらないし(買わないから当たれない)、貧乏な家の出身だから財産分与も無いし、実に清潔な(笑)『年金生活者』暮らし。今大事にしている「人・もの・こと」を最大活用し楽しく暮らす道しかない波風家だが、今の不安も未来の不安も経済というより根本の政治の失敗が原因。コロナやウクライナ問題に隠される失政に騙されるわけにはいかないんだよと、天ぷらかき揚げどん兵衛を食べながら「まだ10個残ってるな」と頭で計算する波風氏であった。


島田雅彦著『優しいサヨクのための嬉遊曲』(福武書店/文庫)、この作家を数冊読み「わからんなあ」なので、出世作の本書を地元図書館に借りに行き無いからと道立図書館からの又貸しとなり本日返却日。無理矢理読了したがやっぱりわからん(苦笑)。村上春樹、髙橋源一郎、古くは吉本隆明と同じく「やっぱりわからん」一群に決定。島田氏がこの3名から評価されていると知り「それはわかる」(笑) 久しぶりのブログ更新、大丈夫ですよまだまだ減らず口叩けますから(笑)、ひたすら食事づくり・読書・畑仕事・波風食堂再開準備してました。今日は、エンドウとバジルの植え付けするかな。

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【出張】車体塗装

2022年06月13日 | 図工・調理

体塗装の腕を見込まれ(笑 まだ1回しか本格的体験はしていません)、ディラー見積もり価格10万円の義兄所有プリウス黒の傷補修。要望は、「見た目で分からないようにして欲しい」、波風氏からは「失敗しても一切責任は負わない、謝礼無しの完全ボランティア」ということで前回訪問時に引き受けた。
傷は画像の赤丸部分、ドアとドアを収める車体の2ヶ所に擦り傷と凹み傷。2日間は雨が降らず気温マアマアということで準備開始。車体カラーを確認し、近所のホーマックで約1万円分の修理用品購入。波風氏のバンパー補修よりは楽そうだが他人の車というのが妙な責任感をいだかせる(笑)。

日目は、最初に洗車しておいてもらった車体の「やっちやった傷」を紙やすりで丁寧に研磨作業。ここで勝負の50%は決まる。パテ埋めし研磨作業で午前終了、これで70%決まる。指先の感覚で周囲との段差が無くスベスベになるようそれはそれは丁寧に作業。家から持っていた野外作業用万能椅子(畑の草取りにも重宝するお風呂用プラ椅子)に座り8時間(半分以上は乾燥時間だから家でゴロゴロ)、お尻が痛い。午後はいよいよ塗装作業。補修用缶スププレー5種類と研磨用紙やすり4種類使う作業だが、これ以前の下地づくりで勝負はほぼ決まってる。ここまでで「これで終わってもいいくらいの出来、嬉しいなあ」と義兄。波風氏は「雨が降りませんように」と祈りながら終了し夕食。
次の日の朝、空がどんより曇りいやな感じ。急いで2000番紙やすり+液体コンパウンド+ワックス塗り。雨がポツポツと降ってきたので、ブルーシートを塀も利用して傘みたく使い「雨にも負けない波風車体塗装社」はがんばりぬく。義兄の喜びようはそれはそれはで、「これで駐車場に気兼ねなく止められる」という言葉に、少し前の俺と同じだと波風氏(5/23ブログ記事『【工作】車体塗装』)は思うのであった。


今回は2ケ所の同時塗装だったから緊張した。「じっくり見なけらばわからない」までにはしたが完成度55%というところ。今回もプロの凄さを実感  波風氏の手作り工作に「車体塗装」が追加されたのは大きい。直さなくても車は動くが乗るたびに気分が悪いのを軽減できるのだから。塗装研磨用のポリッシャーも買ったので作業が大幅軽減。テーブル再塗装にも使えるなこんなことをしていたのでブログ更新できませんでした。車傷補修の手順を裏ブログの方に掲載しておくね。やってみた人、交流しましょう(笑)

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波風食堂前面の薄化粧

2022年06月08日 | 図工・調理

波風食堂を飾ってみる。入り口がインパクト皆無、間抜けな平面なので家形の囲みをつけてみる。柱立てて屋根つける、柱無しで庇という考えだったが、風が吹き抜ける通路で雪がおもいっきり溜まる場所なのでその構想は断念。

何もしないのは負けだから、「ここが波風食堂の入口ですよ的な雰囲気」は何としても残したかった。なにせ10年間考え続けたのだからね。文字通り薄っぺらで安っぽいが「それほど悪くないしょ」という自己満足そのものの工作である。

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生活の中のピカソ

2022年06月05日 | 図工・調理

50年近く前、働き始めた頃の給料で買ったピカソの陶画。3人の少女が踊ることだけに集中しているのを、時を止め一瞬でスケッチしたような不思議な絵。ピカソだからな、で納得させてしまう。

 

押し入れを片付けたら、付属の額が壊れこの陶画と貼付けの下板がでてきた。懐かしかった。前に、知人からいただいた麺のし台に張り付けた。細字で憲法前文を彫ろうとしたが柔らかすぎて駄目だった板。2つあわせて何だか落ち着いた。多分この板も半世紀はたっているはずでその生活感が白黒の絵を包んでいる。


陶画を買った時、ピカソは旺盛に仕事をしていた。良くても悪くても芸術家の全てを体現した画家このごろ本を読んでいない。その分、パチンコに行き6勝1負。玉を弾きながら畑や工作や調理、さらに「幸せとは何か」「欲望に負けない人生」「善と悪」なんて哲学する(笑)変なオジサンに近づいているが貧乏人の陥る小さな運で大きな幸運を手放している感じ。

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