普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

何とかならなぬのか民主党

2012-01-05 15:32:47 | 民主党
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 私はは余所様のブログ上の意見は殆ど批判したり、引用はしないほうですが、阿比留瑠比さんの記事にはとても引っ掛かるので、彼がプロの新聞記者だと勝手に理屈を付けて、一部引用させて頂きました。
[小沢さんを巡る余り良くない話]
 産経新聞がマクロミル社の協力を得て、「あなたがリーダーにしたくない人を1人挙げ、その理由を書いてください」という質問と言う質問の結果です。
 一位、鳩山由紀夫元首相、二位、菅直人前首相、三位、民主党の小沢一郎元代表
です。

 その理由にも触れていますが、鳩山さん、菅さんは論外として小沢さんの分だけ取り上げました。
小沢氏……「私利私欲的」「不誠実」「男らしくない」「身辺のことしか考えていない」「汚い」「腹黒い」「信用性がない」「部下に罪を擦り付けている」「胡散臭い」etc
 小沢さんに就いて私の意見を付け加えさせて貰えば、
・あれだけの政界の有力者なのにこれと言った有力な政治家が育っていない
・渡部恒三さん、藤井裕久さん、石井一さんなど過去小沢さんと行動を共にした有力な政治家が皆離れてしまっている
・政治資金規制法の精神に悖っていても、法に触れなければ正しいと考えている
など過去の清濁合わせ呑む政治環境ではともかく、現在では全く受け入れられない存在だと思います。
[マニフェストの総括をしない小沢さん]
・菅さんが社会福祉と消費税増税の一体改革を唱えて、参院選敗北したとき、消費税増税を言ったから負けたのだと批判して自民党も同じ消費税増税を唱えたことも、鳩山さんの普天間問題の大チョンボや、看板の政治主導の行政改革などマニフェストのボロがぞろぞろの敗戦の総括なし。
・そして最近の野田内閣に対しても、マニフェストの原点に帰れと批判しています。
 然し現実は、
・天下り禁止→完了組織の台形化に依る経費増大→出向と名前を変えた天下りの定着化
・「国民の生活が第一」のキャッチコピー実現のため必要な経済政策なし
・埋蔵金発掘不足でばら蒔き政策抑制
などなどボロが続々出ています。
 このマニフェストは小沢さんが代表時代に作られたもので、実行不能の公約を作った最大の責任者は小沢さんです。
 小沢さんは他を責める前に、自分の責任を自ら問うべきだと思います。
 時期が悪くてと政策遂行のための財源が出せなかったと言う言い訳も、野党の当時からの判っていたことです。
[ばらばらの民主党の構成]
 民主党の抱えている問題は民主党内の構成にもあります。
・鳩山さん、小沢さんのような自民党出身者
・鳩山さんのような博愛主義者
・菅さんのような市民運動家、中には岡崎トミ子さんのように公安委員会から眼を付けれている人も
・輿石さんのような日教組出身
・横路さんのような社会党出身者
・前原、野田さんのような松下政経塾出身者
 政権獲得を目指す政権は国をどの方向に導いて行くのか示すべきだと言われます。
 然し自民党出身でも右翼にと言われるひとから、日教組出身者のように左翼と言われる人まで入っている民主党で国の方針どころか、綱領さえ作れずにいますが、その理由は構成を見ても判ります。
 そして民主党は政権を取りました。
 今の状況で民主党の構成をもう少しすっきりせよと言うのは難しいと思いますが、少づつ、そして確実に整理して行く必要があると思います。
 そうでないと今のように党内の議論が別れたときは纏まりが着きません。
 国民がそんな民主党に唯でさえ難しい日本の行方を託すと思うでしょうか。
 それと先のように国民から散々に言われている小沢さんに頼りきるのも考え直すべきです。
 小沢さんはその力で民主党の政権奪回に大きな力を尽くしました。
 私はそれで小沢さんの役目は終わったと思います。
 その証拠が民主党代表選での3連敗です。
 小沢さんの存在が民主党にダーティーのイメージを与えています。
[野党なみのマニフェストの見直し]
 それと小沢さんや鳩山さんの言うように国民と約束であるマニフェスト厳守と言う前に、そのマニフェストが政権党として恥ずかしくないものかを考えるべきです。
・一例を上げると、公務員経費の削減に就いては次のように書いてあります。
 大胆な地方分権等の結果、国家公務員の定数も大幅に減少すること等により、国家公務員総人件費を2割以上削減することが可能になります。
 詰まり、地方分権→国家公務員を地方に派遣→財政が苦しい地方がその経費を持つわけがない→国から地方交付金支給。要するに国の経費は全く減らないことになります。
 現実はこれを国会に持ち出せば、野党から追求されるので、話し合いで
 経済産業政策約20件の内10件が中小企業向けのもので、国全体向けの公約は「ものづくり政策の推進」だけ。肝心の中小企業向けへ発注する大企業への対策はゼロ。
 この点を野党から突かれて、ばら蒔き4Kがそれだと言う始末です。ち
 私が何時も言う事ですが、民主党の公約は野党の公約です。
 政権を取った今、そして仮に何時かは下野しても最大野党として恥ずかしくない公約を作るべきだと思います。

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*追記:
引用した阿比留さんの記事は最後に次のように締めくくっています。
 それにしても、民主党政権がこれだけ失政を重ね、国民にもダメだしされているのに、一向に浮上してこず、国民に期待されない自民党もダメですね。どうも、谷垣禎一総裁に一番、その自覚と危機感がなさそうに見えるし。  私も同じようなことを「自民党の足を引っ張る谷垣さんの発言?」でも書きましたが、何とかならないものですかね。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-01-06 14:48:58
YouTubeにですねー、中野剛志さんと柴山桂太さんの対談がupされてましてー、今朝それを携帯で観たんですがー、面白くってためになる非常にいい対談だと思ったのでー、お勧めします。観てみてはいかがでしょうか。
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