今日のブログは、盛夏の我が庭を彩る、庭の代表者を名乗る「蓮」を中心に、初めての試みとして水生植物で纏めることにした。
何故水性植物などに拘るのかと聞かれると返答に窮する。 最初に植えたのが「蓮」であり、多い時には10鉢を超えていたから、これがきっかけになって、水生植物にのめり込んだ時期があったのだ。
しかし、興味が薄れ始めた所に昨年の入院とその後の養生で放置したために大きく減少してしまった。鉢植えが全てであったから、手入れ不足は即滅亡に繋がるのだ。
「ハス」 (蓮)
花図鑑:
商品名:西湖
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商品名:「竜飛」
「蓮」は田んぼの土(荒木田土等)を使い、毎年新しい土と入れ替えるために、古い土は庭の植物を植えない通路などあちこちに穴を掘って埋めていたが、その場所が無くなって来た。それで仕方なく、土を赤玉土と腐葉土を同量混ぜて使うようにしたのである、そこに台風が来ると全ての葉を一枚毎に丸めて風を受けにくくするが、それでも風にあおられると、土に粘りがないから、根が動いてしまう。これが原因かは不明であるが、花の咲く数が減少してきた。
蓮の鉢にはボーフラがわき、近所迷惑にもなるので必ず"メダカ"を2~3匹いれているので、化成肥料は使えない。有機肥料も”メダカ”の顔色をうかがいながらの為に、蓮には肥料不足になっているかも知れない。結局、団地での蓮の栽培はかなり無理があるように思い始めたのである。
3月初旬の蓮の植え替えは重労働、重い物を持てなくなった体にはかなり厳しいので、悲しい事だが、あれやこれやあり、これも"老いの身支度”、蓮とのはお別れをする時期に来たのかとも考えている。
「スイレン」 (睡蓮)
花図鑑:
「ミゾハギ」 (溝萩)
花図鑑:
「ギボウシ」 (擬帽子)
花図鑑:
「ギボウシ」は数種類植えているが、葉はそれぞれ特徴があり、斑入りもあっていろいろ楽しませてくれるが、花はこの”薄紫"か"白”しかないのは、他の花と比べてかなり質素と言わざるを得ない。水性植物の花が蓮、睡蓮を除けば、総じて質素であると言う私の持論を代表するような花である。
この花は適度の水が得られれば生きて行けるが、湿地の方が居心地よさそうなので、私の独断と偏見で水性植物の仲間としているのだ。
「コウホネ」 (河骨)
花図鑑:
「ネジバナ」
花図鑑:
この花は野原に自生し、乾燥地でも育つから、普通の人は水生植物とは言わない。しかし、湿地に植えると一層元気を出して育ってくれるので、私は水性植物の一員として大切に植えている。
このブログで紹介してきた我が庭の水性植物としている花には、「エンコウソウ」、「フトイ」、「ヘラオモダカ」、「ハナショウブ」、「カキツバタ」、「ネコヤナギ」、「イチリンソウ」、「トキソウ」、「カキラン」、「ホテイソウ」、「ウチワゼニグサ」、「ヒシ」、「セキショウ」などがあるが、花が咲くに至らない、「アキタアシ」などもある。これらもこれから先は、増える事はなく、自然淘汰(?)される運命にあるようだ。