北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

自宅の蛾2017 ヤガ類

2018年03月29日 | 庭の出来事
ここ数日の道内は気温が高く越冬キリガの活動ももう中盤くらいでしょうか?色々あって糖蜜や春探しは出来ていませんが、夜中に聞こえてくるハクチョウの鳴き声で季節の移り変わりを感じています。

前に2017年の自宅の蛾を載せましたが、今回はヤガ類に絞って自宅の蛾を一部紹介します。
ヤガ科であること以外は統一性はないです。
ある一箇所に絞って観察を続けるというのは地域の環境を知る上でもとても勉強になりますね。(北海道札幌市 自宅)



オオフタオビキヨトウ
多いヨトウガ。
一度ウスグロキヨトウタイプも飛来しましたが撮影できず。



フタオビキヨトウ
湿地や草原などひらけた場所に多いヨトウガですね。



キバネシロテンウスグロヨトウ
毎年よく見られます。
自宅ではこの仲間では何故か本種のみしか見ていません。
しかし本種は多いです。



クサビヨトウ
コマエアカシロヨトウか本種かは色合いこそ違うもののぱっと見では見分けられません。



ショウブヨトウの一種
多いヨトウ。



シラオビアカガネヨトウ
近所では見たことがありませんでした。
タニウツギに付くので、どこかに植えてあるのでしょうか。
滝野すずらん公園の橋の下で立派なタニウツギが花を咲かしていたのが印象的です。



モクメヤガ
木っ端の様な身なりですが、草原性の蛾でよく飛来してくれました。



リンゴケンモン
近所ではあまり多い蛾ではない印象。



ホシボシヤガ
秋頃にぽつぽつ見られました。
やはりボロボロです。
秋に機材をすぐ片付けたので秋キリガは見ていません。



ミカドアツバ
もっとごちゃごちゃした模様だと思っていました。



フタスジエグリアツバ
コガネムシの多い時期の蛾。



マンレイツマキリアツバ
2か3度くらい飛来しました。
こういう半開きの蛾はどこから撮るのが正解なのか分かりません。





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ヤママユ&マイマイガのお顔 林内でライトトラップ

2018年03月24日 | 夏のライトトラップ ・外灯回り・糖蜜
湿った林内でライトトラップをしました。(2017年8月 札幌市)
蛾には癒し効果がありますね^ ^


ホソバナミシャク



シマヨトウ


キシタミドリヤガ
とても好きなモンヤガ。
普通種でも珍品の様に写真を沢山とります。
キシタミドリヤガ特集


セミスジコブヒゲカミキリ
初見。


確かにコブヒゲですね。
カメラの設定に手間取りうまく写真に残せませんでした。



ヤママユ
もふもふフェチにはたまらない蛾。



マイマイガ♂
ウサミミ具合とお顔がバッチリかわいい。
ヤママユとはまた別な良さがあります。


・この日確認した初見or目ぼしい虫(頭数指定のない種は一頭のみ確認)
セミスジコブヒゲカミキリ 初見
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道北・道東遠方の外灯の蛾

2018年03月17日 | 夏の散策日記
去年(2017年)の7月に道北、道東遠方の際に外灯で確認した蛾たちです。


アカントガリバ
道北の自販機下にて。
海岸のライトトラップにも飛来しました。



ヒメウチスズメ
6月の5度あるかないかの寒い山中で見て以来。
7月の熱い夜でも見られらとはすごいスズメガですね。



クシロツマジロケンモン
北海道東部の蛾らしいのでこの遠方中に是非見ておきたかった種です。
ニッコウケンモンをクロフケンモンほどにした様なケンモンヤガ。



セブトモクメヨトウ
大きめのヤガでセダカモクメのなかでもホソバセダカモクメの仲間に見えます。
多くない様です。



ユーラシアオホーツクヨトウ
現地ではセブトモクメヨトウを小さくしたように見えました。
ライトトラップでよく見た個体よりも小型な様に感じました。



ワタナベカレハ
カレハガと混成していました。
こちらは広く見られる様ですが、数が多くない様です。



ムラサキシャチホコ
まともな個体を見るのははじめて。
縁の薄いシャチホコガでしたが、こんな場所で見ることになるとは驚きです。
珍しくはありませんが、やや局地的な感じがします。



不明アツバ
全く分かりません。
不思議です。


コメント (2)
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大雪山に登ってみました

2018年03月10日 | 夏の散策日記
3月も今日で10日、北海道でもすでにキリガが動き出しているはずです。
最近は風は強いけど暖かくなってきたので来週あたり糖蜜をやってみようと思います。

道北・道東遠方最終日の2017年7月16日、予定にはありませんでしたが、朝の6時過ぎから急遽大雪山に登ってみることにしました。


コメツキムシの一種
メタリックグリーンではなく黒い。
足長いですね。
数個体確認。



サクラソウの一種



ハクサンチドリ
名前だけなら聞いたことのあるラン。
初めて見ました。



カラマツソウでしょうか?
花火みたいで綺麗です。



キガオハラナガハナアブ
珍しめのハナアブだと思っていましたが、沢山見られ、何故か登山者の体にたかってきます。
この行動はとても不思議です。
知識のない人は吸血性のアブだと思ってとても不快に思うことでしょう。
しかしハナアブの仲間なので口で噛むことも刺すことも、勿論お尻でも刺さず一切の弊害はありません。



カラフトルリシジミ
希少なシジミチョウです。


登山道以外は立ち入り禁止のため、この様にいい角度から撮影することは困難なことです。


岩場で休息したところを撮影しました。



とても危険なトラバース(横道)。
5箇所くらい?こんな場所がありました。
滑落したらと思うととても怖かったです。



ダイセツドクガの幼虫
2度見られました。


コマクサ平
名前だけあってコマクサが多く見られます。


高山特有の雰囲気ですね。



ダイセツヤガ
美しいです。高山性のヤガに出会うことがこの登山の一番の目的です。




少し動きましたが記念写真!



コウノエダシャク
高山性のエダシャクで、岩に張り付きじっとしていました。



カワカミハムシ
美味しそうな色のハムシですね。



ハマキガの一種A



ハマキガの一種B



カワカミハムシ
後尾体





ダイセツタカネヒカゲ
赤岳山頂周辺で沢山見られました。



赤岳頂上に到着。
6時過ぎに出発して山頂到着は9時半。
色々じっくり見てきたので遅めですね。

しかし帰り際に雨が降り出しました。
雷も鳴り雨の勢いは増す一方で、登山道はまるで沢のようです。
第2の目的であるウスバキチョウは目撃はしたものの撮影出来ず、高山蛾が飛ぶ時間帯に突入する前に雨が降ったためこれもあまりよろしくない結果に。
しかし早朝からの登山だったのでホシガラスやギンザンマシコ♂やカヤクグリといった高山性の野鳥が見られたのは大きな成果です。
ずぶ濡れで大変でしたが、この経験も貴重ということで、また来年も挑みたいと思います。
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カラフトセセリ

2018年03月04日 | 夏の散策日記

カラフトセセリ 2017年7月13日 滝上町
道北・道東遠方の時、滝上にカラフトセセリを見に行ってきました。





ちょっとした場所に沢山いて流石は外来種といった具合です。
ちっこくてかわいいけど一部(写真の場所では普通)で多すぎてちょっと不気味でした。

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