北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

自宅にエゾサンショウウオの子供

2018年11月30日 | 庭の出来事
8月25日、連日雨続きで面白くありませんでしたが嬉しいこともありました。
庭に置いてある人工物の下にエゾサンショウウオの子供がいました。


長期の雨で地面が潤っていたため干からびずにここまで来ることができたのでしょうか。
しかし生息地の水辺から自宅まで250メートルくらいあるので、そこまで歩いてこられるのでしょうか。
近所の路上で干からびて死んでいた大人のエゾサンショウウオは見たことがあったのでこの子は運がよかったのでしょうね。



まだまだ小ぶり


動き出しました。
すぐ横に水たまりがあり、そこに入るととても元気に泳ぎ回りました。
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18.8.12 ライトトラップ カワラハンミョウなど

2018年11月27日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
8月12日、胆振地方の湿地でライトトラップを行いました。




ハガタウスキヨトウ
いろいろな場所で見ますが、色彩にここまで濃淡のある個体は初めて見ました。



ゲンゴロウ
ナミゲン。



ムギヤガ
多い。



ホシヒメセダカモクメ
目ぼしいセダカモクメ。
ちょっと色褪せ。



セダカモクメ
もふもふじゃなくてちょっと鱗粉が硬そう。
そしてなんか機械的。



ゴホンダイコクコガネ♀



カワラハンミョウ
ここら辺ではちょくちょく見られます。



ツマグロマキバサシガメ
北海道RED留意種のマキバサシガメでここでは3頭ほど見られました。

・今回見られた所見orめぼしい昆虫(頭数表記のないものは1頭のみの確認)
ホシヒメセダカモクメ

カワラハンミョウ 北海道RED絶滅危惧種
ゲンゴロウ 北海道RED希少種
ツマグロマキバサシガメ 3頭ほど 北海道RED留意種

ここは希少な生き物が多くいつまでも残しておきたい環境ですね。
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18.7.27 ライトトラップ ヤンコウスキーキリガなど

2018年11月23日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
7月27日に小樽市でライトトラップを行いました。
コガネムシ類とギンガ類が非常に多く、他の蛾は少なかったです。


キシタケンモン
黄色を見せてくれたありがたい個体。



ヤンコウスキーキリガ
1頭のみ飛来しました。
何度も見ていますが、今までじっくり撮影してこなかったことに気づきました。
同じフォルムのギンガの中に1頭だけ凝ったデザインの本種が混じると不思議な感じでした。




本種を撮影すると何故かいつもホワイトバランスが崩れ黄色っぽく写ってしまいますが、今回は上手くいきました。


シマカラスヨトウ
オオシマカラスヨトウがいるかもしれないという奇跡はやはり起きません。



多いギンガ。
今年から色々な協力の元、検鏡を行う環境や技術が身についたので少しづつ進めています。



ウスグロヤガ
秋口に見る機会が多くなる蛾。

・今回確認した初見or目ぼしい蛾(頭数表記のないものは一頭のみの確認)
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ヒツジグサにネクイハムシ

2018年11月19日 | 夏の散策日記

8月ヒツジグサの多い湿地にてネクイハムシの仲間を観察しました。( 北海道むかわ町)




ガガブタネクイハムシ
ヒツジグサの葉上に沢山いて、近づいたりしたらすぐに飛んで逃げ、距離のあるヒツジグサの葉に着陸します。
個人的には網で捕るより手で直接行った方が捕りやすかったです。
カルタの札を取る様に上から手でネクイハムシのいる葉を目掛けてバシッと平手のまま押すと葉と一緒に沈むのでそうしたらネクイハムシが濡れて飛べなくなるので後はその個体を手づかみします。
手の届く遠くの位置からいきなり行った方が逃げられにくいです。
慣れると取り逃がしはほぼ無くなり、3頭同時に捕れることもあります。









アシボソネクイハムシ
こちらは少なく2頭のみしか確認できませんでした。
ガガブタネクイハムシよりも大きく色彩は安定しています。
1頭はヒツジグサに訪花していました。
こちらも手づかみですが、ガガブタよりも敏感な様です。

今回の2種は北海道では珍しくはありませんが、なかなかいい刺激になりました。
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18.7.21 ヒメツバメエダシャクなど

2018年11月15日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
7月21日、石狩管内でライトトラップ&外灯回りを行いました。

ライトトラップ




モンキヤガ


ミヤマアカヤガ


オオシモフリヤガ
以下3種にオオハガタヨトウが僕的には夏の山地でのライトトラップの定番ヤガです。

7月19日の鹿追と同じでやはりキベリネズミホソバが大発生している。
これも夏の山地らしい出来事ですが大変です。



ホシシャク
キアシドクガの様な透き通る美しさです。
光に来ているのを何度か見ていますが、日中行動しているのを見たことはありません。



ナカグロヤガ
夏眠前の個体。
秋にまた活動しますが、夏眠がうまいのかホシボシヤガみたいにくたびれることは少ないように感じます。


続いて外灯回り


ベニモントラガ
外灯に飛来しましたが車内で撮影しました。



ヒメツバメエダシャク
稀な種で初見です。
突然この様に想定できない出会いがあるのが蛾を探すときの醍醐味です。



ヒメツバメエダシャクの前翅にヌカカがいました。
ヌカカは突いても微動だにしません。
どうやら翅に刺している様ですが一体何が得られるのでしょうか。



ワタナベカレハ
こちらも稀な種で、ここまで状態のいい個体は初めて見ました。

・今回の初見or目ぼしい蛾(頭数表記のないものは一頭のみの確認)
ベニモントラガ
ヒメツバメエダシャク 初見
ワタナベカレハ

ライトトラップでは数が飛来するにも関わらずめぼしい蛾が飛来しませんでした。
外灯ではライトトラップほど蛾の飛来が顕著ではないにもかかわらずめぼしい蛾が3種も飛来してくれました。
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