未熟者武道記

空手徒然。
二つの戈を止める武を核とし、諸諸と調和して溶け込んで。(いけたらいいな)

組手の構え、よーい

2019-10-22 16:10:13 | 雑感
正道会館時代の末期頃から審査会で起こり始めた変な現象。約束組手等で、

一、お互いに礼
   ↓
二、組手の構え用意
   ↓
三、構えて

の流れ。
大抵の場合、二の時に構えてしまう人が多く出てしまい「まだ用意ですよ」と審査員から仕切直しをされてしまいます。前回の審査会で議題に上がりましたが、確かに変な流れではあります。勿論、一人一人がしっかり聴いてりゃこういう滞りは起きないのですが、流れとしてもだいぶ変だろうというのが個人的な見解。二番は不要です。

基本稽古の前蹴上げにこの『組手の構え』が出てきます。基本稽古は立ち方を指定しますから

組手の構え用意
   ↓
  構えて

で成り立つのです。
しかし組手に関しては構え方は自由のはず。猫足立ちから天地上下の構えまで別に何だって良いのです(初心のうちは指定された方が良いでしょうが)。だから

お互いに礼
  ↓
 構えて

でいいのではないかなと。
そしてそれ言っちゃお終いよ、かもしれませんが、私はそもそも入門当時から『組手の構え』というネーミングについてそらないわと今も思い続けています。基本稽古の前蹴上げの構えを『組手構え』としてしまっているので得も言えぬ違和感を感じてしまうのです。基立ちではいかんのでしょうか。




.


デコとボコ

2019-10-20 19:56:05 | 稽古
尼崎東支部にて一般部審査会を行いました。尼崎からは昇段に2名、二級に1名、四級に1名が挑戦し皆練習の成果が遺憾なく発揮出来たのではと思います。

全体を見ると昇段に臨む茶帯の質が抜きん出ていました。手前味噌ですが2名は尼崎、尼崎東所属の21歳。しっかりしてますね。今、副業で彼らと同い年の子の研修についているのですが覇気の違いに戸惑います。黒帯を締めんとする若者がその辺ののんべんだらりな無気力派遣と一緒の訳がありませんが、180°違いますねえ。

少年部の頃からずっと体の小さかった智加良。
背は伸びましたがボクシングをしているのもあり体重はまだ50kg台。前回、一級を受けた時はその体格差から課題の残る五人組手になり悔し涙を流しましたが今回はそれを十人組手で乗り越えて嬉し涙に変える事が出来ました。私は普段稽古を見ていませんが、それでもあの動きを見れば努力している姿が目に見えるようです。最近は映画撮影や演武にも参加してくれて心強いのです。おめでとう!

そして反対に昔からずっと体の大きかった択実。
この子はキングオブ不器用で力の加減も分からない程でしたので昇級には随分時間が掛かりました。少年部を黒帯で卒業したので一般部は四級からでしたが中学三年間で一度も審査を許可されなかったのは後にも先にも択実だけでした。折れて辞めてしまうかな?とも思いましたが、沢山いた同世代が様々な理由で辞めていくなか択実だけは一番遠いところから自転車で通い続けながらコツコツと努力を重ねて今では立派な全日本選手です。それでも不器用なまま(笑)ですが、驕らず努力を続けているのは黒帯に相応しい姿だと私は思います。おめでとう!

二人の間に立ち十人組手を捌いておりましたが冷静に捌くのが大変でした(笑)沢山いた同期の中で残った二人が揃って晴れて初段となります。支部が違うので二人が一緒に稽古する機会は少ないですが、体格も性格も全然違うこの凸凹な二人が両支部の若い衆を引っ張っていける『人財』となってくれる事を願います。

松井先生の涙から分かる様に愛弟子の頑張りは格別です。次は少年部の審査会ですが、帯以上のものを審査会で掴んでください。





.

ちょうさ

2019-10-14 19:38:43 | 日記
何回忌か分かりませんが法事との事で四国へ行っておりました。申し訳ないのですが全日本大会は欠席しました。しかしうちの親戚は秋に逝ったのが多いのでこの時期に重なりがち(苦笑)

法事前は薪割り。



10月の薪割りは楽です。

が、割っていると越冬準備中?の虫たちがひょっこり出てくるので悪いことしたなあと。


その辺からバッタがやたら出てきますがオンブバッタなんていつ振りに見たかな。

そして買い出しへ。この時期の田舎は臭い…随分久しぶりで忘れてましたが。息子は辛そう(笑)

道中、良い香りがするというサボテンの花をみつけて嗅いでみるものの周りの臭さで「全然わからんわ!」と御立腹。

台風の影響はやはり殆どなし。丁度この頃、正殿の儀で何処ぞの国の王様の世話をするとかで帰国している弟から写真が届きました。

東京から食べ物が消えたそうです。しかし言うても被害はその後CSを見に行く程度。東京の寄せ集め感たるや。そして全国チャンネルでは東京の危機ばかり報道して地方の事には全然触れていなかったのに腹が立ちます。ホンマに一回潰れたらええねんと思いますがね。

閑話休題。
風も雨もなく法事は滞りなく終了。ということで二十年以上振りの祭を観に行くことに。

ちょうさ祭。


若者こんなにおったんかいと思いましたがこの為に帰ってくるんだそうです。

乗る人が漏れなくチンピラorホスト風なのはさておき豪華絢爛。

前に載せてる飾りをフトンと謂うらしいのですが「フトンを平成元年に新調し」と言っていたのが笑えます。儂が幼稚園〜入学の頃ですやん。

夜は派手。



日が変わって帰りのフェリーに向かう道中でもまだ曳いてました。なんか色々懸けすぎ(笑)

私も記憶が殆どないこの時期の西讃。息子は目にも鼻にも刺激的だったようです。うまじ屋のうどん美味かったなあ。



.

In My Life

2019-10-01 16:22:00 | 日記
中学生の頃からビートルズが好きです。所謂ビートルマニアで、それゆえ周りと音楽の趣味は殆ど合いませんでした(笑)B’zだとかGLAYだとか全盛時代でしたから。弟も好きで、中学の留学経験があるという担任にTicket To Rideという曲の歌詞を持ち出して三人称なのに〝My baby don't care〟と言っているのは何故だと質問して困らせていました。英語の勉強にもなりましたね。

高校からは何年も日がな一日ビートルズかS&Gばかり聴いていて、遂には弾きたくなって30万貯めてヘフナーのバイオリンベースを購入し、次はリッケンバッカーのギターとベースを考えていた程でしたが同棲→結婚を機に余り聴くこともなくなり、ベースも売り…しかし最近また生活が変わったからなのか毎日のように聞き直しております。

CDコンポは随分前に壊れましたがApple Musicは便利ですな。


最近リリースされたNEWアビーロードもダウンロード。

弟が留学時代にアメリカから帰国する度にビートルズ関連の土産を持って帰ってくれましたので多分日本では中々レアなCDやDVD、グッズがあります。


但しほぼ聞き取れない…

ファンあるあるとして一番好きな曲を決めかねる、というのが有ると思うのですが、私はこんな歳になったのもあるのかIn My lifeで固定されています。
聴き始めた頃は二十歳やそこらでこの詞を書くのかとジョンレノンの才能に惚れ惚れしましたが四十を前にしても響き続けています。ピアノの練習を再開したのもこれを弾きたいからでした。すっかり忘れてましたけど。

楽器屋の前を通るといつもバイオリンベースを探してしまうのですが最近こんなのを見かけました。

色違い。バッタもんかと思ったらヘフナーのです。しかも偉い安い。私が買った当時のグレコだかどっかのバッタもんより安いんちゃいますの。

しかし楽器好きな後輩曰く此れは中国製。バッタもん中のバッタもんやないかい…どういう事?ま、何にせよ音鳴らなさそうなんでやめときましょう。いつかまたビートルズモデルの楽器を手にすることを夢みておる次第です。

そして今日も聴きながら寝るのでしょう。



.