北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

9月3日 外灯回り ウスグロヤガ

2016年10月23日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
9月3日、ライトトラップ後に外灯回りをしました。(道央圏)


マダラウワバの一種
同定できない種類。
こんなにかっこいいのにもったいないですね。



ドロキリガ
広く薄く分布しているのか出会いの少ないキリガ。
ぼろぼろでした。



ヒゲナガカミキリ
足も長いです。



ウスグロヤガ
地味です。
これだけ特徴の少ないヤガは他に知りません。
でも初見として追加できて嬉しいです。
いつ見れるのかなと(出会えること前提で)密かに思っていました。

標準図鑑によると寄主植物はダイズ、インゲンマメ、エンドウ、トウモロコシ、テンサイという道民と舌があうモンヤガの様です。(害虫?)
・自然分布しないダイズの祖先は北海道にも自生するツルマメで野山の草地や河原に生えるという。
・インゲンマメは17世紀日本に伝わりました。
・エンドウは日本に古代ギリシア、ローマ→中国→日本の流れで9、10世紀までに渡来したらしい。
・アメリカイメージのトウモロコシは祖先がわからないらしいですが、原産地はメキシコ等中央アメリカ付近らしいです。
・テンサイ(サトウダイコン、ビート)は学校で日本では北海道の生産量が100%と習ったことで印象深いです。しかし原産地はヨーロッパから中央アジア。

標準図鑑の植物は全て元は日本にない植物でした。
結局この中で北海道に自然分布してるのはダイズの祖先のツルマメのみですが、ダイズ科なら知られていない近縁種にも付くのかな?
道理で外灯回りではなかなか出会わないわけですね。
何はともあれウスグロヤガはやはり畑からの発生が主なのかもしれませんね。(やはり害虫?)



ツマグロナミシャク
3頭確認。



トビスジコナミシャク
数頭確認。
ピントはバッチリ。
でもフラッシュの光が偏っていてダメダメな写真になってしまいました(;^_^



タンボオカメコロオロギ♀
ハラオカメコオロギに似ているがこちらは黒っぽい。
今回初見です。
なんでこんなに局地的なんでしょうか。



マエモンフタオ
ぼろぼろの初見蛾。



マダラツマキリヨトウ
この仲間は本種のみしか見たことありません。



ムラサキトガリバ
秋トガリバが出てきましたか。



ヨシヨトウ
夏の終わり頃からで、晩秋に増える秋の蛾。



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