北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

19.8.31 道内のタバコガ・シロホシキシタヨトウ・ハガタクチバ・ハコベヤガ

2019年11月20日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
北海道南西部(道南)でライトトラップ&糖蜜トラップを行いました。(2019年8月31日)


ハガタクチバ
南方系です。
シラフクチバ系も飛来し、とても紛らわしかったです。



シロホシキシタヨトウ
北海道では少ない(道南では分かりません)というシロホシキシタヨトウ。
僕が今まで本種だと思っていた個体はどうもエゾの方みたいなので今回が初見です。


この個体の特徴は後翅の黄帯がエゾキシタよりも細く、外縁が角ばらず全体的に丸っこいということが確認できます。
シロホシキシタヨトウは前翅前縁の基部を中心に緑色がかる傾向があるということで、今回その特徴も確認できました。



タバコガ
初見。
北海道ではオオタバコガが各地で普通。
近似の本種は少ない様です(道南では分かりません)。
前翅亜外縁線の後縁よりの部分がオオタバコガと比べギザギザが大きくて明瞭。
後翅が前翅よりもさらに黄色く、黒帯がオオタバコガよりも細かった(採集し確認)。
という点からタバコガとしました。

ちなみにこの日オオタバコガも数頭飛来していました(未採集)。



ハコベヤガ
この秋の目標でした。
2頭飛来。
実はここで撮れるという根拠のない自信があったのでなお嬉しい。



エグリヅマエダシャク
数頭飛来。
道内でも南部では特に珍しい種ではない様に感じます。



マタスジノメイガ
初見だと思ったら2年前苫小牧の湿地でも撮影していました。

・今回の成果
ハガタクチバ 1
タバコガ 1 初見
シロホシキシタヨトウ 1 初見
ハコベヤガ 2 初見
エグリヅマエダシャク 数頭
マタスジノメイガ 1
ヤガ科で3種追加は流石道南といったところです。
糖蜜トラップはあまり蛾が来ませんでした。
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19.8.24 ウスキモンヨトウ

2019年11月09日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
苫小牧市の湿地にてライトトラップを行いました。(8月24日)
ノコスジモンヤガやエゾヘリグロヨトウが来てくれたらと思いましたが駄目でした。


キタクロヤガ



ムギヤガ
キタクロヤガに似ています。



ウスキモンヨトウ
初見。



クロフトビイロヤガ



上からマエジロヤガ、カブラヤガ、シロモンヤガ
カブラヤガいい蛾ですね。



キボシアツバ
湿地でライトをするとチャバネキボシアツバばかりだったので本種の飛来は嬉しい。

・今回得られためぼしい蛾
ウスキモンヨトウ 1 初見 擦れ
キタクロヤガ 1
キボシアツバ 1
ウスキモンは嬉しいですが擦れてました。
キボシアツバは実はライトで見たのは初めてです。
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19.8.3 ウスジロノメイガ

2019年11月05日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
苫小牧市の湿地でライトトラップを行いました。(8月3日)


ウスジロノメイガ
初見です。
クルマアツバの仲間っぽいです。



オオチャバネヨトウ
近くの草などによく止まってくれます。



スジモンカバノメイガ
僕の出会う本種はいつも状態が悪い中、今回はまだましなほうです。

・今回のめぼしい蛾
ウスジロノメイガ 2 初見
湿地は奥が深いですね。
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