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那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

教育改革について(2)

2013年05月05日 | 世直しのためにどうすべきか
まだこのブログのフォント、小さくて書きにくいですね。ほとんど勘で書いてる感覚です。後でフォントを大きくすることは出来ますが、書く前にフォント変更が出来ない状態。Gクロームをインストールし直したり復元などすると過去の文章が消えるので、粘り強くgooブログの回答を待っているところです。

西村修平さんのメルマガで、酒井信彦の日本ナショナリズム『シナ侵略主義を跳ね返せ』 『月刊日本』2013年5月号 羅針盤 2013年4月22日
http://sakainobuhiko.com/2013/05/post-225.html#extended が紹介されています。
西村さんの活動の最新記事はいつもの通りブックマークからご覧下さい。「主権回復式典」批判です。朝日新聞にも「天皇、皇后両陛下も出席したが、お言葉はなかった」とあり、西村さんは「天皇、皇后両陛下の表情に笑みの欠片さえ窺えなかった」と書かれています。

私は日本は文化大国・技術大国として世界をリードし、功利主義が支配するアメリカに日本の精神文化を教えると同時に、いい意味での大アジア主義を貫くべきという考えです。自国政府を批判し日本と友好的なアジアの人々と対等な立場で連帯するという伝統的な愛国者の立場で、むしろ何人もの在日中国人から「日本と中国は連帯すべき」と言われました(ついでに台湾の独立も認めてくれるといいのですが)。
 突拍子も無い話をすれば、現実味は無いにしても「自共連立政権」が出来たら最強なのに、と空想します。理由は単純で、自民党は最も手強い相手と組むことで嫌でも自浄作用(他浄作用?)が働くと同時に共産党も批判専門野党の立場を超克せざるを得ず、統制経済と自由主義経済が巧く融和されるからです。ちなみに「共産党」というネーミングを変えたら支持率が上がるし自分も投票するのに・・・という声をしばしば聞きます。
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さて、前回の続きです。文科省のHPを見ていたらhttp://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/kaikaku/main4_a1.htm 平成14年から義務教育では完全週休五日制になったようです。心配する父兄の質問に対する文科省の答えは以下の通り。

と書いてコピペしたら、なんと文字と文字の間隔もデタラメな設定になっているので(google日本支社はGWで慰安旅行かな?)簡潔にまとめると土日は体験学習で図書館、博物館、公園等々に行きなさい、との通達です。
 待てよ、と言いたいですね。東大卒業生が中心を占める文科省の官僚自身は土日はガリベン君だった筈。私の同級生もそうでした。体験学習は社会人になれば嫌でも出来るのだから、義務教育の時ぐらいはきっちり学校に通わすのがスジでしょう。これは教員に休みを与えたいのか、愚民化教育を進めたいのか、どう考えても不自然です。体験学習が義務でない以上、小中学生は結局ゲームに夢中になり、難関校を目指す子供たちは塾に行くに決まっていますよね。これも以前、ある教員に質問したら「休日を増やしてスケジュール通りに授業を進めるのは無理。我々も困っている。どうにかならないか」という答えでした。

時短ですら、最初は経営の神様・松下幸之助が試みて成功した制度のようですが、これを逆手にとって「日本人は働きすぎ」と外圧が掛かり、役所と銀行が真っ先にそれを取り入れました。普通の人が役所や銀行に行けるのは土日に決まっているのに何をやっているのかと思います。昔から私は役所民営化論者でした。ドイツのようにボランティア精神が強い人を募り、月収15万程度で厳しい規律を残したまま、交代制で土日も休まず仕事をすればどんなに市民が助かることでしょう。銀行はさらに3時閉店です。倒産するところを血税で助かったことを忘れたのでしょうか?お金やそれに纏わる手続きが動けば動くほど経済は活性化するので、お金が動くのが余程嫌なのか、と思ってしまいます。さらに宗教法人の優遇税制を撤廃すれば消費税を上げる必要はゼロどころかお釣が来る筈です。

大学教育も同じです。
 私が非常勤講師だったとき、学生から「○○先生の授業が面白くない。ノートを読んでブツブツ独り言を言っているだけ」等々の不満をよく聞きました。それは大学教員が「教授法(教え方)」を知らないからです。これは圧倒的に予備校講師のほうが上手です。というのは人気がないと直ぐにクビになるからです。それを指摘したら「私はアカデミシャンだからそんなことはどうでもいい」と開き直った同僚がいた程です。
 要するに親方日の丸と瓜二つの精神構造になって高給と身分保障の上に胡坐をかいているわけですね。「先生と言われるほどのバカで無し」という川柳があります。私はさらに「教授教授と威張るな教授。教授オタクの成れの果て」というザレ歌をHPに書いたら、在日米人の研究者が共感して自分のサイトに引用していました。今でも残っているかもしれません。

あるエピソードを語ります(自慢話です)。私の授業は確か3年目で50人教室から200人教室に移動になって伝説の授業と先輩から後輩に語り継がれました。大学に自分の提案を出したところ拒否されたので「バカらしいから退職する」と宣言したら「辞めないで欲しい」という声が圧倒的でした。今でも学生が書いたレポートや私信をダンボール1箱分ぐらい証拠保存しています。
 また「とにかく学生の映像作品がコンテストに受かるように組織的に支援することが一番大切。そうすれば大学の人気も学生のモチベーションも高まる」という提案に対しても「大学はそういう場所じゃないから」等々、誰も賛同しなかったのに、今見るとそれを売りにしています。これには唖然としました。

もう一つ舞台裏を話します。私の専門は映画研究でしたから具体的にいうと大抵の大学教員は「映画研究者や映画関係のプロは、学生100人いたとして一人出れば大成功」と考えています。事実私は耳にしました。すると残りの99人は授業料をドブに捨てているわけですね。教員から言えばいいカモに過ぎません。私はそうならないように授業を工夫して、映画論のポイントだけはきちんと抑えながら、意図的に総合文化論に変えていました。まず冗談で始まり、名曲を聞かせて解説し、本論に入り、時々脱線しながら別の話題に変えるなど、その技術は中学高校生を教える塾を経営していたときに自然と身につけました。

今の早稲田はダメになった、という話は前にも書きました。その原因の第一は時代のエトスの変化ですが、もう一つはハエヌキでない国立大学の教員が増えたためだと分析しています。早稲田の良さは

①同じ大学を出た先輩が後輩を指導する親身さと名物教授が何人もいたこと。
②地方出身の秀才が集まって、よく遊びよく学びながら、学生同士で切磋琢磨したこと。
 
の二点に要約できると思います。さらに、私が入学したときの早大第一文学部は43倍でほとんどが一発勝負でした。合格発表の掲示を見に行ったら最初の100番まで全員不合格だったことを覚えています。ところが少子化で倍率が落ちたのは仕方ないとしても、付属校(小学中学まで作ろうとしている)の裾野を広げ、一芸入試など所謂AO入試が広がったために①も②も実質的に消えようとしていています。これでは早稲田の魅力がなくなり慶応と同じになってしまいます。

長くなるので名物教授の思い出は別途書くことにして、私が提案する教育改革は

大学を株式会社にして正教員は一定以上の株主になることを義務付けるです。

大学が倒産するときは共倒れになるという危機感が芽生えたらもう少し工夫をするでしょう。ではこれで失礼します。



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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (やれやれ)
2013-05-08 22:06:20
段ボール1箱分あるとは 今だ 過去の記憶に執着してるんだね。禅は 執着を棄てると 一休禅師は言っていたが・・。ナーダピョン 悟ったと 言いながら 執着ばっか。なんだろうね。
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