未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

過保護

2020-02-28 19:18:00 | 稽古
試合前なので少しハードな練習をした今週の少年部。インフル・コロナどこ吹く風でみんな頑張っていましたね。

六甲道教室から出場する子は居ないのですが、弛みきっているので頑張るとはどういうことかと知る為に同じ練習をしてもらいました。

1分半×2のミットと1分半の総当たり組手。言うてもそれだけなのですが途中にガチャリと教室のドアが開きました。目をやると一人の生徒のお婆ちゃま。生徒を呼び止めて「大丈夫?」と言うのです。孫はバツが悪そうに「大丈夫やって!」と追い返そうと試みるも「本当に、大丈夫??」と引きません。

辟易してしまいましたが私から大丈夫ですからと言って出てもらいましたが高学年にもかかわらずいつも付いてきて(そして毎回遅刻)一事が万事あの調子では伸びるものも伸びないだろうなと。自分の心配を優先させて子や孫を頑張らせない人は偶に見かけますが、これが俗に言う優しい虐待というやつですね。

普段練習姿勢に甘えたところの多い子ですが、さすがに稽古終了後お婆ちゃまに怒っておりました(苦笑)折角頑張っているのに水を差されたら腹立つでしょうそら。男としてもかなり恥ずかしいですし。

しかし逆に言うといつもがそれだけヌルく見えているという事。底上げのため六甲道教室は当面ハードな練習をする予定です。



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ベタな京をゆく【金閣寺】

2020-02-25 06:24:00 | 日記
さてお次は息子のお目当て鹿苑寺金閣。同じベタなら個人的には近所の竜安寺が好きなのですが、まだ多分庭を見ても入りたがるだけで意味はないのでシンプルにスゲーと思えるこの寺は子供には好い寺であります。

バイクでピューっと到着。
判り辛いですが大文字焼きの下が駐車場。そして此処だけはバイクも有料です。


バス駐車場はガラガラ。三台しかいません。いつもはギッシリやのにねえ、と仰るお茶を売ってるオバちゃんに息子が捕まり購入する流れに…。家にあっても絶対飲まへんのに。


お札の入場券を戴いてイン。
うーん。金やなあ。1950年に燃える前は金ではなかったと聞いたことがあります。


人を掻き分け良いアングルを求める息子。
これで人が少ないと言うのだから普段は見ちゃおれんでしょうな。

御朱印もありますが御参りとは何か違う気もするしかなり並んでいるので戴かず。向こう三〇年はもうええわ、と言うと息子はイヤや!と言います。なんだか気に入ったようですね(笑)もしや東照宮とかが好きなタイプか。行ったことないけど。


けど雪化粧の金閣寺は一度拝見してみたいもんです。
確かに綺麗なんですが何度も来たいかと言うと…うーん。


そして次は何度も行きたい蓮華王院へGO。



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ベタな京をゆく【伏見稲荷大社】

2020-02-25 02:31:55 | 日記
こないだ行ったばかりですが息子がどうしても見てみたい金閣寺を拝みに再び京都へ。最近妙に寺社仏閣が好きな変わった男です。今回はそんな駆け出し倅のためにベタなスポットを回ります。

朝4時半にセットしていたアラーム。しかしスヌーズを繰り返すこと1時間。結局6時前に起きて1時間遅れで出発。
まずやって来たのは伏見稲荷大社。何年振りでしょう。


外国人観光客のえげつなさから十年近く敬遠しておりましたが今ならちょっとマシなのかなと。実家の愛猫の弔いも兼ねて。8時半頃に着きましたが駐車場は満車で入れない車で溢れております。こんなとこ車でくなよと心の底から思いますが…バイク最強。


御朱印は9時からと聞いていたのでお詣りしてから戴こうと思ったら8時半時点で既にエゲツない行列で開始してるようなので先に戴いておくことに。
字とは面白いものである。


一度小さい時に連れて来ております。が、


千本鳥居を見ても全く記憶にないそうです。歩いて間もない頃だしそらそうか。昔は日曜の昼でも地元の部活の子がユニフォーム姿で走りに来てたりしてましたが今は無理でしょうなあ。


そしてやはりキノコを探してしまう習性。


メチャクチャでかいのが。息子曰く野生のヒラタケ。ほんまかい?


綺麗といいますか何と言いますか。日本の美を感じます。子供でも魅せられる何かがあるのかな。


しかし全てが絵になるハイパーフォトジェニックスポットなもんで急に立ち止まってポーズ決めだす外人には辟易します。変な疲れ方をする。


中腹の休憩スポットでもある四ツ辻で景色に感動しております。
前回は此処まで来て降りたんだったかな。


今回は山頂を目指します。大した高さではありません。


ええ雰囲気の場所があったり不気味過ぎる狐さんが居ったり。


階段が多いのでちょっと疲れたみたいです。
フウフウ言いながら登る人が沢山。とはいえ四ツ辻以降は空いております。


到着。


230m。若者は疲れず楽しく、年寄りも頑張ったら行けるという絶妙な高さなのも人気の秘訣か。


帰りはネコスポットを通り下山。沢山います。
ミイの御魂がどうか安らかでありますよう。


何年か前に山口の元乃隅稲荷へ行きましたがやはり本家の伏見稲荷は段違いです。観光スポットとはいえ霊場といった感じを受けます。


やや拍子抜けした思い出。


3時間ほど回りましたが降りてきたらもの凄い人、人、人。案の定朱印の列は5倍ほどに膨れあがっておりました。来るならやっぱり7時台やなと痛感。次回は必ず4時半に起きようと誓ったのでありました。




































猫の日に。

2020-02-22 15:49:00 | 日記
前回記事で書いていたミイが今日の2時2分に天へと旅立ちました。17歳。奇しくも猫の日に全部2で揃えて。

6kg以上あった体重も4kgを切り、痛みに耐えているのかずっと伏せていたみたいです。
前夜。いつも凛々しい顔してますが辛そうです。

もう一目会いたかったなあ。
会いに行ってもプイとされるんですけど(苦笑)

しかしこの17年間私達家族は彼から色んな形の愛を受け取ったと思います。この子が居たから生まれた笑顔や優しさが幾つあったことか。勿論それはペットに限った事ではなく子育てにしてもそうなのですが、小さな彼らと触れる事で芽生えたそういった感情や感覚を幾分か社会生活の傍らに置いておけるので命は尊いなと思うのです。

明日は京都で寺社仏閣巡りをします。
その中で久しぶりに伏見稲荷へも詣りますからミイがどうか安らかであるよう手を合わせようと思います。

2日前息子が急に高熱を出したのですが昨日今日でケロッと治ってしまったのもあの子が持っていってくれたのかなあ、なんて思ったり。

ミイ、ほんと今までありがとうね。
また何処かで。





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ケッサク

2020-02-20 00:51:00 | 日記
丁度アニメのエアマスターが始まり、マキシマムザホルモンの歌に衝撃を受けていた頃、実家に一匹の猫がやってきました。私はまだ大学生でしたね。

祖母が亡くなった後で父と母が家の掃除をしに行っていたところ屋根裏で朝から夜までずっと鳴いていたと。親猫も帰って来ず、放って帰って何かあっても可哀想なので保護してペット禁制の社宅にやってきたのでした。

それはそれは可愛らしい仔猫で皆が名前を何にしようかと悩んでいるので冒頭のアニメに出てきた猫の名前をとって『ケッサク』と名付けました。

すぐ却下されました。

簡素に母がミイと名付けましたがそれでも暫く私はケッサク、弟は弟で訳のわからん名前(FF5から取ったシルドラ)で呼び、名前が何種もあるイッパイアッテナみたいな状態に。

そのミイ氏がそろそろ天命を全うしようとしております。辛い。17歳と家猫なら少し早めなのかもしれませんが腎臓を悪くしてからはどんどん痩せていってしまいました。それまでは外に出ていくと窓の外で連日唸っていた野良と喧嘩し返り血を浴びて悠然と帰ってくる子でしたのに。(それ以来野良は来なくなりました)
彼らの年月は人間より遥かに残酷です。人間が緩すぎるのでしょうけどね。なのでミイを溺愛する母が意気消沈しております。
母だけに心を許します。

全部で4匹いますが、4番目のココが最近ずっと寄り添っているのだとか。
可愛らしいやないか。

ココは妹が保健所から殺処分前日に引き取ってきたちょっと障害のある猫で年齢不詳です。耳も聴こえません。トイレも憶えませんからオムツをしています(笑)距離感というものを知らんのでいつも誰かにベッタリ。
これには笑った。

猫同士何か感じるものがあるのでしょうか。ココだけは嫌がらず離れないミイも不思議。
彼らの世界にも色々序列とか好き嫌いもあるのでしょうが生きるとは尊いもんだなと炬燵の写真を見て思いました。

出来れば次回帰省まで生きていてほしいものです。どうにか抱っこさしてくれんかなあ。ケッサクと呼んだら反応するのでしょうか(笑)古いデジカメのメモリーカードを漁れば当時の写真があるかもしれないので郷愁に浸ることに致します。



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